山崎一夫「ボクと前田さんが動けば・・・」あるのか前高山【週刊 前田日明】
前高山の復活あるのか 山崎「高田さんに出てきていただければ3人で・・・」
(長く親交がない高田延彦との“関係”について)
前田 どうなんだろ!? RIZIN(高田が解説などを務める総合格闘技大会)からちゃんとお金をもらえているのかなって気になっている。最後に会ったのは2回目のヒクソン・グレイシー戦(1998年10月11日、東京ドーム『PRIDE.4』ヒクソン・グレイシーvs.高田延彦)やる前くらい。
山崎 小田原のプロモーターのコジマさん関連で電話したのが最後だったかと。(印象では)高田さんの方が距離を置いている感じがします。
ただ・・・高田さんに出ていていただければ、(前田さん含めた“前高山”の)3人で後楽園ホールで(イベントを)やりたいんです。途中でUWFが終わっている感じですから。
前田 (新生UWFが3派に)分かれてなかったら船木(誠勝)も高田もヒクソンに負けてない。絶対にみんなで(対策を)必死にやったよ。
山崎 試合で腰が引けてましたから。
前田 情報を吹き込まれて、やる以前にビビッてたんじゃないかな。
山崎 知ってる高田さんじゃなかった。あんな人じゃない!!
前田 相談に乗ってたんですよ。「下手したら引退するかもしれません」ってことだった。そしたら(後の)発表でPRIDEでヒクソン戦って・・・(当時は)なんだよお前って話で。
山崎 高田さん本人をまじえて後楽園ホールでやりたいですね。“長野のバンザイ”の続きをみんな見たがっている(1990年12月、長野・松本大会で全選手がリング上に揃ってバンザイをする。しかし、その後に分裂してしまう)。
ちゃんと終わらせたいとボクは思ってるんです。前田さん、よろしくお願いいたします。ちょっと“動き”が出てきているんで(具体的な話は伏せられた)。ボクと前田さんが動けば、何かが始まると思っています。
(観客からの質問 3派に分かれてからの再会はあったのか)
山崎 山本小鉄さんのお通夜ですかね。
前田 分裂直後の益荒雄関の引退式じゃないかな。
(いずれも連絡を取り合って集まるものではない)
幻に終わったUWF勢トーナメントを経てのアントニオ猪木戦
(観客からの質問 1986年のUWF勢トーナメントで優勝して猪木戦が実現していたら、プロレスの枠での試合になっていたか)
前田 プロレスの枠を超えようと思ってました(キッパリ)。“まわりが止めた”んですよね。
当サイトとして補足すると、当時はファンの期待カードは「猪木vs.前田」にあり、トーナメントを藤原が制したことにはファンの落胆があった。前田の言い回しからは、新日本首脳陣の考え方がマッチメイクを左右したことが示唆された。それでも、藤原が下した猪木に対して前田が番外戦としてのハイキックを放ったことから、いずれは猪木・前田戦という考え方もあったのではないかと言われている。しかし、その後に長州力らが新日本にUターンしてくることで状況は変わっていく。
前田日明ジュニアは中1で160センチ レスリングは中断中で現在は水泳
(トークの中でのこぼれ話)
前田 (息子の話になり)いま中1。宮田道場でレスリングをやってたんだけど、引っ越して出来てない。女房の家系が粒ぞろいでね。160センチあって水泳やってる。
朝倉未来のRIZIN敗戦 前田「もう1敗していい。未来はもっと強くなれる」
(トークの中でのこぼれ話)
前田 (親交のある朝倉未来が21日のRIZIN大阪城ホール大会で初黒星)そのままで通用するもんだから、これまでやらなきゃいけないトレーニングをやってないんだよね。未来はもう1敗くらいした方がいい。もっと強くなれるよ。
あるのかないのか前高山の復活。神のみぞ知るわけだが、何がしかのアプローチが行われていることが明かされたイベントともなった。
前高山に対してのファンの思いは大きいが、イベント内で確認できたこと2つ。ひとつは前高山が前田・山崎にとっても“大きすぎる思い出”であるということ。もうひとつは“少しばかりの感情的なもつれ”といったところ。もちろんファンの間でも「無理するくらいなら会わないのが正解」との見解なのであるが、自身にとってもファンにとっても復活させることに山崎は前のめりだ。
高田のプロレス系イベントへの担ぎ出しには以前のカッキーエイド等でも積極姿勢だったのが山崎。思いが変わらないことをボク自身は確認したかったし、話題にならなければ質問しようと思っていたくらい。明確に確認できたことで至福のイベントとなった。
トーク終了後には、前田・山崎を両脇にしたアクリル板を挟んでの3ショットタイム。けっして少なくないファンが“自分の位置に高田がいたならば”と考えたに違いない。
前田の前で改めて「(週刊前田日明などで取り上げさせていただいている)カクトウログです。お世話になっております」とご挨拶。頻度も落ちているので前田「ああ、そう(ニッコリ)。あれ今はどうなってるの!?」とコロナなのに前田から握手を求められる(笑)。ボクは「昔のような(ネット情報がブログ主体だった時代の)アクセスはないですが、続けてます」と報告。
【週刊 前田日明】はここまで。
今週も前田日明を追いかけます!