敵は最大の味方なり ワールド初戴冠ジュリア「朱里は私を支えた人」
29日、スターダムが『JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2022』両国国技館大会を開催した。
(大会結果)JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2022 12月29日(木)両国国技館
■ JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2022
日時:12月29日(木)17:00
会場:東京・両国国技館 観衆3,869人(主催者発表)
[PPVアーカイブ 1/1(日)19:00まで配信&1/1(日)23:59まで視聴可]
[投票 スターダム12・29両国 大会ベストバウト投票アンケート受付]
<大会前>
大会前に巡業バスお披露目🚌
木谷オーナー「たくさんお集まりいただきありがとうございます。ファンのみなさんのおかげ、ファンのみなさんのバスです」
岩谷「12年間で初めての専用バス。このバスとともに周ります!」
原田社長「感無量です。これから活躍をみていただきたいです」#stardom 両国 pic.twitter.com/FiOr11t5Xo
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
<第0試合/スターダム・ランブル>
〇ジャイアント
20分53秒 ジャイアント・プレス→体固め
●天咲光由
※スーパー・ストロング・スターダム・マシン、スーパー・ストロング・スターダム・ジャイアント・マシン2人残り
[0]スターダム・ランブル
菊タローがあやしい手の動きで天咲光由を狙う。急所蹴りで難を逃れ、菊タローを退場させてみせた。
コメントスペース「えっ、およびでない!?」#stardom 両国 pic.twitter.com/PJyE0AuZe1
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
[0]スターダム・ランブル
最後はスーパーストロングスターダムジャイアントマシン(どこかで見覚えがある?)まで入り、スーパーストロングスターダムマシンとの2人残り。
20:53アピールによりストロングマシンズが優勝。#stardom 両国 pic.twitter.com/5MLipatkJH
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
<ハイスピード選手権試合>
[挑戦者]
●清水ひかり
9分39秒 ヌメロ・ウノ
〇AZM
[第22代王者]
※AZMが9度目の防衛に成功
[1]ハイスピード
[挑戦者]●清水ひかり
vs.
〇AZM
[第22代王者]※AZMが9度目の防衛戦アクロバティック攻防そして丸め込み合戦を経るが、清水が何度もカウント2.9までAZMを追い込む。両国をおおいにどよめかせたが、09:39腕取りからAZMが極めてV9成功。#stardom 両国 pic.twitter.com/4cmPuDM82J
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
[告知]
4・23横浜アリーナに進出!!#stardom 両国 pic.twitter.com/p2dSYgk3z6
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
<第2試合/プレ・トライアングルダービー>
〇岩谷麻優&羽南&向後桃
12分4秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド
葉月&コグマ&●飯田沙耶
[2]プレ・トライアングルダービー
〇岩谷麻優&羽南&向後桃
vs.
葉月&コグマ&●飯田沙耶くまポーズ攻防も騙し合い!? 12:04岩谷がドラゴン勝利。#stardom 両国 pic.twitter.com/nxfp6KKXWG
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
<第3試合/タッグマッチ>
〇白川未奈&ウナギ・サヤカ
10分13秒 グラマラス・ドライバーMINA→片エビ固め
●テクラ&桜井まい
[3]
〇白川未奈&ウナギ・サヤカ
vs.
●テクラ&桜井まい白川が素顔で戻り、テクラ「ヨカッタナ、キレイニナッタネ」。そのテクラが10:13突き刺されて沈む。白川は英国2人とクラブ・ヴィーナスを結成、Tダービーに参戦へ。ピンクカブキは解散と主張するも、ウナギは未練を見せた。#stardom 両国 pic.twitter.com/DNfBct7BX0
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
<第4試合/ゴッデス・オブ・スターダム王座次期挑戦者決定3WAYタッグマッチ>
〇舞華&ひめか
10分6秒 みちのくドライバーII→片エビ固め
刀羅ナツコ&●琉悪夏
※もう1チームは「MIRAI&壮麗亜美」
[4]ゴッデス次期挑戦者決定3WAY
〇舞華&ひめか
vs.
MIRAI&壮麗亜美
vs.
刀羅ナツコ&●琉悪夏10:06舞ひめが3WAYで勝利をつかむ。次期ゴッデス挑戦者に。#stardom 両国 pic.twitter.com/bvfa6w6gIG
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
<第5試合/スペシャルシングルマッチ>
△林下詩美
15分時間切れ引き分け
△KAIRI
[5]SPシングル
林下詩美
vs.
