レインメーカーvs.ラブライバー勃発 変貌した岡倫之「全てを支配する」
新日本プロレスのG1クライマックスが佳境だが、16日、両国国技館大会にあの男が乱入した。
遠征先の英国で「グレート-O-カーン」になった男
それは「オカダ・カズチカvs.ウィル・オスプレイ」の最中だった。
オカダはマネークリップを極めるが、なんとスターダムのビー・プレストリーが登場。そんななか、オカダはツームストンパイルドライバーでオスプレイを突き刺す。
その直後、プレストリーがリングに入ってしまい、浅見レフェリーが厳しく注意。すると、なんと今度はイギリス遠征中のグレート-O-カーンが登場し、リングへ乱入。そして、変型チョークスラムでオカダをKOしてしまう。
ここでオスプレイが復活し、戸惑いつつもオカダにストームブレイカーをお見舞い。そして、片エビ固めで3カウントを奪った。第4試合終了後、-O-カーンはオスプレイの勝利を確認し、笑みを浮かべてうなずく。一方、オスプレイはなおも困惑した表情を浮かべるが、リングを降りると笑顔でプレストリーにキスをする。
ところが、直後にオスプレイはリングへ飛び込み、なんとオカダの後頭部へヒドゥンブレードをお見舞い。そして、ダウンしたオカダに罵声を浴びせると、足で踏みつけてレインメーカーポーズを決めた。
その後、オスプレイはO-カーンに先を譲り、そのあとをプレストリーと一緒に退場。一方、ボロボロになったオカダは、上村とジェイの肩を借り、痛々しい姿で退場した。
※オスプレイは、ビー・プレストリー、グレート-O-カーンとともにバックステージに引き上げてくる。
オスプレイ「驚いたか? ショックだったか? 俺はもうずっと長いことオカダを倒す準備は出来てた。2番目でいる気持ちがお前らに分かるか? 俺はずっとあいつの影に隠れてた。俺が素晴らしい試合をしても、いつだってスポットライトを浴びるのはオカダだった。オカダはブシロードと新日本の顔だ。でも俺だってあいつに全く引けをとってない。今こそ変化の時だ。ここでみんなに改めて紹介させてもらおう。イギリスのレスリングシーンを支配し、凱旋帰国したばかりの無敗の男、ザ・グレート-O-カーン! 2年間ぶりに新日本マットに戻ってきた。さぁ言いたいこと全部言ってくれ。」
グレート-O-カーン「見りゃわかんだろ! 侵略開始だ……」
オスプレイ「さっきはナイスなサポートありがとな。それからもう一人紹介させてくれ。彼女のことを見たことあるファンも多いだろう。美しいだろう? でも彼女はダンサーじゃないぞ。彼女は外国人選手で唯一、週プロのトップ10女子選手のランキングに入った。過去にはスターダムのタッグ王者だった。俺が『G1』で闘っている間、彼女はスターダムのマットを支配した。ワールド・オブ・スターダムのベルトも手にしたことがある。そして今現在SWA世界王者だ。俺の美しいガールフレンド、ビー・プレストリーだ」
ビー・プレストリー「素晴らしいご紹介ありがとう。私のボーイフレンド、オスプレイは新日本トップのレスラー。いや正確には世界トップのレスラーよ。そして強い男の後ろには必ず、強い女がいるものよ」
オスプレイ「ここで正式に言わせてもらおう。俺はもうCHAOSのメンバーじゃない! オカダに尽くすのなんてもうまっぴらゴメンだ! 俺が中心になって新しいユニットを立ち上げる。よく見とけよ。少しずつ、でも確実に俺の帝国を築く。俺たちはスタートを切ったばかり。興味があるレスラーは俺に連絡してくれ」
(新日本公式)
サプライズ多すぎ。ビー・プレストリーとオーカーン(グレート-O-カーンこと岡倫之)の介入。オスプレイがオカダに反旗。新ユニットが立ち上がろうとしている。
試合後にツイートしたオーカーン「ええ気分じゃ」「全てを支配する」
試合後にツイートしたオーカーン。
ええ気分じゃ
— “Dominator”Great-O-Kharn (@O_Kharn) October 16, 2020
全てを支配する https://t.co/EBVybr24ae
— グレート-O-カーン (@O_Kharn) October 16, 2020
「全てを支配する」に特別な意味はない。オーカーンに変身し、自らをドミネーター(支配者)と名乗ってきた経緯がある。
三森すずこさんネタ以上に気になる 素直さと不器用さを持つ男
岡という男とは!?
レスリング全日本王者・岡倫之がプロレス転向!新日入り表明 http://t.co/mcT6Y07DXP #tospo #njpw pic.twitter.com/gsRUZzpUHK
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) January 8, 2015
みもり〜〜〜ん💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕
最高に可愛いよぉ😍😍😍😍😍😍😍😍😍😍😍😍😍😍😍😍
少女☆歌劇レヴュースタァライト #スタァライト pic.twitter.com/QTJBilSzls— “Dominator”Great-O-Kharn (@O_Kharn) January 6, 2018
【ブログ更新しました】「俺は嫌われていい」場外乱闘から観客を守り、マナー違反客に注意する岡倫之! プロレス会場でいったい何が起きているのか#njpw #プロレス #岡倫之https://t.co/cfCqBdJCnx pic.twitter.com/BYhEKhxkfd
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) May 12, 2018
三森すずこさんと結婚したレインメーカー、三森さんを追いかけていたラブライバーという構図はイジられ続けるだろうが・・・。
三森すずこさんを“奪われた”岡倫之がオーカーンとなってオカダを本当に襲撃 恋人同伴のオスプレイと結託でG1両国初日は大荒れ#新日本プロレス #njpw #G1CLIMAX30 #g130 #三森すずこ #ラブライブ #週刊ファイトhttps://t.co/m7EH3EkLoB pic.twitter.com/IK3NTo0CD3
— 週刊ファイトWeekly Fight (@miruhon) October 16, 2020
それ以上に感情を覆いつくすことができない素直さと不器用さを、岡からはバシバシ感じる。感情をオーカーンとしての言動に昇華させることができるのか。それともオンオフでの別キャラをもって対処するのか。
もちろんレインメーカーvs.ドミネーターなのだが、素としてのラブライバーとしての岡がボクらにはインプットされている。だから記事タイトルは「ラブライバー」とした。突然いなくなった男は、突然に帰ってきた。仮面をしっかり被ることも成長かもしれないが、それだけが成長ではないはずだ。さあオーカーンよ、大暴れしてくれ!!