新日本プロレスというタフで最高な団体! 『G1 SUPERCARD』とは「ジェイvs.オカダ」「内藤vs.飯伏」のことだった
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日本のプロレス団体が主催する初のマディソン・スクエア・ガーデン大会! 現地時間6日(日本時間7日朝)、新日本プロレス『G1 SUPERCARD』がニューヨークから全世界に配信された。
(写真は新日本プロレス公式より)
ボクは第0試合は新日本プロレスワールドで、第1試合以降はCSテレ朝チャンネルでリアルタイム視聴・・・という予定だったが、午後から仕事があったため最終試合の途中で離脱することに(涙)。7日の夜にIWGPヘビー級戦を追っかけ視聴した。
全体を通じて“最高のMSG大会”だった。
第0試合から衝撃シーンで幕開け。グレート・ムタがサプライズ登場したと思いきや、バトルロイヤルのラスト2人が獣神サンダー・ライガーとムタのレジェンド2人という展開に! 実はこっそり“生きていた”ケニー・キングが復帰乱入して優勝をかっさらったが、終盤のゾクゾク感は新日本からのビッグプレゼントだった。
大ナイトーコールが大会クライマックスに差しかかったことを告げる。ラスト3試合の皮切りは、内藤哲也vs.飯伏幸太という日本産ジーニアス対決となる。10分を経過すると、飯伏がエプロンから場外マットへのフランケンを見舞えば、内藤はリング内でいつも以上に滞空時間のあるスイング式DDTを繰り出す。この日2度目のトライでロープ踏み台式ジャーマンを成功させた飯伏は、中邑ムーブからのボマイェ2連射。飯伏がカミゴェにつなぐと内藤は3カウントを聞くしかなかった。飯伏歓喜のインターコンチ奪取は、中邑・棚橋に並んだかのようなインパクトを世界に示した。
ダブルメインの第1試合はROH世界選手権試合3WAYラダーマッチ。ラダー攻撃のバリエーションが出まくりの賑やかな一戦は、テイヴェンが花道上ラダーに向けてリーサルをパワーボムで叩きつける。スカルはラダー上からの雪崩式ブレーンバスターをテイヴェンに見舞う。リーサルは場外マット上でラダーからのテーブル上のテイヴェンにエルボー。口あんぐりの展開はテイヴェンがラダー上の攻防を制して同ベルト初戴冠を果たした。
最終試合(ダブルメインの第2試合)、ジェイ・ホワイトvs.オカダ・カズチカIWGPヘビー級戦。序盤でジェイにブーイング、オカダに大コールが発生した時点でもう半分成功だ。どちらが良し悪しというわけではないが、ここ2年間ベストバウトを獲ってきた「オカダ・カズチカvs.ケニー・オメガ」と比較すると、ジェイがはっきりとしたヒールであるぶん、観客は心をひとつにして試合を楽しむことができる。
ジェイの反則織り交ぜとノラリクラリぶりはニューヨークで大開花。ケニーがアスリートプロレスであるなら、キャラとインサイドワークの一体化がジェイの魅力となる。マニアをも唸らせながら、ビギナーにも奥深い恐怖を与えるのだ。ジェイはオカダの追撃を何度も遮断するのみならず、一瞬の切り返しでオカダを追い詰める。ついにはオカダの正調レインメーカーをキックアウト! そのショックを露にしたオカダの“表情”もまた、感情というプロレスそのものだ。ジェイも必殺ブレードランナーに成功したが、ダメージからフォールに行けず。攻守目まぐるしい究極戦はオカダがレインメーカーで勝利し、10か月ぶりに王座に返り咲いた。
歴史にIFはないというが、もしもエリート新団体AEW設立の動きがなかったらケニー・オメガやクリス・ジェリコがここに上がっていたかもしれない。そうなるんじゃないかと半年も前には考えられていた。かなわなかったわけだが、新日本はしっかりとジェイをプロダクトし、最終試合へと送り出している。これがかえって、プロレス本来の魅力をプロデュースして見せたことにもつながったわけで、新日本プロレスのタフさは尋常ではない。
大会通じて、特に「ジェイvs.オカダ」「内藤vs.飯伏」の2試合が出色だった。『G1 SUPERCARD』とは、けっしてサプライズカードではない。新日本に誇りを持つ男たちによる、等身大ながら新日本らしさを体現するこの2試合のことだったのだ。
投票アンケートを日本時間4/9 24時まで実施! ベストバウトを選びながらグダグダ語って楽しむまでが観戦の醍醐味です。多くのご参加をお待ちしています。
大会結果。
・ 大会結果 G1 SUPERCARD アメリカ・マディソン・スクエア・ガーデン 2019-04-06 | 新日本プロレスリング
■新日本プロレス&ROH G1 SUPERCARD
日時:4月6日(土)19:30
※日本時間4月7日(日)朝8:30、第0試合は朝7:30
会場:アメリカ・マディソン・スクエア・ガーデン 観衆16,534人(札止め)
<第0試合前 スターダム提供試合>
木村花&ステラ・グレイ&●坂井澄江
vs
〇花月&ジェニー・ローズ&葉月
※坂井は、カマイタチのコスチューム姿で登場すると、「I’ll be back」と書かれた髙橋ヒロムからメッセージをアピールした。
<第0試合 1分時間差バトルロイヤル HONERランボー(30選手参戦)>
〇ケニー・キング
(42分21秒 オーバー・ザ・トップロープ)
●獣神サンダー・ライガー
