ジェイク・リー、TAJIRI、イザナギ退団 全日本50周年イヤーエンド波乱
全日本プロレスと言えば年始の後楽園ホール大会での入団発表が恒例だが、1か月早いタイミングで退団が判明した。8日、全日本からのジェイク・リー、TAJIRI、イザナギの退団が発表となった。
ジェイク「一度しかない人生だからやっぱり挑戦したい」
【全日本】退団のジェイクが理由明かす「一度しかない人生だから、挑戦したい」|東スポWEB
#ajpw https://t.co/0YIJ6gyFG3— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) December 8, 2022
全日本プロレスは8日に都内の事務所で会見し、本紙既報通り元3冠ヘビー級王者のジェイク・リー(33)ら3選手が12月31日付で退団すると発表した。
晴れやかな表情で会見に臨んだジェイクは団体や関係者への感謝を述べてから「50周年までは絶対に会社のためにやっていこうと思っていて、どんな条件でも反対しなかったというか、それに従う形で動いていました。ただ50周年を迎えて周りの状況も変わって、もう一歩前に出ることにしました。一度しかない人生だからやっぱり挑戦したい」と退団の理由を語った。同席した十枝利樹取締役によればジェイクからは数か月前から退団の相談があり、慰留に努めたものの最終的に本人の意思を尊重する形になったという。
今後については明言を避けたが「いろんな人間が外にはいるわけですよ。だからそういった選手とレスリングがしたい。(プロレスを)辞めるとか、そういうのじゃないので」と説明。海外についても「韓国籍から日本籍に入る準備をしていて。いろいろ事情があって韓国には住所がなくて、日本で言う戸籍みたいなものがなくてパスポートを作れずずっと海外に行けなかった。それがうまくいけば13か14日に面接があるので、それが通れば」と日本国籍取得次第パスポートを取り、来春か夏にも海外マットにも挑戦したい意向だとした。
(2022年12月8日 16:56 【全日本】退団のジェイクが理由明かす「一度しかない人生だから、挑戦したい」 | 東スポWEB)
8日朝に東スポが(複数人退団ということを含めて)先行報道していたが、会見で正式に発表された。
ジェイクといえば全日本の主力中の主力であり、宮原健斗との2本柱と言っていい。2021年6月27日の大田区総合体育館における巴戦での三冠ヘビー級王座決定戦での戴冠も記憶に新しい。全日本のイメージの一部であり、退団は驚きだ。
送り出す側となった宮原コメント。
【全日本】ジェイク離脱に宮原がエースの覚悟「ファンには不安に感じることも含めて全てを楽しんでもらいたい」|東スポWEB
#ajpw https://t.co/qNeRDKceWb— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) December 8, 2022
今年に入って新日本プロレス選手からのラブコールもあったわけだが、それが全日本所属期間に結実するわけではないというのも意外だった。
棚橋弘至「ジェイク、新日本に上がって来いよ」
【還暦祭】棚橋弘至「ジェイク、新日本に上がって来いよ」と衝撃提案 ドリームタッグ戦は時間切れドロー #後楽園還暦祭https://t.co/M9mlUhwuKe
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) April 16, 2022
ザックが再タッグを要望、G1出場も推薦。
ドラディション代々木大会(1日)でジェイクと組んだザック「ここ数年、全日本で彼を見ている。特に(宮原)健斗との3冠戦。だから組むのが楽しみだったんだけど、圧倒されたよ」。再タッグを要望、G1出場も推薦。(東スポ)https://t.co/3x6OzzLZR3#ザック・セイバーJr #ジェイク・リー
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 4, 2022
ザック・セイバーJr.は鈴木軍であり、鈴木みのるの重大発表に関連するかどうかにも注目が集まる。
鈴木みのる「鈴木軍、俺たちには、ヤバい、デカい話がある」
「仙台(14日)ですべてを明かしてやろう。鈴木軍、俺たちには、ヤバい、デカい話がある」
最終戦での〝重大発表〟を予告。https://t.co/mHZXaSTekk#鈴木みのる #鈴木軍 #njsjtl #njpw
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 7, 2022
TAJIRI「新たな旅に出ることにいたしました」 イザナギは大阪プロレス専属に
イザナギとTAJIRIも契約満了に伴い12月31日付で退団。イザナギは今年、ゼウス率いる大阪プロレスにタイガースマスクとして出場する2団体所属だったが、来年からは大阪プロレスのマットに専念する。
(2022年12月8日 16:56 【全日本】退団のジェイクが理由明かす「一度しかない人生だから、挑戦したい」 | 東スポWEB)
TAJIRI「本年度の契約満了をもちまして、私TAJIRIは長年お世話になった全日本プロレスを離れ新たな旅に出ることにいたしました。人生はすべて死ぬまでの途中経過です。そして人生はまだ続きそうです。そして、プロレス界はめぐりめぐります。またいつかどこかできっとめぐり会うこともあるかと。それではみなさん、年内のあと2試合どうぞよろしくお付き合いくださいませ。ありがとうございます」
(全日本プロレス公式)
2020年12月31日付で秋山準が退団したが、以降のマッチメイクはTAJIRIが担うようになったとファンは見ていた。聞くところによると現在は別人物であり、ジェイクが口にした「50周年を迎えて周りの状況も変わって」というところと符合する可能性もある。
佐藤光留「もう辞めてやる!と思いましたがフリー参戦でした」
佐藤光留と大森北斗が退団発表に際してツイート。
佐藤光留「もう辞めてやる!と思いましたがフリー参戦でした」
会見終了。10分の会見のために100分待った。駐車場代も2,800円!もう辞めてやる!
