小川良成「ザックの真似だよ」 N-1制した清宮海斗の感謝にまさかの苦言
9月1日、ノアが『N-1 VICTORY 2024』エディオンアリーナ大阪第1競技場大会を開催した。アベマ無料配信にてファンが視聴した。(記事アイコン写真は1・13後楽園)
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(2024年9月4日(水)24時まで受付)
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小川良成「これがなかったら褒めてもよかったけど。試合も武藤さんの真似」
この日にリモート解説として、引退を表明したばかりの小川良成が登場した。
小川良成「(心残りは)多少ある」NOAH解説にサプライズ登場…ファン騒然 引退セレモニーを行わなかった理由にも言及(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース #noah_ghc #n12024 https://t.co/ILOgU6C5CY
— プロレスリング・ノア |PRO WRESTLING NOAH (@noah_ghc) September 1, 2024
メインでは、清宮海斗がGHCヘビー王者のままN-1制覇。初の快挙となる。
清宮「(カイトコールに包まれ)大阪、ありがとうございまーす!! まずはじめに、N-1中、言えなかったことがひとつ。小川(良成)さーん、長いプロレス生活、本当におつかれさまでした、ありがとうございます!! これ本当に、 ただの自分のエゴかもしれないですけれど、今このリングで最後に出した技(アームドラッグ)も小川さんと何度も何度も繰り返し練習をしてきた技です。自分のようなレスラーをゼロからここにくるまでに育ててくださり、本当にありがとうございました!!
今年のN-1ビクトリー、みなさんいかがだったですか!? 本当にいろんなアクシデント、そして台風もあったけど、忘れられない夏になったでしょう!! N-1獲って、GHCも守った。プロレスリング・ノアの頂点は、俺です!! ここからはノアを頂点に俺が持っていきます。清宮海斗にまかせてください!! これからも日本一、いやプロレス界一熱い闘いを見せ続けていきます。オールレベリオン、すべてはノアのために!!」
(清宮海斗が開口一番、小川さんに感謝を述べましたが)
小川「申し訳ないけど、水を差すようですけれども、ザック(ザック・セイバーJr.)とおんなじだね。ザックの真似だよ」
📸大会速報スクロール
⇒https://t.co/uQ61G4jgF0ザック・セイバーJr.は打投極に加え、フォール技も繰り出す。写真2枚目は小川良成(13日に引退発表)の技で、4の字ジャックナイフ固め。勝利後の第一声は「オガワセンパイ、プロレス人生おつかれさまでした」だった。#G1FINAL #G1CLIMAX34 #njpw pic.twitter.com/GZ30UW092i
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) August 18, 2024
(そうですか、そう受け止めますか)
小川「まあ優勝したからね褒めてあげたいけど、これがなかったら褒めてもよかったけど。試合もそう、武藤(武藤敬司)さんの真似。武藤さんのコピー。清宮海斗の試合がないし、清宮海斗の色がないから」
(まあそれはこれからつくっていくものなんでしょうが)
小川「もうこの時点でそういうものをつくっておかなきゃいけなかった。ちょっと水を差して厳しいようなことを言うけど」
(清宮選手の才能を見抜いているからこそまだいけるんじゃないか、そういう心境でしょうか)
小川「そうですね。期待してるし、もっと人の真似しなくてももっと清宮海斗をつくれると思っているから言ってるんで」
(修正する部分はどんな点だと思いますか)
小川「いや、もうあんまり言わない方がいいかなと」
(あえて言わないというのも、そういう育成をされるんでしょうね)
小川「いや本人には後で言いますけれども、ここではもう今は優勝してこんなに喜んでるんで」
(チャンピオンでN-1覇者。やっぱりノアを引っ張っていく責任も)
小川「そうですね。本当に引っ張ってもらわないと困るし」
(清宮選手はトップとして、今までもチャンピオンでしたけれども、N-1を制したことで抜きん出た存在になりましたよね)
小川「そうですね、はい」
(清宮のバクステコメントが入る)
小川「そうですね。言ってた通り本当にトップになってノア引っ張っていってもらわないと困るんで」
(アドバイスしたいことは何か)
小川「いや、あの、後で本人に」
8月、新日本プロレスG1クライマックス決勝でザック・セイバーJr.が師匠・小川の技を使う。制覇後のマイクで小川に感謝の言葉を出したことは記憶に新しい。清宮にとっても感謝の表現だったわけだが、小川は「(決勝での技使用とマイクが)ザックの真似だよ」と直球コメント。「試合もそう、武藤さんの真似」と続けた。
期待があるからの発言であることは補足されたが、師匠からのダメ出しは視聴者にも大きなインパクトとなる。SNS上では「気持ちを代弁してくれた」「小川さんの期待の裏返し」「まわりが便乗するのはいかがなものか」などと騒然。
「武藤さんの真似」とされた技については意見の分かれも。清宮は武藤ムーヴを継承しながらも、シャイニングウィザードに関しては三角跳び式や頭部鷲摑み式でオリジナル化していた。真似という言葉だけでは言いきれず、リスペクトを込めたものという受け止めもあった。それを小川が「真似」と言い切ったことでザワザワが生じた。
アームドラッグで決着した試合だったのに、まさかの展開となってしまう。さりとて、8月の大岩陵平戦では、そのクラシカルな30分フルタイムがノアの未来として賞賛もされた清宮。このあたり話題の転がり方は常に想定外だ。
プロレスは周りを巻き込んでいくキャッチボールであり、サイバーエージェントグループであるノアもネット情報への覚悟は当然ある。そうしたものもひっくるめて闘っていくのがプロレス。王者のままN-1を制しても、清宮の“対戦相手”はまだまだ尽きない。
(全対戦カード)ノア STAR NAVIGATION 2024 9月14日(土)後楽園ホール
9月14日(土)「STAR NAVIGATION 2024」東京・後楽園ホール大会の全対戦カードが決定しましたのでお知らせいたします。
■ノア STAR NAVIGATION 2024
日時:9月14日(土)18:30
会場:東京・後楽園ホール
<配信情報>
ABEMAにて生配信
https://abema.tv/now-on-air/fighting-sports
【NEW決定対戦カード】
<大岩陵平NOAHラストマッチ/シングルマッチ>
清宮海斗 VS 大岩陵平
<GHCナショナル選手権試合>
(王者)佐々木憂流迦 VS 征矢学(挑戦者)
※第11代王者の初防衛戦となります。
<8人タッグマッチ>
HAYATA YO-HEY タダスケ 菊池悠斗 VS AMAKUSA 小峠篤司 大原はじめ 宮脇純太
<6人タッグマッチ>
イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. ガレノ・デル・マル ダガ VS ドラゴン・ベイン アルファ・ウルフ スペル・クレイジー
<6人タッグマッチ>
丸藤正道 杉浦貴 マサ北宮 VS 拳王 アレハンドロ クリストバル
<タッグマッチ>
近藤修司 Eita VS 谷口周平 藤村加偉
【発表済み対戦カード】
<小田嶋大樹デビュー戦・シングルマッチ>
大和田侑 VS 小田嶋大樹