(以下、退場順)1:ビアシティブルーザー、2:BUSHI、3:LSG&シャヒームアリ、4:SHO&YOH、5:レットタイタス、6:鷹木信悟、7:田口隆祐、8:ウィル・フィラーラ、9:チェーズ・オーエンズ、10:ブライアン・ミロナス、11:トレイシーウィリアムス、12:PJブラック、13:ロッキー・ロメロ、14:YOSHI-HASHI、15:バッドラック・ファレ、16:デリリアス、17:コルト・カバナ、18:矢野通、19:ジョナサン・グレシャム、20:後藤洋央紀、21:鈴木みのる、22:チーズバーガー、23:キング・ハク、24:石井智宏、25:ヴィニー・マーセグリア、26:TKオライアン、27:グレート・ムタ、28:獣神サンダー・ライガー
<第1試合 NEVER無差別級&ROH世界TV選手権試合>
〇[ROH世界TV王者]ジェフ・コブ
(12分52秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め)
●[第23代NEVER無差別級王者]ウィル・オスプレイ
※オスプレイが2度目の防衛に失敗。勝利したコブがNEVER無差別級&ROH世界TV王者となる
【コブ「夢がかなった。子供のころ、マディソン・スクエア・ガーデンで闘っているハルク・ホーガンを見て、プロレスラーを志した」】
<第2試合>
〇ルーシュ
(0分15秒 串刺しドロップキック→片エビ固め)
●ダルトン・キャッスル
【ルーシュ「自分がここへ来た理由は、ROHに新しい風を吹かせるため。それを見せつけるために来た。俺に任せておけば何も問題はない」】
<第3試合 WOH世界選手権試合>
〇[挑戦者]ケリー・クレイン
(10分38秒 Kパワー→片エビ固め)
●[王者]岩谷麻優
※岩谷が防衛に失敗。ケリーが新チャンピオンとなる
【岩谷「本当に悔しいです。でも、MSGに出られたことは本当に嬉しいですし、これからまだまだ自分は世界に羽ばたいていくために、ここであきらめずに頑張っていきます」】
<第4試合 ブリー・レイ NYCストリートファイトオープンチャレンジマッチ>
●ブリ―・レイ
サイラス・ヤング
シェイン・テーラー
(15分01秒 フォーフリッピースプラッシュ→片エビ固め)
ジュース・ロビンソン
〇フリップ・ゴードン
マーク・ハスキンス
<第5試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合3WAYマッチ>
●[挑戦者]バンディード
(8分54秒 デスヌカドーラ→片エビ固め)
〇[挑戦者]ドラゴン・リー
※もう一人は石森太二
※石森が3度目の防衛に失敗。リーが新チャンピオンとなる
【リー「今、ボクが待つのはヒロム・タカハシ。ボクはいつもヒロム・タカハシからこのベルトがほしいと言い続けてきて、それがボクの腰に巻かれた。ということは、ヒロム・タカハシが一番に挑戦すべきだと思うし、それをボクも望んでいる」】
<第6試合 IWGPタッグ&ROH世界タッグ選手権試合4WAYマッチ>
[ROH世界タッグ王者]●ブロディ・キング&PCO
(9分45秒 スーパーパワーボム→片エビ固め)
[第83代IWGPタッグ王者]〇タンガ・ロア&タマ・トンガ
※もう2チームは「マーク・ブリスコ&ジェイ・ブリスコ」「SANADA&EVIL」
※タマ&ロアがIWGPタッグ王座の初防衛に成功、並びにROH世界タッグ新チャンピオンとなる
【試合後、矢野がまさかの“IWGPタッグベルト”を強奪……!? 】
<第7試合 ブリティッシュヘビー級選手権試合>
●[挑戦者]棚橋弘至
(15分14秒 変型ジム・ブレイクス・アーム・バー)
〇[王者]ザック・セイバーJr.
※ザックが防衛に成功
【棚橋「もうごまかし切れない。会場人気、技術、テクニック、ごまかし、ごまかしやってきたけど…あぁ。ホンモノの技術には、オレのようなまやかしのレスラーは通じなかったね。ヒザも、今日序盤の腕十字に入ったときに、バキッていって・・・」】
<第8試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合>
〇[挑戦者]飯伏幸太
(20分53秒 カミゴェ→体固め)
●[第20代王者]内藤哲也
※内藤が2度目の防衛に失敗。飯伏が新チャンピオンとなる
【飯伏「指名していいですか。ボクはすぐにでもやりたいです。『G1(CLIMAX)』で負けた、そして、ボクの今日の試合のひとつ前に神を倒したザック・セイバーJr、挑戦してください」】
<第9試合 ダブルメインイベントI ROH世界選手権試合3WAYラダーマッチ>
[挑戦者]マーティ・スカル
vs
〇[挑戦者]マット・テイヴェン
vs
[王者]ジェイ・リーサル
※29分35秒 テイヴェンがベルトを獲得
【テイヴェン「いまはジェイ・リーサルと防衛戦を行ない、再び闘うことを楽しみにしている。今日はチケット完売のマディソン・スクエア・ガーデンでこのベルトを獲得できたことを素直に喜びたい」】
<第10試合 ダブルメインイベントII IWGPヘビー級選手権試合>
○[挑戦者/NJC2019優勝者]オカダ・カズチカ
(32分33秒 レインメーカー→片エビ固め)
●[第68代王者]ジェイ・ホワイト
※ジェイが初防衛に失敗。オカダが第69代チャンピオンとなる
【オカダ「最高でした。本当に、これだけのお客さんが入ったら、日本のプロレスの力っていうのを見せることができたと思いますし、胸を張って日本に帰りたい」】
>> 新日本プロレス公式
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