KAIRI両者のオーラよ。#stardom 両国 pic.twitter.com/nUk5kwZlC2
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
[5]SPシングル
△林下詩美
vs.
△KAIRIダイナミックかつ緻密な攻防だ。KAIRIのスライディングエルボーを林下が下からキックで迎撃。
KAIRIはインセインエルボーで飛ぶも直後に15:00フルタイム。KAIRIはもう1回を示唆する指1本も。#stardom 両国 pic.twitter.com/cC2IVKBUI1
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
<第6試合/アーティスト・オブ・スターダム選手権試合/ハードコアルール>
[挑戦者]
柊くるみ
〇鈴季すず
世羅りさ
15分54秒 ジャーマン
渡辺桃
スターライト・キッド
●鹿島沙希
[第27代王者]
※鹿島&キッド&桃が6度目の防衛に失敗、プロミネンスが第28代王者に
[6]アーティスト
[挑戦者]柊くるみ
〇鈴季すず
世羅りさ
vs.
渡辺桃
スターライト・キッド
●鹿島沙希
[第27代王者]キッドと鈴季がデッドヒートとなる。しかし鈴季が長机に鹿島を突き刺し、連続ジャーマンでトドメ。最後は15:54新王者組が誕生。鹿島&キッド&桃はV6ならず。#stardom 両国 pic.twitter.com/joM8JnVd20
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
<第7試合/ゴッデス・オブ・スターダム選手権>
[挑戦者]
高橋奈七永&〇優宇
15分57秒 ラストライド→エビ固め
中野たむ&●なつぽい
[第25代王者]
※メルティアが3度目の防衛に失敗、高橋奈七永&優宇が第26代王者組に
[7]ゴッデス
[挑戦者]高橋奈七永&優宇
vs.
中野たむ&なつぽい
[第25代王者]メルティアに強すぎる挑戦者が対峙する。#stardom 両国 pic.twitter.com/qDZVRZKCK8
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
[7]
高橋奈七永&〇優宇
vs.
中野たむ&●なつぽい数打つ、回転を加える、全体重かける。連係から崩して投げ!! でも返され、投げられ、、、15:57メルティア陥落。
高橋「チャラチャラしたねーちゃんじゃなかったな。今度は挑戦して来い!!」
舞ひめが2・4大阪での挑戦を要求。#stardom 両国 pic.twitter.com/I4jZYTtQcU
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
<第8試合/ワンダー・オブ・スターダム選手権試合>
[挑戦者]
●梅咲遥
16分33秒 フランケンシュタイナー
〇上谷沙弥
[第16代王者]
※上谷が12度目の防衛に成功
[8]ワンダー
[挑戦者]●梅咲遥
vs.
〇上谷沙弥
[第16代王者]弧を描く梅咲のスープレックスが何度も炸裂、ニアフォールも。上谷は飯伏ムーヴなどで突き放す。16:33飛びつきフランケン、上谷が12度目の防衛に成功。王者で年越しへ。#stardom 両国 pic.twitter.com/O0KXwNxuFT
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
[8]ワンダーつづき
梅咲に上谷「しぶとい、かわいい顔して。また成長したときやりあいましょう」
リングサイドの白川に、万全になった際の防衛戦を約束。次期は「新世代を活性化」で壮麗を指名。
壮麗「チャンスをありがとう。だけどみんな見飽きてるんじゃ? 拍手起きちゃった」#stardom 両国 pic.twitter.com/4D7YL7sz5Q
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
<第9試合/ワールド・オブ・スターダム選手権試合>
[挑戦者]
〇ジュリア
29分51秒 グロリアス式ノーザンライト・ボム→片エビ固め
●朱里
[第14代王者]
※朱里が11度目の防衛に失敗、ジュリアが第15代王者に
[9]ワールド
[挑戦者]ジュリア
vs.
朱里
[第14代王者]選手コールの際のアピール。通常は観客に対してだが、ジュリアは朱里に歩み寄る。朱里もジュリアに歩み寄る。
いざメイン。#stardom 両国 pic.twitter.com/kxaRTYZzP8
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
[9]ワールド
[挑戦者]ジュリア
vs.
