拳王「話題性に勝てなかった」最終試合はムタvs.中邑 元日武道館会見
最終試合はグレート・ムタvs.中邑真輔となり、拳王は「話題性に勝てなかった」とコメントを出す。24日、ノアが『ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2023』日本武道館大会の記者会見を開催した。グレート・ムタと対戦する中邑真輔のインタビューも到着した。
(試合順)ノア ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2023 1月1日(日祝)日本武道館
■ ノア ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2023
日時:1月1日(日祝)16:00
会場:東京・日本武道館
<配信情報>
ABEMAにて16:00より生配信
【全対戦カード】
<第11試合 ダブルメインイベントII・スペシャルシングルマッチ>
グレート・ムタ VS. SHINSUKE NAKAMURA
<第10試合 ダブルメインイベントI・GHCヘビー級選手権>
(王者)清宮海斗 VS. 拳王(挑戦者)
※第41代王者の3度目の防衛戦となります。
<第9試合・GHCジュニアヘビー級タッグ選手権>
(王者)YO-HEY Kzy VS. 小川良成 Eita(挑戦者)
※第54代王者組の初防衛戦となります。
<第8試合・GHCタッグ選手権>
(王者)杉浦貴 小島聡 VS. 丸藤正道 KENTA(挑戦者)
※第62代王者組の3度目の防衛戦となります。
<第7試合・GHCジュニアヘビー級選手権>
(王者)AMAKUSA VS. 宮脇純太(挑戦者)
※第52代王者の初防衛戦となります。
<第6試合・シングルマッチ>
ティモシー・サッチャー VS. ジャック・モリス
<第5試合・8人タッグマッチ>
船木誠勝 中嶋勝彦 征矢学 大原はじめ VS. X 藤田和之 ケンドー・カシン NOSAWA論外
<第4試合・6人タッグマッチ>
イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. 小峠篤司 吉岡世起 VS. 望月マサアキ 望月ススム 望月ジュニア
<第3試合・6人タッグマッチ>
ニンジャ・マック ダンテ・レオン アレハンドロ VS. 近藤修司 タダスケ Hi69
<第2試合・6人タッグマッチ>
マサ北宮 稲葉大樹 稲村愛輝 VS. モハメド ヨネ 齋藤彰俊 谷口周平
<第1試合・シングルマッチ>
矢野安崇 VS. 小澤大嗣
拳王「本当に悔しいよな。ノアじゃないやつがいちばん最後(メイン)」
全対戦カードは23日に発表されていたが、試合順とセットで24日に明かされた。これにより、GHCヘビー王座戦は“最後から2試合目”となった。
拳王 メインじゃないんだよな。いちばん最後に試合をするのがムタvs.中邑。俺はノアのリングでGHCヘビーのベルトを獲る。ノアのリングでいちばん強い男がベルトを巻く。でも、その闘いがいちばん最後じゃない。本当に悔しいよな。いや悔しいを通り越したよ。ベルトと命を懸けてきた先輩に悪いと思う。
[拳王は先輩レスラーの名前を挙げつつ、深々と頭を下げて謝罪した]
コイツ(王者である清宮)だけが悪いんじゃない。いや俺が悪いんじゃないかと思う。ノアじゃないやつがいちばん最後。“セミファイナル”で必ず奪って、GHCヘビーを一生メインで闘わせることを、この会見で誓います。
(記者に理由を聞かれる)
清宮 お客様が求めるカードがメイン。そこに届かなかったのだと思う。
拳王 俺が会社だったら、話題性だけをとればムタ中邑をメインに持ってこようかなぁって思う・・・わけねぇだろ。でも話題性、あいつらが向き合う、想像できない凄いこと。でも、俺たち、俺が話題性に勝てなかった。これを悔やむしかない。1月1日、会社を俺の闘いで後悔させてやると決意した。
カクトウログで実施したアンケートでは、メインにムタ中邑を期待する声が7割だった。
「清宮海斗vs.拳王」GHCヘビー戦が新たに決定。
元日武道館メインで見たいのは🤳#noah_ghc #MutoFinal
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) November 10, 2022
もちろん話題性はムタ中邑が十分だろう。とはいえムタのコンディションは気になる。あえて最終試合にラインナップされ、これはリミッターを外したムタ中邑が見れる気がしてきた。衝撃的な試合をすることで清宮・拳王に「ムタ中邑戦の後じゃなくてよかった」と思わせる。それがムタ・中邑共通の意気込みに違いない。
なお、武藤敬司、SHINSUKE NAKAMURAが出席しての会見が12月30日(金)に行われる。
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📣12/30【奇跡の一戦・記者会見】開催決定✨✨✨
\『「奇跡」の一戦、ムタ vs SHINSUKE直前記者会見』
■配信
12月30日(金) ごご3時~無料生配信!
