岩谷麻優「たまには弱音吐いてもいいじゃん」 直球マイク後楽園打ち抜く
14日、スターダムが『STARDOM in KORAKUEN 2024 Feb.1』後楽園ホール大会を開催した。コメント言い回しは公式もしくはツイート公開箇所に合わせてあります。
(大会結果)スターダム STARDOM in KORAKUEN 2024 Feb.1 2月14日(水)後楽園ホール
■スターダム STARDOM in KORAKUEN 2024 Feb.1
日時:2月14日(水)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆690人(主催者発表)
大会結果はこちら。
【 #stardom 後楽園まとめ】ジュリアがバレンタイン興行をキス締め。刀羅ナツコを沈めてSTRONG前哨戦勝利/STARSとE neXus Vがイリミネーション、白川未奈が岩谷麻優を直接フォールで挑発/玖麗さやか加入の新コズエンが後楽園登場
📸リンク先でワンスクロール速報
⇒https://t.co/ZyuDJ7ZARD pic.twitter.com/TdT2mXxIXT— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) February 14, 2024
バルコニーから何が見えたか中野たむ 安納サオリとの“コズエン問答”の行方
<第5試合/6人タッグマッチ>
〇朱里&壮麗亜美&鹿島沙希(God’s Eye)
12分45秒、胴締めスリーパーホールド
中野たむ&安納サオリ&●玖麗さやか(COSMIC ANGELS)
中野は復帰後“初後楽園”となり、「たむ、久しぶり~」と言い放つ朱里とバチバチやり合う。
玖麗はGod’s Eyeから洗礼を浴びる。仕留められたが、立ち向かう姿も見せていた。
(バックステージ)
玖麗さやか「今日もぜんぜんダメでした。コズエンに見習いとして入れてもらったけど、こんな状態じゃ…悔しいです」
水森由菜「玖麗ァ~なんできょうダンス踊らなかったの?」
中野たむ「ダンス?(笑)」
水森「まあ、負けることは悪いことじゃない。コズエンで1番大事なのは絶対に諦めないこと! 私だってきょうなんとか勝ったんだから、こんなことで落ち込まない」
安納サオリ「みんなさ『なりたい自分』になるために進んでんやな。私もじゃあ、次のワンダーのベルトの挑戦者を探さなあかんし、待たなあかんな。なあ、たむ。聞きたいことあるんやけんどさあ、大阪で、バクコメで言いかけたことあるやん?何?」
中野「ああ、ああ」
安納「気になるんやけど」
中野「いや、なんか、改めて言うのどうかなと思うんだけどさ(安納のコスに目をやって)…新しいコスチューム、チョーかわいいねッ(ニコッ)」
安納「それ!?」
中野「すごいッ、コズエンっぽい」
安納「…エッ!?」
中野「(困惑する安納を無視して)玖麗さ、すごい悔しいと思う。たむも負けて負けて負けて負けて悔しい思いしてホントに死にたくなることもあって、ここまで這い上がってきた。コズエンは宇宙一かわいくて宇宙一のファンがついてて宇宙一しぶといユニットなんだよ。だから一緒に強くなろッ(デリシャツ締め)」
安納「(カメラに向かい)なつみ~(と言ってから『ぽい』サイン)」
ロッシー小川EP解任がバックステージで行われた2・4大阪大会。同日には中野が「この4カ月間、本当にいろんなことを考えた。自分自身のこと、コズエンのこと、ゆなもんのこと。本当にいろいろ考えた。……それについてはまた今度言うね」とコメントし、何か考えがあることを匂わせていた。言いかけた内容について聞くことを安納がツイートにて予告。気にしていたファンも多かったことだろう。
だけれども中野は「新しいコスチューム、チョーかわいいねッ」と煙に巻く。中野の予定が変わったのか、タイミングがまだなのか。安納との“コズエン問答”は踏み込むことがなく後楽園を終えた。
