
【追っかけ現地レポート】イマドキ女子の会話は画面越し!? 無観客じゃなかったスターダム
事前申込したうえでのプレス受付で体温計測すると36.8℃でギリギリ。37℃以上は取材お断りの厳戒態勢の中、会場入りしてきました。8日、スターダム後楽園ホール大会は無観客試合。
【🌐見逃し配信中💕】
💎無観客♾大興奮の解説陣😍
【スターダム】ロストディケイド Presents NO PEOPLE GATE-2020.3.8後楽園ホール-【STARDOM】 https://t.co/o1AF6EwV2Z #スターダム #stardom pic.twitter.com/EBXVm85wBK
— スターダム✪STARDOM (@wwr_stardom) March 8, 2020
■ スターダム ロストディケイド Presents NO PEOPLE GATE
日時:3月8日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール
[YouTube配信]最高同時視聴者数11,878人/のべ視聴者数67,182人<第1試合/スペシャル時間差バトルロイヤル>
〇スーパー・ストロング・スターダム・マシン
(24分20秒 オーバー・ザ・トップロープ)
●中西百重&●AZM
※退場順:飯田沙耶、DEATH山さん。、ルアカ、吏南、妃南、キャプテン・スターダム、レイラ・ハーシュ、夏すみれ、スターライト・キッド、小波、中野たむ、下田美馬、上谷沙弥、中西百重&AZM<第2試合>
●スーパー・ストロング・スターダム・マシン
(4分43秒 摩利支天→片エビ固め)
〇刀羅ナツコ(大江戸隊)<第3試合/TCS vs. DDMスペシャルタッグマッチ>
木村花&〇ジャングル叫女(TCS)
(13分10秒 ジャングル・バスター→片エビ固め)
ジュリア&●舞華(DDM)<第4試合/ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合>
[王者チーム]
〇ビー・プレストリー&ジェイミー ・ヘイター(大江戸隊)
(13分45秒 クイーンズ・ランディング)
●渡辺桃&林下詩美(QQ)
[挑戦者チーム]
※プレストリー&ヘイターが初防衛に成功<第5試合/ランバージャックルール>
〇岩谷麻優(STARS)
(17分43秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め)
●鹿島沙希(大江戸隊)

取材陣のマスク姿の中に、日本在住イギリス出身の某レスラーの姿も。

実況席には村田晴郎アナ、獣神サンダー・ライガー、大江慎。

バトルロイヤルには、額に「momo」と記されたマスクマンが入場。

正体は・・・大江慎の奥さんでもある中西百重!! 約6年ぶりの試合。

下田美馬はスターダム初参戦。中野たむとの顔合わせも実現!!

リングサイドでは木谷高明オーナー、相羽あいなさんも見守った。

ドンナ・デル・モンドからジュリア、舞華が堂々の入場。

されど今宵は木村花、ジャングル叫女の意地が上回った。

コスチュームを「青」に戻してきた岩谷麻優。

ヒール転向後は暫定的「黒」コスチュームだったが、この日はしっかりとした新「黒」コスチュームで登場の鹿島沙希。いい感じ!!

岩谷の階段落ちを、実況席陣が振り向いて見守る。

YouTubeのみなさん、コンバンワー(と言った後に画面向こうからの声を受け取ろうとする岩谷)。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、2月18日段階で8日は“無観客試合”と決まっていた。ここのところの後楽園ホール大会は満員が続いていたため、北側センターに花道が設けられたのは久々だった。リングサイドの椅子は並べられないものかと思っていたら、ほぼ通常通りに並べられていた。観客がいないことで“逃げ遅れ”も気にせずに乱闘ができる。南側スタンドでは、岩谷はゲート上からのダイビングボディアタック、キックを食らっての階段落ちを“堪能”。それを追うマスコミの取材も実にスムーズ。
そして後楽園ホール大会は“無観客”ではなかった---。
スターダムの宣伝文句に「かっこ可愛い“イマドキ女子”たちが輝くリング」とのフレーズがある。とすれば、イマドキ女子の会話は画面越し!? 観客のいない後楽園ホールは異常空間のはずだが、意外と普通に試合をしていた感がある。加えて“イマドキ女子”たちはスーパーチャットでのコメント返しをしていた。
オカダ・カズチカがよくカメラの位置を計算して試合をしていると言われるが、スターダムのレスラーたちも、まるで画面向こうのファンと会話しながら闘っているかのようだった。タッグマッチで自チームの奮起を促しつつ観客の手拍子を誘うエプロンバンバンの場面もあった。そこには「今日は観客がいないから」という意識がない。画面向こうにあるファンの手拍子を直感で呼び寄せていたのではなかったか。
他団体よりも早期に中止を決定するだけではなく、大会に対しての入念な準備が感じられたスターダム。ファンサービスの鑑であるわけでが、それ以上に、ボクには「やっぱりプロレスラーというのは素晴らしいなぁ」との思い。
プロレスラーという生き物はそもそも、自身の闘いに対して観客がどういう感情を抱くかをコントロールしている。たとえ姿が目前になくとも、観客の気持ちがわかるんだろう。それが競技とは違うプロレスの面白さ、奥深さ。それでいて、観客が目前にいないことのさびしさも痛烈に感じたに違いない。レスラーと観客の会話がより健全になされる場所、プロレス会場の“完全復活”を願ってやまない。