YouTubehttps://t.co/4WP7TFeH5a
ABEMAhttps://t.co/2kmMSaONLU■出席者
武藤敬司、SHINSUKE NAKAMURA#noah_ghc #byebyeMUTA pic.twitter.com/RcRGJBZxOq— プロレスリング・ノア |PROWRESTLING NOAH (@noah_ghc) December 24, 2022
中邑真輔「猪木さんの死、武藤敬司の引退・・・これは狭間で起こった奇跡だ」
プロレスリング・ノアが全世界のプロレスファンに贈る初夢カード【グレート・ムタvs SHINSUKE NAKAMURA】奇跡の一戦を直前に控えSHINSUKE NAKAMURAをリモートインタビューで直撃! 2人のスーパースターが最初で最後の遭遇を果たす「時代の狭間で起こった奇跡」を見逃すな!
(インタビューのプレスリリース)
◎ムタ戦が決まった時の気持ちは?
まさかっていうところ。信じられないというのが率直な感想でしたね。まさか実現するとはという気持ち。アイドルでもあり、自分がプロレスラーになる前から見ていますから。僕がプロレスラーになってからはそういう思いはなくなりましたけど武藤敬司とは別人格であり違う世界観とリズムを持った選手だと思っている。
◎グレート・ムタと戦ってみたかった?
それはもちろんありますね。特に最初で最後でしょうし。グレート・ムタもこの世からいなくなるんじゃないかってタイミングですから。自分が動くだけの価値があったんじゃないかと思っている。
◎武藤選手の引退を聞いたときの気持ちは?
一つの時代が次の時代に移り変わっていくんだなという気持ち。
逆に結構しぶといなとは思っていた。僕とIWGP2回やった時も「まだやるのかよ」って思ってたのに。それからまたノアでベルト巻いたり「しぶてーな」って思ってました。
◎日本のファンにどんなファイトを見せたい?
できることなら思いっきり暴れたい。ただ、相手は癖のあるグレート・ムタですから、僕のプロレス人生 最初で最後のグレート・ムタ戦。楽しんで味わい尽くしたいと思っている
◎WWEとNOAHとの違い
ありえないシチュエーションなのですべてが特別。グレートム・タ戦は、今年はいろいろな方が亡くなられたり退陣して、時代の狭間という変化の中で起こり得た奇跡だと思っている。
引退に向かうし最後の試合ではないが数少ない対戦相手の一人として選んでもらったこと、名前を出してもらったことは光栄です。特別という言葉だけだとものすごくチープになるけど時代の狭間の奇跡かなと。
◎武藤敬司が中邑真輔を最後の相手として選ぼうとしていたことを聞いてどう思った?
びっくりですね。直接師弟関係もなかったわけですよ、武藤敬司と中邑真輔は。2回戦って2回僕が負けているわけで、中邑真輔というプロレスラーとしては武藤敬司に良い印象を持てるはずがないんですけど。それを聞いたときに心のどこかに武藤さん自分のことを考えてくれてたというのは意外だなというのと、やっぱり嬉しかった。あの武藤敬司引退の最後の相手に中邑真輔の名前を出すなんて、ガキンチョの頃のファンの気持ちに戻った時に「すごいな俺」って思いました。子どもの頃の俺に「お前すごいぞ」って言ってやりたいくらい。
憧れの存在ではありましたが、プロレスラーになった瞬間から業界の中では敵になると、とんがった態度で若手のころから過ごしてきて。子供の頃アイドルだった武藤敬司にしろ、グレート・ムタにしろ、蝶野正洋にしろ、1レスラーとして敵・競争相手という感じで過ごしてきまして。
武藤さんについても僕は2回負けてるし、若い頃の中邑真輔は若さが故その存在を完膚なきまでにやられたわけですよ。もう二度と来ないであろう接する機会を与えられたんだなと思っています。
◎武藤が居ない今後のプロレス界について
絶えず流れ続けるとは思っています。猪木さんの死もそう武藤敬司という存在がリング上からいなくなるということも一つの大きな流れ。一つの大きな動き・変化ではあるけど抗えない時代の流れですから。受け入れるしかないでしょう。
◎グレート・ムタ戦への自身としての意味
中邑真輔の中に武藤敬司、グレート・ムタを刻む。子供の頃のアイドルでうん十年前は立ちはだかる大きな壁であり、その相手が引退するというのであれば、はなむけに残り試合があるんでしょうが止めを刺しにわざわざ帰ってきてやろうと思っています。