朱里
[第14代王者]ジュリアが花道下への奈落式スープレックスなら、朱里が本部席クラッシュを見舞う。赤ベルトを争う両者の針はレッドゾーンを指しっぱなし!!#stardom 両国 pic.twitter.com/HOdoeO2mPz
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
[9]〇ジュリアvs.●朱里
20分経過でジュリアのノーザンをカウント2で返す朱里。ジュリアが朱里の朱世界をカウント2で返すと25分経過。お互いのフィニッシャーをキックアウトするド級の展開にドヨメキ続く。
29:51ノーザン→グロリアスノーザン(リストクラッチ式)でジュリア戴冠!!#stardom 両国 pic.twitter.com/cFSxxRacVW
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
#ジュリア は、ここまでの歩みを支えてくれた朱里に改めて感謝。そして「目を離すなよ!!」。#朱里 はこの1年の経験を幸せなことと表現。そして最強女子への道を口に。
「センダイガールズの橋本千紘!! スターダムに、そして朱里に興味があるなら、1・6後楽園、来場してほしい」。#stardom 両国 pic.twitter.com/QdruAkXzE0— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2022
“コズエンではない英国戦士”2人とともに白川がトライアングルダービー出場へ
<第3試合/タッグマッチ>
〇白川未奈&ウナギ・サヤカ
10分13秒 グラマラス・ドライバーMINA→片エビ固め
●テクラ&桜井まい
復帰戦でいきなり新メンバー2人を帯同した白川未奈。ダンサーなのかレスラーなのかわからずの観客が多かったと思うが、新しい動きを感じずにはいられない入場シーンに注目が高まる。
11月のアゴ負傷で欠場していた。負傷当初の本人コメントからは容姿の変化を気にするくだりもあったが、髪を短く切った以外はすっかり負傷前の白川となった。
随所に格闘技流の構えをブレンド。白川の攻撃が精悍さを増したようにも感じられた。グラマラス・ドライバーMINAで勝利をももぎ取る。
「なぜギャン期に行く前に私に言わなかった?」と吐露したかと思いきや、ウナギにエルボー連打を浴びせる。ピンクカブキは解散へ。
バックステージの白川。帯同したのは英国で声をかけたというのニューフレンド(ザイヤ・ブルックサイド&マライア・メイ)だという。1月シリーズのトライアングルダービー(6人タッグ祭典)に出場を表明した。弾けすぎのヴィーナスがここに。
COSMIC ANGELS(コズエン)にとってこの日は、メルティア陥落とピンクカブキ解散が重なった。それでいて、果敢に立ち向かうメルティアの前のめりさ、負傷欠場をもろともせず新チームを立ち上げた白川の新風は大会のポイントとなった。
字面で「クラブヴィーナス結成でピンクカブキ解散」とするとコズエンが危機的な印象になってしまうが、白川は2選手のことを「コズエンではないがクラブヴィーナス」とした。白川自身はコズエンでもあるのだという。トライアングルダービーで快進撃なるか。
陥落した最強戦士・朱里「センダイガールズの橋本千紘!!」来場要請
<第9試合/ワールド・オブ・スターダム選手権試合>
[挑戦者] 〇ジュリア
29分51秒 グロリアス式ノーザンライト・ボム→片エビ固め
●朱里
[第14代王者] ※朱里が11度目の防衛に失敗、ジュリアが第15代王者に
技から衝撃と気持ちを感じさせる2人。攻防とキックアウトが何度も両国国技館をどよめかせた。
ワールド初戴冠となったジュリア。1年前に朱里と袂を分かったわけだが「朱里はずっと、私のことを支えてきてくれた人。私にプロレスとは何かを教えてくれた人。ありがとう」と吐露する。
感傷に浸ってはいられない。ジュリアはバックステージで全選手に宣戦布告。
敗れた朱里だったが、「センダイガールズの橋本千紘!!」と来場要請となった。どう展開するのか。
感情を技に昇華させて闘うのがプロレスならば、このメインは他試合よりもワンランク上のクオリティがあった。朱里・ジュリアのお互いへの思いは多層化しているに違いない。とはいえ攻撃というのは「憎さ」あるいは「絆」があって見ごたえが増す。
「敵は最大の味方なり」といったところだろうか。投げる、殴る、絞めあげる。見入ってしまう試合をつくりあげているのが、日頃から「男子に負けたくない」というスピリットである朱里・ジュリアだ。この大会のメインというだけではなく、半年分大会のメインにふさわしい一戦だった。