業界に女子旋風 男女ユニット1位にコズエン、推しベスト10に女子5選手
26日、プロレスグランプリ2021(週刊プロレス主催/4736票)、ネット・プロレス大賞2021(ファン主催/441票)の結果が発表された。昨年末に発表されていた東スポプロレス大賞2021に続き、2021年のプロレス大賞3アワードが出揃った。
プロレスグランプリ2021(週刊プロレス主催)結果
[2021年1月26日発売! 新三冠 最高伝説 宮原健斗、2年ぶりに頂点返り咲き。全日本50周年の中心に立つ オカダvs内藤、棚橋vsSANADA前哨戦開始 船木、ナショナル奪取で金剛入り ファンが選ぶ「プロレスグランプリ2021」発表 ハヤト復帰決意で拳王熱望 [特別付録]ピンナップ 朱里/上谷沙弥]
▼週プロ プロレスグランプリ(3年分)
2019年 | 2020年 | 2021年 | |
プロレスグランプリ | オカダ・カズチカ | 内藤哲也 | 鷹木信悟 |
ベストマッチ | 6・5ウィル・オスプレイvs.鷹木信悟 | 12・11高橋ヒロムvsエル・デスペラード | 7・25鷹木信悟vs.棚橋弘至 |
女子プロレスグランプリ | Sareee | ジュリア | 林下詩美 |
ベストユニット(2020年まではベストタッグチーム) | EVIL & SANADA | タイチ & ザック・セイバーJr. | コズミック・エンジェルズ |
最優秀外国人賞 | ウィル・オスプレイ | ザック・セイバーJr | ジェフ・コブ |
新人賞 | ストロングマシーン・J | 真白優希 | 荒井優希 |
業界に女子旋風だ。2位のユナイテッド・エンパイア、3位のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを抑えてコズミック・エンジェルズがベストユニット1位を獲得した。なんとベストマッチ、ベストユニット、新人賞におけるトップ10においては共通して「男6・女4」比率となった。
それだけではなく、例年とも週プロがグランプリと一緒に発表している「好きなプロレスラー(1位は棚橋弘至)」においては、トップ10のうち5選手が女子選手。50位までが発表されており、スターダムの躍進が目立った。
今週の週刊プロレスで「プロレスグランプリ2021」が発表された。女子のグランプリは林下詩美、ベストユニットにはコズミック・エンジェルスが選出。ベストマッチは2位と4位、好きなレスラーはベスト50に15選手が入っていた。ユーザーによる投票結果だが…今年は表紙に10回以上起用される団体でいたい。 pic.twitter.com/6V9cLqRJsC
— ロッシー小川 Rossy Stardom (@rossystardom) January 26, 2022
コズエンの歩みを結成当初から追ってきた当サイトとしても、ベストユニット獲得は感慨深い。
【🚀宇宙一こっそりレポート🚀】
中野たむの地元大会にみんなで乗り込むッ コズエンが秘密の作戦会議#コズエン通信 #stardom #スターダム #中野たむ #白川未奈 #ウナギ・サヤカ #桜井まい #月山和香
もうすぐ1・29名古屋大会。会見配信が終わったあとに何が起きた!? pic.twitter.com/76tP33IP48
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) January 12, 2022
中野たむが昨年末になって東スポ女子プロレス大賞獲得を宣言していた。授賞は林下詩美に譲ったわけだが、男女共通部門でのユニット1位は女子プロレス大賞に匹敵する価値がある。中野の宣言はここにつながったのだ。
プロレスグランプリ2021でのコズエン選手についてまとめると、女子プロレスグランプリで中野が2位、好きなプロレスラーで中野が4位、ウナギ・サヤカが9位、白川未奈が10位となっている。
好きなプロレスラーでトップ10入りした女子選手は他に荒井優希(3位)とスターライト・キッド(7位)。
週刊プロレス プロレスグランプリ2021
女子プロレスグランプリ5位
好きなプロレスラー7位
ベストユニット6位Thank you🐯🖤
でも私は全てにおいて常に1番でありたい😈#SLK#OEDotai#STARDOM pic.twitter.com/Egs2AoA4Jg
— スターダム💜スターライト・キッド🐯🖤 (@StarLight_Kid11) January 26, 2022
ネット・プロレス大賞2021(ファン主催)結果
【ネット・プロレス大賞2021・結果】
▼MVP:鷹木信悟
▼試合:2.12 武道館 武藤敬司VS潮崎豪
▼タッグ:タイチ&ザック・セイバーJr.
