『ケーフェイ』出版に実は佐山は反対していた! KAMINOGE人気連載が単行本化『真説・佐山サトル』田崎健太著が7月に発売へ
pick up ▼ニュース 8・31後楽園「TAKAYAMANIA」丸藤&木高vs佐野&冨宅が追加┃【WWE】イオ&里村参戦確実視される女子トーナメントを大学で開催┃森恒二「創世のタイガ」3巻発売、中邑真輔「原始の世界で滾れ!!!」と応援コメント ▼ベイダー追悼 新日本は23日の山形大会、全日本は30日の札幌大会でベイダー追悼セレモニー┃猪木「ベイダー選手との戦い、記憶に残っている」┃蝶野正洋、ベイダー氏は壊し屋「ガンガン来る選手でやりたくなかった」┃盟友ハンセン「本当に悲しい」ベイダーさん悼む ▼情報&コラム “母校のレジェンドOB”鈴木みのるとは? 後輩・サイプレス上野が語る、「押忍!しか言えない」/鈴木みのるへの挑戦@垣原賢人┃【新日本】復帰目前の本間に「こけし恐怖症」発生/コトダマンAPと棚橋弘至が対談!棚橋に緊急事態が発生!?┃紫雷イオ笑顔の卒業@金沢克彦/途中だというのに@大川昇┃ビッグダディ元妻美奈子が第8子妊娠「まさか…」┃6月25日(月)19:00巣鴨・闘道館「レッスルプラネット6」大和ヒロシ・池田大輔・鈴木秀樹・岡林裕二┃6月29日(金)~9月2日(日)神奈川・逗子海岸 キン肉マンマッスルショット 海の家「キン肉ハウス」オープン┃7月6日日(金)19:00鎌倉ディモンシュ「プロレスと珈琲と私」三田佐代子トークショー┃7月14日(土)13:00巣鴨・闘道館『ドクトル・ルチャのジャベ講座Vol.1』生徒は人気グラドル・白川未奈┃7月16日(月祝)14:00高遠ビル3H(神田駅徒歩3分)「大仁田反省会2」大仁田厚トークライブ&サイン会┃週刊ファイト’18年06月28日号ベイダー K-1 RISE キングダムエルガイツ 紫雷イオ G草津 SSM引退 ▼格闘技 【RIZIN】那須川天心が浅倉カンナと真剣交際を宣言/異色カード、元UFCファイターvs元アウトサイダー王者が決定┃元大砂嵐が男児誕生を報告「この子の為にも強くなります」
※表紙写真を6/26追加しました。
『KAMINOGE』での人気連載が単行本化される。田崎健太著『真説・佐山サトル』が7月に発売へ。
▼new! 真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男 7月26日発売!田崎 健太 (著) 佐山サトル本人への長期取材に加え、前田日明、長州力、藤原喜明、中井祐樹、朝日昇ら多数のプロレスラー、格闘家、関係者の証言で綴る超重厚ノンフィクション。“孤高の虎”の真実が今、明かされる!
プロレス界最大のアンタッチャブル――
総合格闘技を創ったタイガーマスクの真実!1980年代前半、全国のちびっ子を魅了し、アントニオ猪木を凌ぐ新日本プロレスのドル箱レスラーとなったタイガーマスクは、なぜ人気絶頂のまま2年4ヵ月で引退したのか?
UWFにおける前田日明との“不穏試合”では何が起きていたのか? 自身が創設した総合格闘技「修斗」と訣別した理由は?現在も「21世紀の精神武道」へのあくなき追求を続ける佐山サトルは、その先進性ゆえに周囲との軋轢を生み、誤解されることも多かった。
謎多きその素顔に『真説・長州力』の田崎健太が迫る。佐山サトル本人への長期取材に加え、前田日明、長州力、藤原喜明、中井祐樹、朝日昇ら多数のプロレスラー、格闘家、関係者の証言で綴る超重厚ノンフィクション。“孤高の虎”の真実が今、明かされる!
【目次】
プロローグ 佐山サトルへの挑戦状
第一章 父親のシベリア抑留
第二章 プロレス狂いの少年
第三章 ガチンコの練習
第四章 『格闘技大戦争』
第五章 サミー・リー、イギリスを席巻
第六章 タイガーマスク誕生
第七章 結婚とクーデター
第八章 電撃引退
第九章 “格闘プロレス”UWF
第十章 真説・スーパータイガー対前田日明
第十一章 佐山サトルの”影”
第十二章 初代シューターたちの苦闘
第十三章 バーリ・トゥードの衝撃
第十四章 ヒクソン・グレイシーと中井祐樹
第十五章 修斗との訣別
エピローグ “孤高”の虎
『KAMINOGE』では最新vol.78にて「第十一章 佐山サトルの”影” 」あたりの内容となっている。連載はvol.79(7月上旬発売分)まで続き、一方で単行本は続編を加えた完全版として発売となる。
vol.78での「ケーフェイ」を巡る記載が興味深かった。作成プロセスで佐山とターザン山本!氏では見解が食い違う。佐山の説明は「取材ではなく、更科四郎さんたちとの週1回の話し合い。それが原稿化された」。山本氏の説明は「喋ったのは俺。書いたのは更科さん」。そして佐山は「(佐山からは)出すのはやめましょうという話をずっとしていた。みんなに押し切られた」とした。
プロレスの仕組みを暴露したとされる『ケーフェイ』はこうして世に出る。プロレスの世界しか知らない佐山にはユニバーサルにも仲間がおらず、更科氏らと過ごす時間を毎週持った時期があった。著者が出したくなかった異常な本は、こうして出版されたのだ。
いわゆる『1984年のUWF』との違いであれば、田崎健太氏は佐山にも前田日明にも取材をしている。言い分を尊重しながら、史実を整理していく。
これはノンフィクションと言えるのか? そんな論争が2017年のプロレス本で巻き起こった。柳澤健氏の『1984年のUWF』への関係者・ファンの反発。反論本としての切り口で複数が出版もされた。
柳澤氏にせよ、田崎氏にせよ、史実に迫るパフォーマンスを出版により繰り広げたことになる。だけれどもプロレスにはあまりに本人や当事者頼みとなる事項が多く、事実かどうかはけっきょくわからないことも多い。極端に言えば先の佐山も発言も、どのくらいの勢いで反対したのか、本当に反対したのかはわからない。
それでも、田崎氏による佐山や前田とのやりとりは面白い。語られていることが事実であれカモフラージュであれ、前提となるプロレス観が都度あふれ出す。単行本でも確認しておきたいと思う次第。
己のルーツを愛し、信じよ。 vol.79の表紙はコレだ! #KAMINOGE #桜庭和志 #QUINTET pic.twitter.com/zrrclomskG
— 金井久幸 (@ka_nai) 2018年6月22日
>> kaminoge公式サイト