飯伏幸太「僕はどこにも行きません」参戦継続にファン感涙! ケニー・オメガはツイート「またいつか。頑張って」
11日、新日本プロレス平成最後の大阪ビッグマッチ、『THE NEW BEGINNING in OSAKA』大阪府立体育会館大会が開催された。
今年に入って離脱選手が相次いだ新日本。新団体「AEW」移籍となったケニー・オメガは、飯伏幸太の合流まで予告していた。渦中の男・飯伏はテーマ曲がかかった花道を歩み、マイクを握る。
・ 大会結果 THE NEW BEGINNING in OSAKA 2月11日(月) 17:00 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
第4試合終了後、欠場中の飯伏幸太が入場曲と共に花道に登場。リングに上がると、マイクを持ち、少し涙ぐんだ顔で「今日はみんなに話したいことがあってここに来ました。首のこと頭のこといろいろとご心配をおかけしました。すいません。でも、こうやってまたみんなの前で話すことができて本当に嬉しいです。僕は……新日本プロレスに残ります!」と、残留を宣言した。
会場は歓声に包まれ、大飯伏コールが鳴り響く。最後は「そして来月、『NEW JAPAN CUP』で復帰します。僕はどこにも行きません。ここで、新日本プロレスで全力を尽くしていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします!」と力強く復帰宣言を行い、再び会場からの大声援を浴びたのだった。■バックステージでのコメント
――復帰が決まりました。
飯伏「自分の中で、考えてた部分があるんですけど、まあ、ブレなかったかなと、自分の中で。変わらず。ま、これからも、新日本プロレスで頑張っていきたいなと、思います」――この決断に立ったのは、何が一番の決め手になりました?
飯伏「ンー……そうですねえ、さっきも言ったんですけど、ブレなかったところですかね。決め手というか、決め手もないというか。僕は残りたいなと、ずっと思っていたので。2019年も、2020年も、2021年も、それ以降も、ここでやっていきたいなと思ったから、そのままですね」――それは、ここでやり残したことがまだあるから?
飯伏「やり残したから残るわけじゃないですね。そこは、やり残した部分って言われれば、あるかもしれないですね。それはでも、離れる側の人の考え方で、僕はずっと残ると思ってたんで、その“やり残した”ってことはない。かなえてないっていうか」――逆にここに魅力があるから?
飯伏「そうですね、はい。たくさんの人にプロレスを広めていきたいっていうのが自分の根本的な考え方なんで。やっぱり新日本プロレス、すごい影響力があると思うんで。ここで、たくさんの人にもっとプロレスを広めていきたいなと」――『NEA JAPAN CUP』での復帰を発表されました。もちろん目標は優勝になると思いますが……。
飯伏「そうです」――その先に見据えているものってありますか?
飯伏「もちろん。僕が獲ってないもの。ベルトであったり、もっと先の『G1(CLIMAX)』であったり、そういうのに挑戦していきたいですね」――発表された時にファンから大歓声がありましたけど、久々にみんなの前に出てきての感想は?
飯伏「正直、緊張しましたね。それが一番ですね。1月4日以降、ホントに人の前に出てなかったので、凄く気持ちも上がったし、緊張しましたね。でも、自分の気持ちは全部、伝えられたかなと」――この決断を下して、ケニー・オメガとの関係は変わりませんか?
飯伏「ンー……それについては、なにも考えてないですね」――なるようになる?
飯伏「なるようになる……ですね。今は自分のことで精いっぱいかなと」――ケガの状況は?