と思いましたがフリー参戦でした。これからもよろしくお願い致します。
という事で少しだけ原宿で作業して横浜へ。土曜日は14時からおりますで!#というね pic.twitter.com/LbSQOx3daf— 佐藤光留 (@hikaru310paipan) December 8, 2022
大森北斗「俺は退団しないですよー」
俺は退団しないですよー
全日本ファンの皆さん、来年もよろしくお願いします!#ajpw
— 大森北斗(全日本プロレス) (@HokutoAJPW) December 8, 2022
もし今後のフリー勢のレギュラー参戦にも変更が出るようであれば、それも全日本の景色に影響しそうだ。
1・2「諏訪魔&KONOvs.宮原&野村」世界タッグ戦、「宮原vs.野村」三冠戦 1月シリーズ4大会カード
8日、1・2「諏訪魔&KONOvs.宮原&野村」世界タッグ戦、「宮原vs.野村」三冠戦など1月シリーズ4大会一部カードが発表となっている。
■ 全日本プロレス #ajpw新春ジャイアントシリーズ2023
日時:1月2日(月祝)11:30
会場:東京・後楽園ホール
<世界ジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
佐藤光留
(1/60)
青柳亮生
[第63代王者]
※亮生が3度目の防衛戦
<世界タッグ選手権試合>
[挑戦者/2022世界最強タッグ決定リーグ戦優勝チーム]
野村卓矢
宮原健斗
(1/60)
KONO
諏訪魔
[第92代王者]
※諏訪魔&KONO初防衛戦
<新春バトルロイヤル>
※大会出場全選手参加
特別参戦選手:渕正信
カズ・ハヤシ
長井満也
野村直矢
■ 全日本プロレス #ajpw新春ジャイアントシリーズ2023
日時:1月3日(火)11:30
会場:東京・後楽園ホール
<アジアタッグ選手権試合>
[挑戦者]
ケンドー・カシン
NOSAWA論外
(1/60)
井上雅央
大森隆男
[第117代王者]
※大森&雅央初防衛戦
<三冠ヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
野村卓矢
(1/60)
宮原健斗
[第68代王者]
※宮原3度目の防衛戦
永田裕志
長井満也
野村直矢
■ 全日本プロレス #ajpw新春ジャイアントシリーズ2023
日時:1月11日(水)18:30
会場:神奈川・横浜 保土ヶ谷公会堂
<タッグマッチ>
佐藤光留
田村男児
vs.
椎葉おうじ
ヨシタツ
<シングルマッチ>
井上雅央
vs.
大森隆男
<シングルマッチ>
ブラック・タイガー
vs.
ブラックめんそーれ
<6人タッグマッチ>
安齊勇馬
井上凌
石川修司
vs.
斉藤レイ
斉藤ジュン
諏訪魔
※その他対戦カードは決定次第お知らせ致します
[特別参戦選手] 鈴木みのる永田裕志
カズ・ハヤシ
野村直矢
■ 全日本プロレス #ajpw新春ジャイアントシリーズ2023
日時:1月15日(日)13:00
会場:千葉・2AWスクエア
<タッグマッチ>
仁木琢郎
椎葉おうじ
vs.
梶トマト
ブラックめんそーれ
野村直矢