RIZIN.25 フェザー級王座決定戦で朝倉未来と対戦する斎藤裕の独占インタビュー(後編)「僕自身、そんなに朝倉未来を大きくとらえてはいない。」
2020年11月21日(土)RIZIN.25(大阪城ホール)で開催されるRIZINフェザー級王座決定戦で、朝倉未来選手と対戦する斎藤裕選手の独占インタビューをしてきました。後編はRIZIN、そして朝倉未来選手について話していただきました。
(取材協力:総合格闘技道場CAVE)
(後編)RIZIN・朝倉未来選手について
-では、RIZINについてお聞きします。まず、前回のRIZIN.23に初出場して身の回りの変化はありましたか?
そうですね。やっぱりRIZINを観ている人たちは多いので認知されることは増えましたね。お店なんかでもたまに話しかけられます。
-現在のコンディションはどうでしょうか。
いいですよ。現時点でも、試合時の体重まで落とせているので、いよいよ試合モードと言う感じですね。※RIZINは前日計量
-今日、インタビューさせていただいているのは総合格闘技道場CAVEですが、ここではどんな練習をしているのですか。
基本的には石渡さん(石渡伸太郎選手)のクラスに参加して練習をさせてもらっています。レスリングや寝技、試合前には打撃の練習もします。試合前じゃなければケージ・レスリングや基礎練習もします。石渡さんには戦術的なサポートも話し合いながらしていただいています。
-何度も聞かれていますが、朝倉未来選手の印象は?
自分の強みを把握して相手の弱点を見つけそこを攻められるクレバーな選手と言う印象です。
-今回、朝倉選手にはかなり見下されたような発言をされていますが、それについてはどう思いますか。斎藤選手について、朝倉未来選手の発言「俺の相手じゃない」、「今回のタイトルマッチに勝ってもベルトの価値はあがらない」など
ははは。あのキャラクターをやらなくちゃいけないのも大変だと思います。自分のファンのためにあのキャラをやり続けるのって大変ですよね。
-朝倉未来を演じるってことですか?
いや、彼が本心で何を考えているかはわからないです(笑)。
世界の強豪と戦いたいなども話していますけど、どこまで本気かもよくわからないですので、話半分で聞いています。
-今回のタイトルマッチ。勝敗をわけるポイントはありますか。
とにかく、自分から主導権をとりたいとは思っています。結局、実際に戦ってみないとわからないのですが、相手の出方を見るより自分が主導権をとる方が大事だと思っています。
-朝倉未来選手より勝っていると思う点は?
はい、根性です(笑)!
技術的なことで言えば、僕のほうがディフェンスはうまいのではないかと思っています。
-朝倉選手に勝つと国内格闘技界の勢力図がガラっと変わると思いますが、そこについてはどう思いますか。
うーん。それは試合を観る人たちが感じることで僕は試合だけに集中しています。多分、朝倉選手ファンの多くの人は、普段、格闘技観ていない人の方が多いと思いますし。僕自身はそんなに朝倉選手を大きくとらえてはいないです。
-斎藤選手のMMA選手としての強みはなんですか。
勝機を逃さないことです。
-では、今後の展望を教えてください。
やはり、一番は2020年11月21日(土)の試合(RIZINフェザー級王者決定戦)に勝つことです。そうすれば、ベラトールとの選手との対戦も見えてきます。厳しいのはわかっていますが、そういうところを目指さないと、プロの選手としてやっている意味がないかなと思っています。
-最後にメッセージをいただけたら
勝つために試合をします。自分が本気で勝ちに行く姿を多くの人に観てほしいです。頑張って勝ちに行きますので試合を観てください。
-本日はありがとうございました!
斎藤裕選手プロフィール
ツイッター:@yutakasaito1008
YouTube:斎藤裕チャンネル
秋田県出身。
所属:パラエストラ小岩。
第10代修斗世界フェザー級王者。
プロ戦績:24戦18勝4敗。
最近の2試合は「喧嘩番長」の異名もつストライカーの高谷裕之を1R左フックでKO。前試合が初出場となったRIZIN.23(2020年9月22日)では11連勝中の摩嶋一整を2RサッカーボールキックでKO。
前編は斎藤選手がMMAのきっかけ、プロレスについて語ってくれました。