飯伏「そうですね、首も頭も、検査した結果は、まったく異常はなかったんで、大丈夫だと思います。このまま順調にいけば、ま、確実に、3月には復帰できると思います」
会場観戦しましたが、飯伏登場がこの日いちばんの衝撃であり、大歓声でした。
新日本にサヨナラが多すぎる中での魂の叫び。涙ぐんでいたように見えた。ファンの前に出られる喜びなのだろう。インタビューに目を通す限り、盟友との別れの涙というものではないようだ。
ケニーとのゴールデン☆ラヴァーズ再結成期間はわずか1年。新日本へのサヨナラ回避は、おのずとケニーへのサヨナラとなる。くっついたと思ったら、離れてしまうという運命。
飯伏にはAEWへの誘いもあったのではないかと推察される。飯伏にとっての「プロレスを広めていく」イメージは新日本プロレスにあった。様々な流れはあれど「ブレなかった」。
これを受けてのケニー、飯伏それぞれのツイート。
またいつか。
頑張って。— Kenny Omega (@KennyOmegamanX) 2019年2月11日
自分の中で思っていること。
自分で決めたこと。
それを言葉に出すこと。
伝えること。30年くらい前くらいから同じようなことを言われていた気がした。あの時は分からなかったなぁ。
これから始まり。からの始まり!
復帰します!!!
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) 2019年2月11日
ケニーもまた、これで割り切って新団体へと進んでいけるに違いない。一方の飯伏は歓声を受けて、発信する大切さを噛みしめた。
なお、ケニーはAEW旗揚げ5・25ラスベガス大会でのクリス・ジェリコ戦が正式決定している。
#AEW #DoubleOrNothing Sat, May 25th#ALPHAOMEGA2@IAmJericho vs @KennyOmegamanX
Tickets on Sale this Wed, Feb 13th – https://t.co/BVyw1bPbla pic.twitter.com/gBJLPu6dsx— All Elite Wrestling (@AEWrestling) 2019年2月11日
大阪大会の感想を。
ラスト3試合が秀逸。イデオロギー論争後ということなのか、セミとメインはプロレス原風景に戻したような闘いがあった。いわゆる目先の歓声を求め過ぎない、思わず力が入って見入ってしまうプロレス。どうだろう、アスリートプロレス寄り思考になってしまったファンには物足りないとなるのかな。
メインの棚橋は攻めダルマ。得意技で畳みかけ、驚くほど強い棚橋が降臨した。これをジェイがやるのかと思っていたら逆だった。それでいて、ジェイが一瞬の切り返しで勝利。これも意表を突いたものであり、“先が読めない”新日本のグレードを堪能したのだった。棚橋とジェイというと、昨年10月のような“反則に反則でお仕置き”するような勧善懲悪マッチも想定されたが、ほぼ真っ向勝負というのもいい意味での予想外だった。
よい大会でした!
ベストバウト投票&大会結果はこちらで。
あなたがよかったと思った試合を投票してください。2月13日(水)24時までの受付で実施します。
※1スマホ・1パソコンから1票のみ有効。やり直しも可(最新投票の内容に上書きされます)。
・ 大会結果 THE NEW BEGINNING in OSAKA 2月11日(月) 17:00 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
■新日本プロレス THE NEW BEGINNING in OSAKA
日時:2月11日(月) 17:00
会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)観衆5,570人(札止め)
<第1試合>
TAKAみちのく
●飯塚高史
鈴木みのる
(12分56秒 反則)
獣神サンダー・ライガー
小島聡
〇天山広吉
<第2試合>
吉田綾斗
●海野翔太
(10分08秒 マジックキラー→体固め)
〇SANADA
EVIL
<第3試合>
エル・デスペラード
●金丸義信
タイチ
(11分02秒 デスティーノ→片エビ固め)
鷹木信悟
