スポーツ報知「乱入劇に既視感たっぷり」 コロナ期の新日興行批判再び
スポーツ報知と言えば「乱入、反則横行で迷走の新日」との切り口での2月のコラムが印象的だったが、、、
【🌀新シリーズ開幕したが🌀】
渦巻く期待と不満 「乱入、反則横行で迷走の新日」とスポーツ報知#新日本プロレス #njpw #njcattack
オカダ「そんなのプロレスでもなんでもねえんだ」・・・それを見せられているボクらはどうすれば!? pic.twitter.com/LF5NQheDAF
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) February 15, 2021
半年ぶりということになる。14日、「繰り返される新日本プロレスの乱入劇に高まるファンの不満…横浜武道館に響いた抗議の足踏みへの答えとは」と題した記者コラムがネット記事として掲載された。
この1年半の興行がどこか刹那的なマッチメイク、乱入などの安易な刺激策に流れている
無料公開されているが、一部を抜粋する。
(鷹木信悟が)熨斗紙、スライディングラリアットと畳みかけたところでEVILと、そのセコンド役のディック東郷(51)がリングに乱入も、両腕のラリアットで2人まとめて粉砕。裕二郎を必殺のラスト・オブ・ザ・ドラゴンで叩きつけ、3カウントを奪おうとしたところでEVILが再びリングへ。これをKOしようとしたところで東郷が背後から金的攻撃。悶絶する鷹木の姿にレフェリーが裕二郎の反則負けを宣告した。
試合後も奪い取ったIWGP世界ヘビーのベルトで鷹木を殴打したEVILと東郷。倒れ伏した、その頭を踏みつける暴挙に観客たちは会場の床を踏み鳴らす足踏みで猛抗議した。
(中略)
EVILは7・25東京ドームでもベルトを死守した直後の鷹木を急襲。EVIL(変型大外刈り)で失神KOしていただけに横浜でも繰り返された乱入劇に私も既視感たっぷり。正直「またか」と思ってしまった。
同時にアリーナ席の片隅に記者席が設けられていたため、EVILと東郷の乱入の瞬間に観客たちがついたマスクの奥のため息も確かに聞こえてきた。
だからこそ、試合後の観客たちの静かな怒りも伝えようと、「鷹木信悟、高橋裕二郎に反則勝ちも乱入・EVILに激怒『絶対、許さねえからな!』」と題した速報をアップした。この記事には、配信直後から多くのファンからのEVILらの乱入劇への怒りのコメントが集まった。
「EVILの乱入は飽きました。観客を無視し過ぎると、新日自体がヤバくなるのでは?」
「鷹木との一騎打ちまでEVILの乱入は続くのでしょうが、高いお金を払って、それを見せられるファンはたまったもんじゃないし、もう、とっくに飽き飽きしている」
「新日はこのコロナ禍で大勢のファンを失った。コロナ禍でスカッとする爽快感を求めているファンに対して、この1年間、乱入、代わり映えのしないマッチメイク、グダグダなタイトルマッチで迷走期間に突入している」
批判の声が8割以上。中には「会場に行きたいと思わせないための新日流のコロナ対策だよね?」という皮肉たっぷりの声まで届いた。
(中略)
日本最大、最強のプロレス団体・新日がどれだけ人材の宝庫か、そして感染症対策を施しながら、どれだけ懸命に各大会を運営しているかも知っている。
それだけにコロナ禍に見舞われたこの1年半の興行がどこか刹那的なマッチメイク、乱入などの安易な刺激策に流れているような気がしてならないのが残念だ。
一記者として新日にお願いしたいことは一つだけ。すべてのファンをワクワクさせ、会場に足を運ばせた、あのストロングスタイルの熱さをマッチメイクにしろ、リング上の闘いにしろ、もう一度、取り戻してほしい。それだけだ。
猛暑の夜、横浜武道館で体を震わせたファンの抗議の足踏みだけは、もう聞きたくないから。
(2021年8月14日 繰り返される新日本プロレスの乱入劇に高まるファンの不満…横浜武道館に響いた抗議の足踏みへの答えとは : スポーツ報知)
プレスパスで会場取材しながらこういうアプローチの記事を書くのだから、一線を越えた無念さが記者にあるのだろう。
反則・介入がコロナ以降に始まったわけではないが、限られた試合で印象に残ってしまうのは確か
IWGP世界ヘビー戦のそれぞれの試合のクオリティは高いわけだから、新日本サイドからすれば「しっかり緩急はつけているでしょ」ということなのだろうか。確かに反則・介入がコロナ以降特有のものとして存在するわけでは決してない。とはいえメインどころ、あるいはコロナ禍で5試合などの限られた試合でこれをやるから印象に残ってしまう。
印象から「新日本に足を運んでもつまらない」という風潮が生まれ、コロナ禍で高騰したチケット代がボクらを足止めする。他団体も一律に足が遠のいているわけではなく、新日本の負のスパイラルが止まらない。
なんだかチケット2種類の格差?みたいになってますが、、、こっち側で楽しみたいと思います。#njsst #njpw pic.twitter.com/UtH4xouAfu
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) August 9, 2021
お盆ということで“平日昼”後楽園ホール、四方フルオープンして満員です。まもなく!!#5STARGP #stardom #スターダムhttps://t.co/5M4SxyV8mt pic.twitter.com/OnUGSAfIHG
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) August 13, 2021
カクトウログの毎週の配信でもよく話題になるが、この反則・介入劇の先にある「そういう展開でくるのか、新日本さん、まいりました」を言う準備はいつでもできている。こんなに不満が顕著なのだから、コロナが落ち着いたらとんでもないオチがあるのだろうと信じてはいるのだが・・・。
新日本公式から3週間近く続報がない中で、格闘技ショップへの飯伏幸太出没がツイートされる
7・25当日までギリギリ復帰判断を待ってけっきょく欠場となった飯伏幸太の公式からの続報がないことを話題にしたが、、、
【7・2後楽園を最後に欠場中】
飯伏幸太の復帰発表なし 7・25東京ドーム以降2週間続報がない異常事態#飯伏幸太 #新日本プロレス #njpw #njwgs #njsst
これもまた新日本の真骨頂!? 7・25当日までギリギリ復帰判断を待ったのは何だったのか pic.twitter.com/SfWw233xRC
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) August 8, 2021
限られた本人ツイートとのほかに、格闘技ショップへの来店がTwitterで12日に共有された(来店も12日のこと)。
【選手ご来店情報】
現在は新日本プロレスを主戦場とし、ご活躍されている飯伏幸太 @ibushi_kota 選手がご来店くださいました‼️
ご来店、誠にありがとうございます😊#フィットネスショップ水道橋店 #水道橋 #飯伏幸太 #ゴールデンスター #カミゴェ pic.twitter.com/4JPrmwywMC
— フィットネスショップ格闘技専門店 (@fs_kakuto) August 12, 2021
誤嚥性肺炎の重度がボクらにはわからないので、出かけるレベルに飯伏がいることはひとつ安心できる情報。だけれども、あまりにミニマムなアナウンスしかせず「あとは想像してください」という新日流のまわしかたもまた釈然としないものは残り続ける。
このような状況と“西武ドーム2連戦を控える”という日程がまた噛み合わない。新日本にとっては予定していたこともうまくいかない状況だと思うが、当面の迷走は続きそうだ。