そんな中野がまた、ちょっとした“異変”を見せる。後楽園では珍しい光景。中野がメインをバルコニーから見つめた。
そのときの試合は、ジュリアと刀羅ナツコがぶつかるSTRONG女子前哨戦としてのタッグマッチ(メイン)。記者は試合に集中していたため、かわいらしい靴を履いていた以外は中野の様子はわからない。ただ、ときおり声が出ており、前のめりで観戦していたことは確かだ。
その目には何が見えたのだろうか。中野の「それについてはまた今度」というのは、スターダム全体を見据えたものともなっていくのではないか。プロレスとは答え探しの連続であるが、いったんは「それ」を待ちたいと思う。
白川「ファンに弱音を吐くようなチャンピオン」岩谷への感謝と決意込める
<第6試合/STARS vs E neXus V イリミネーションマッチ>
岩谷麻優&羽南&飯田沙耶&葉月&弓月(●STARS)
3-5(EXV白川&舞華の二人残り勝ち)
舞華&白川未奈&月山和香&ジーナ&HANAKO(〇E neXus V)
(1)●月山(4分3秒、ラリアット→片エビ固め)飯田〇
(2)〇ジーナ(6分45秒、サンダーストラック→片エビ固め)弓月●
(3)●HANAKO(9分13秒、セブンティーン)羽南〇
(4)●ジーナ(11分59秒、葉・月ストラル)葉月〇
(5)〇舞華(13分16秒、OTR)葉月●
(6)〇舞華(15分50秒、みちのくドライバーⅡ→片エビ固め)羽南●
(7)〇白川(18分59秒、足4の字固め)飯田●
(8)〇白川(21分38秒、フィギュアーフォードライバーMINA→片エビ固め)岩谷●
2・23札幌での白川とのIWGP女子防衛戦を控えた岩谷。キレのいいジャーマンを舞華に見舞う。
新ユニットとしての勢いか。白川が岩谷を仕留めて、E neXus Vが2人残りで圧倒。
(リング上)
白川「E neXus Vイズヒアー! 2・23札幌、来週、あともう少し、ゾクゾクしてきたよお。岩谷麻優、スターダムの歴史は岩谷麻優の歴史、かもしれないが、だからこそだね。歴史をひっくり返す。そして、新しいスターダムを引っ張るのは、白川未奈。23日、ギブアップでも今日みたいに3カウントでも、いろいろ考えてるよ。でも最後に立ってるのは、この私。白川ウェーブ、感じてみるか?」
岩谷「…………。白川未奈、今日は完敗。今日は、今日は、今日は負けたよ。今日は負けた。波に乗ってる、それは今日痛感した。白川未奈が新しいユニットを作って、このベルトを巻いて波に乗りたい、そんな気持ちは伝わったけど、このベルトIWGP(女子)の壁は、まだまだ高いよ。そんな波じゃ、このIWGPも取れないし、岩谷麻優の壁も乗り越えられないよ。2月23日、キッチリと岩谷麻優の壁!岩谷麻優の覚悟!それを味わわせてやる」
白川「全部その壁ぶち壊してやるよ。ファンに弱音を吐くようなチャンピオンに団体は任せられない」
岩谷「誰だってねえメンタル病むときもあるんですよ。アイコン岩谷麻優だって!たまには弱音はいてもいいじゃん! でも、ご心配おかけして申し訳ありませんでした。23日また笑顔で会いましょう。このチャンピオン姿で」
白川「(岩谷退場後)私は、どんなときも明るく貪欲に進むよ。それが白川未奈だからね。23日政権交代だよ、岩谷麻優。23日札幌、私はチャンピオンになる。そして舞華、スターダムのワールドベルト並べてE neXus Vで、スターダムを世界にアピールしていきます! お楽しみに」
(バックステージ ※白川・岩谷コメント部分を抜粋)
白川「きょうはE neXus Vが勝利。岩谷麻優に勝った。スターダムに来てね、どうやら岩谷麻優が試合のことで怒った唯一のレスラーらしいんだよね。まあホントにスターダムに来たときはホントにいろんなことを言われて、叱咤激励いただいて、反省したよ。反省した。だから今がある。そこから3年…4年弱経ってスターダムがいま混とんとしてる中、これはもう私の気持ちを言わせてもらう。私はファンに心配をかけるのが何よりも嫌だから、弱音を吐くようなチャンピオンにた団体をまかせられない。私にはファンを心配させるという気持ちが理解できない。私は必ずE neXus Vそしてスターダムを世界にアピールしたいと思います。私がその覚悟で挑みます」