BUSHI
〇内藤哲也
<第4試合>
〇チェーズ・オーエンズ
高橋裕二郎
(9分38秒 パッケージドライバー→エビ固め)
YOSHI-HASHI
●本間朋晃
<第4試合後>
飯伏幸太が挨拶「ボクは新日本プロレスに残ります! そして、来月『NEW JAPAN CUP』で復帰します!」
<第5試合>
タンガ・ロア
〇タマ・トンガ
(9分44秒 ガン・スタン→片エビ固め)
●矢野通
真壁刀義
<第6試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●田口隆祐
(16分10秒 ブラディークロス→エビ固め)
〇石森太二
[第83代王者]
※石森が初防衛に成功
<第7試合>
●バッドラック・ファレ
(18分10秒 レインメーカー→片エビ固め)
〇オカダ・カズチカ
<第8試合 IWGPヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
〇ジェイ・ホワイト
(30分28秒 ブレードランナー→片エビ固め)
●棚橋弘至
[第67代王者]
※棚橋が初防衛に失敗。ジェイが第68代王者となる
>> 新日本プロレス公式
▼new! KAMINOGE 86 2月1日発売!那須川天心[キックボクサー]選ばれし者の“宿命”と“チャンス”。メイウェザー戦とはなんだったのか? 浅倉カンナ[総合格闘家]私はまだ完成されていない。ただ、ずっと普通の人でいたい。 UZI[ヒップホップMC] 桜井“マッハ”速人[総合格闘家] 望月成晃[DRAGON GATE] “全日本プロレス中継・名実況”倉持隆夫 変態座談会
▼new! 『週プロ』黄金期 熱狂とその正体 活字プロレスとは何だったのか? 2月20日発売!眠らない編集部が発信し続け、「業界」を震撼させた“活字”の正体とは さまざまな形で『週プロ』に関わった21名の証言
▼new! 夜の虹を架ける 四天王プロレス「リングに捧げた過剰な純真」 2月6日発売!命がけの闘いを見つめ続けた元週刊プロレス全日本担当記者が当事者たちへの取材で解き明かす、四天王プロレスの真実
▼new! 【実録】昭和・平成女子プロレス秘史 1月28日発売!生き馬の目を抜くプロレス興行の世界で、ロッシー小川は何を見てきたのか。女子プロレスの名伯楽が初めて明らかにする、知られざる昭和・平成の女子プロレス史!
▼new! KENNY OMEGA – Ω(OMEGA) BOUTS – [DVD] 1月25日発売!世界的人気を誇るプロレスラー、ケニー・オメガの激闘をノーカットで収めたDVD。飯伏幸太と組んで田口隆祐とプリンス・デヴィットに挑んだIWGPジュニアタッグ選手権、オカダ・カズチカと名勝負を繰り広げたIWGPヘビー級選手権ほかを収録
▼new! パパはわるものチャンピオンDVD(通常版) 3月6日発売!栄光のトップレスラーから悪役になったレスラーが男として、父として、真の強さとは何かに目覚めていく様を描いた本作は、 棚橋弘至の熱演が絶賛を集め、ぴあ映画初日満足度ランキング(2018年9月21日、22日公開)1位を獲得。 人生を戦い続けるすべての人に贈る、感動の物語
▼new! 闘魂三銃士×全日本四天王Ⅱ~秘蔵外国人世代闘争篇~ DVD-BOX6枚組 3月27日発売!90年代の全日本プロレス、新日本プロレス、両メジャー団体を牽引した7選手(武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也、三沢光晴、川田利明、田上 明、小橋建太)の名勝負集第2弾。今回はDVD初収録となるレアな試合、外国人レスラーとの死闘や激しい世代闘争をDVD6枚に収録。映像特典は、現役で活躍するレスラーや関係者にインタビュー、この7選手への憧れや影響を語る
▼new! 1964年のジャイアント馬場 (双葉文庫) 文庫本になって1月9日発売!大谷翔平がアメリカ中を熱狂させた2018年。そのおよそ半世紀前、同じ「ショーヘイ」の名を持つ男が全米にその名を轟かせていた。男の名前は、ショーヘイ・ババ。マットの上で人生を戦い抜いた男の旋風ノンフィクション