▼興行:2.12 NOAH・日本武道館
▼新人:荒井優希
▼団体:新日本プロレス
▼伝えたで賞:映画「狂猿」
#npwa2021— プロレス専門ブログ・ブラックアイ3 (@black_eye2) January 26, 2022
[ネット・プロレス大賞2021、結果(仮)| ネット・プロレス大賞:公式サイト]
▼ファン主催 ネットプロレス大賞(3年分)
2019年 | 2020年 | 2021年 | |
MVP | ウィル・オスプレイ | 潮崎豪 | 鷹木信悟 |
ベストバウト | 6・5ウィル・オスプレイvs.鷹木信悟 | 12・11高橋ヒロムvs.エル・デスペラード | 2・12潮崎豪vs.武藤敬司 |
最優秀タッグ | 諏訪魔 & 石川修司 | タイチ & ザック・セイバーJr. | タイチ & ザック・セイバーJr. |
最優秀興行 | 新日本1・4東京ドーム | 新日本1・5東京ドーム | ノア2・12日本武道館 |
新人賞 | 稲村愛輝 | 上村優也 | 荒井優希 |
最優秀団体 | 新日本プロレス | 新日本プロレス | 新日本プロレス |
プロレスを伝えたで賞 | 有田と週刊プロレスと | 世志琥ティックトック | 映画「狂猿」 |
主催者による振り返り。
ネット・プロレス大賞では、東京スポーツ・プロレス大賞と重なる部門が、MVP・試合・タッグ・新人と4つあるのですが、その全てが全く同じとなりました。16年の歴史でも初。
マスコミの選定とファンの評価が近くなったということでしょうか。納得できる結果だったとの声も多かったですね。
#npwa2021— プロレス専門ブログ・ブラックアイ3 (@black_eye2) January 26, 2022
当サイトでも東スポ版が発表された時点でこのように総括していました。
【🏆ファンも「妥当」と概ね納得🏆】
不満爆発という恒例行事がなくなった!? 東スポプロレス大賞2021総括#東スポプロレス大賞 #プロレス大賞 #tospo
今年もやってみましょう「たぶんこうだったんじゃないか劇場」式検証👀 pic.twitter.com/lKbJNoqPnH
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) December 15, 2021
コロナ禍で失速が指摘される新日本プロレスの評価が注目された2021年でもありました。
MVPは新日本が奪い返し、鷹木が受賞。
最優秀試合はノアに奪われ「潮崎豪vs.武藤敬司」。「新日本の試合以外が1位となるのは、2011年の飯伏幸太vsディック東郷以来10年ぶり」とのこと。
最優秀団体は11年連続1位を維持。ただ「2位のNOAHとの点差は14と本当に僅差。2人がNOAHに投票していれば逆転」というギリギリ。50周年イヤーの2022年は再び突き放したいところでしょう。
【最優秀団体 / ネット・プロレス大賞2021】
1位 新日本プロレス 1424点
2位 NOAH 1410点
3位 スターダム 699点
4位 DDT604点
5位 AEW518点
6位 東京女子プロレス 360点
7位 フリーダムズ 260点
8位 全日本プロレス 254点
9位 ドラゴンゲート 223点
10位 まっする 213点
スターダムはDDTを抜く。昨年から3位と4位が入れ替わる。業界での肌感覚通りの“新日・ノア・スターダム”3大団体での上位となった。ここでも女子旋風。
2021年プロレス大賞 3アワード比較
▼2021年プロレス大賞 3アワード比較
東スポ/プロレス大賞(マスコミ主催でマスコミ選考) | 週プロ/プロレスグランプリ(マスコミ主催でファン選考) | ネットプロレス大賞(ファン主催でファン選考) | |
MVP | 鷹木信悟 | 鷹木信悟 | 鷹木信悟 |
ベストバウト | 2・12潮崎豪vs.武藤敬司 | 7・25鷹木信悟vs.棚橋弘至 | 2・12潮崎豪vs.武藤敬司 |
最優秀タッグ
※週プロ版は「ユニット」 |
タイチ & ザック・セイバーJr. | コズミック・エンジェルズ(ユニット) | タイチ & ザック・セイバーJr. |
女子プロレス大賞 | 林下詩美 | 林下詩美 | 部門ナシ |
新人賞 | 荒井優希 | 荒井優希 | 荒井優希 |
MVPは鷹木信悟が、新人賞は荒井優希が3アワード完全制覇。素晴らしい。
ベストバウトが「2・12潮崎豪vs.武藤敬司」と「7・25鷹木信悟vs.棚橋弘至」に分かれた。タッグ部門は「タッグ」と「ユニット」でニュアンスが変わることも影響した!?
昨年はMVPが、東スポ版・週プロ版で内藤哲也、ネット版で潮崎豪と分かれた。「Twitterアカウントを明かしつつ投票するネット版はマニア寄りとの見方もあるが、ビギナーも含めてのファンや週プロ読者層が選んだ際には新日本勢が強くなるようだ」と振り返っていたが、その傾向は今年はベストバウトに出たのかもしれない。
2010年以降の歴代MVP選手
3アワードの歴代MVP選手まとめ。
▼アワードMVP推移
東スポ/プロレス大賞(マスコミ主催でマスコミ選考) | 週プロ/プロレスグランプリ(マスコミ主催でファン選考) | ネットプロレス大賞(ファン主催でファン選考) | |
2010年 | 杉浦貴 | 杉浦貴 | 関本大介 |
2011年 | 棚橋弘至 | 棚橋弘至 | 棚橋弘至 |
2012年 | オカダ・カズチカ | オカダ・カズチカ | オカダ・カズチカ |
2013年 | オカダ・カズチカ | オカダ・カズチカ | 中邑真輔 |
2014年 | 棚橋弘至 | 棚橋弘至 | 棚橋弘至 |
2015年 | オカダ・カズチカ | 鈴木みのる | 鈴木みのる |
2016年 | 内藤哲也 | 内藤哲也 | 内藤哲也 |
2017年 | 内藤哲也 | 内藤哲也 | 内藤哲也 |
2018年 | 棚橋弘至 | 棚橋弘至 | 棚橋弘至 |
2019年 | オカダ・カズチカ | オカダ・カズチカ | ウィル・オスプレイ |
2020年 | 内藤哲也 | 内藤哲也 | 潮崎豪 |
2021年 | 鷹木信悟 | 鷹木信悟 | 鷹木信悟 |