岩谷「今日はキッチリ3カウントを取られてしまった。しかもSTARSの心強い仲間がいるのに…自分が最後に負けてしまった。シンプルに悔しいし、ダメージもめちゃくちゃあるけど、やっぱりこう…IWGPのチャンピオンとして、スターダムの、いや女子プロレスのアイコンとして、このIWGPのベルトをもっともっとこの手で、輝かせていきます」
岩谷と白川はIWGP女子戦を控えるが、この日までの話題としては、9日深夜の岩谷のツイートもあった。
[9日、自身のXに「ぜんぶきもいもうやだ」「助けて」とポスト]
9日、自身のXに「ぜんぶきもいもうやだ」「助けて」とポスト。
岡田社長からの電話に「さすがにやばいと思ったら涙がスッと止まって」。📎記事CLIP📎
【スターダム】1期生・岩谷麻優〝苦悩のSNS投稿〟を語る 岡田社長からの電話で心境に変化https://t.co/S5C3Hhb1Uo#岩谷麻優 #stardom
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) February 12, 2024
ロッシー小川EP不在のスターダムで闘っていくことになり、メンタルとしてのダメージがある。だけれども、そこから這い上がるように、14日の岩谷は「誰だってねえメンタル病むときもあるんですよ。アイコン岩谷麻優だって!たまには弱音吐いてもいいじゃん! でも、ご心配おかけして申し訳ありませんでした。23日(の防衛戦で)また笑顔で会いましょう」と前を向いた。
この直球マイクは、後楽園に大歓声を巻き起こす。「そうだ、吐いていい」「みんなついてる」観客が呼応し、後楽園でのベストシーンとなる。
白川としては、自身のスタンスを貫く闘いでもある。立ち上がる姿が真骨頂であり、岩谷に対してあえて「ファンに弱音を吐くようなチャンピオン」と言い放った。とはいえそれは白川なりのエール、感謝と決意にも他ならない。
[2020年、岩谷麻優に言われたあの言葉、ずっと胸に刻んでる。あの言葉が無ければ今の私はいない。心から感謝している]
2020年、岩谷麻優に言われたあの言葉
、ずっと胸に刻んでる。あの言葉が無ければ今の私はいない。
心から感謝している。だから
岩谷麻優が巻くIWGPを獲る事が私にとって、飛び抜けて高い価値がある。#STARDOM #njpw https://t.co/pd1LwArYwB
— 白川未奈 Mina Shirakawa (@MinaShirakawa) February 13, 2024
[誰とやってもいい試合ができるっていうのは、それって本当に“岩谷麻優”だと思うんですけど(12月のインタビュー)]
【汗ぬぐわず5⃣0⃣0⃣0⃣字ノンストップ】
白川未奈「あきらめが悪い…それが私なんだと」 2023年の躍進一番星#白川未奈 #ClubVenus #stardom
独立、ワンダー初戴冠、2冠選手権で敗戦…弾けるたびに悔しさに見舞われた1年の向こう側インタビュー🎤 pic.twitter.com/bmHCjEDpUc
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 29, 2023
岩谷と白川。それぞれの存在感をかけたIWGP女子戦が迫った。
【2月23日(金・祝)北海きたえーる大会の“追加カード”決定!】
STARDOMが参戦!
王者・岩谷麻優の持つ“IWGP女子王座”に白川未奈が初挑戦!https://t.co/5HMYPUzvoF#njpw #njnbg #STARDOM pic.twitter.com/QlXdQNVRjA— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) February 7, 2024