▼new! ジャイアント馬場 王者の魂 VOL.1 [DVD] 1月31日発売!日本プロレス界の巨人・ジャイアント馬場が全日本プロレス時代に遺した数多の試合から名勝負を厳選したBOX第1弾。初DVD化試合を多数収録【1981年10月9日 蔵前国技館ジャイアント馬場&ブルーノ・サンマルチノvsタイガー・ジェット・シン&上田馬之助まで】
▼new! ジャイアント馬場 王者の魂 VOL.2 [DVD] 5月2日発売!日本プロレス界の巨人・ジャイアント馬場が全日本プロレス時代に遺した数多の試合から名勝負を厳選したBOX第2弾。初DVD化試合を多数収録【1981年12月13日蔵前国技館スタン・ハンセン乱入以降】
▼new! 証言 橋本真也vs.小川直也 「1・4」の真実 12月14日発売!90年代のプロレス業界において“最大の謎”といわれるのが1999年1月4日、新日本プロレス・東京ドーム大会で行われた橋本真也vs.小川直也の一戦。この試合から20年。深層を当事者、関係者が証言する。
▼ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン キャップ(ブラック×レッド)
▼new! The Legend of 2nd U.W.F. vol.1 [DVD] 11月20日発売!第2次UWF全試合をノーカットで収録した永久保存版DVDを、熱い期待に応えて復刻。「STARTING OVER Vol.1」(1988.5.12後楽園ホール)「STARTING OVER Vol.2」(1988.6.11札幌中島体育センター)
▼new! The Legend of 2nd U.W.F. vol.2 [DVD] 11月20日発売!第2次UWF全試合をノーカットで収録した永久保存版DVDを、熱い期待に応えて復刻。「真夏の格闘技戦」(1988.8.13有明コロシアム)「FIGHTING NETWORK 第1弾」(1988.9.24博多スターレーン)
▼new! The Legend of 2nd U.W.F. vol.3 1998.11.10愛知&12.22大阪 [DVD] 12月20日発売!後に一時代を築く才能が集まり、様々な記録を打ち立てた第2次U.W.F.の全試合を収めたシリーズ第3巻。1998年の「FIGHTING NETWORK 第2弾」と「HEART-BEAT U.W.F.」から宮戸成夫vs中野龍雄、安生洋二vsマック・ローシュ、前田日明vs高田延彦ほかを収録
▼new! The Legend of 2nd U.W.F. vol.4 1989.1.10武道館&2.27徳島 [DVD] 1月19日発売!プロレス界に革命を起こしたU.W.F.。旗揚げから2年目に入り、ついに日本武道館に進出。初めてのクローズドサーキットで札幌、名古屋、大阪、福岡での同時中継も行われたビッグマッチ。さらに唯一の四国進出となった徳島大会をカップリング。その試合を収録した永久保存版DVDを復刻
▼new! The Legend of 2nd U.W.F. vol.5 1989.4.14後楽園&5.4大阪球場 [DVD] 2月20日発売!後に一時代を築く才能が集まり、様々な記録を打ち立てた第2次U.W.F.の全試合を収めたシリーズ第5巻。1989年の「U.W.F. CORE」と「U.W.F. MAY HISTORY 1st」から、安生洋二vs鈴木実、前田日明vs山崎一夫、前田日明vsクリス・ドールマンほかを収録
▼16dコレクション 新日本プロレス 内藤哲也 ノンスケール ソフトビニール製 塗装済完成品フィギュア
▼16dコレクション 新日本プロレス ケニー・オメガ シルバーVer. ノンスケール ソフトビニール製 塗装済完成品フィギュア
▼new! 16dソフビコレクション006 新日本プロレス 棚橋弘至 ノンスケール ソフトビニール製 塗装済み完成品フィギュア
▼new! 16dソフビコレクション005 新日本プロレス オカダ・カズチカ ノンスケール ソフトビニール製 塗装済み完成品フィギュア
▼new! 16dソフビコレクション004 WWE 中邑真輔 ノンスケール ソフトビニール製 塗装済み完成品フィギュア
▼もちねこ ぬいぐるみ ハチワレ (L) 高橋ヒロムのパレハである愛猫の“高橋ダリル”。一緒に観戦しながら復帰願いを