藤田和之「全日本系は真ん中に立つ。猪木さんとか回る」 潮崎戦後の沈黙破る
12日、YouTube『永島オヤジの格闘チャンネル』藤田和之出演回の初回が公開された。全3回になるようだ。
あの睨み合いは無観客だからなのか、有観客でも実行されたのか。
ノア3・29後楽園での無観客試合メインは57分47秒決着。冒頭31分の睨み合いが話題となった。
【😎追っかけ現地レポート😎】
静々動々の57分47秒 ノア3・29後楽園無観客試合#プロレスリングノア #noah_ghc #お家がリングサイド
潮崎豪vs.藤田和之。ゴング後から組み合わないままに続いた視殺戦は実に30分超!!
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— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) March 29, 2020
試合後にノーコメントだった藤田和之が直球で口を開いているのが興味深い。潮崎豪戦がノア最終試合となりそうなだけに、初言及がYouTubeとなったのは永島氏と金沢氏への信頼なのだろう。
注目されたのは、あの睨み合いは無観客だからなのか、有観客でも実行されたのかという点。これに関して藤田は「お客さん居てもやったでしょうね」と口を開いた。驚くなかれ、続きもある。
「全日本系の人たちって真ん中に突っ立ってんですね。猪木さんとか回るでしょ。そうなのかなぁと思って」
“自身”のスタンスを貫きつつも“出自”が影響しての睨み合い。
意を決したように口を開く永島氏のココ一番ぶり
動画の進行からして永島氏が昨今のプロレス界をチェックしていないことは明らかで、立会人の金沢氏にアウトラインは委ねられていく。それでいて、意を決したように口を開く永島氏のココ一番ぶりに唸らされる。
「昔から媚を売るとかさ(藤田は)関係ない男だから」
「坂口征二と猪木がやったときにそういう(睨み合いで相手に触れない)のあったなぁ。10分くらい何にもやらない」
どんな試合であれ、そういう試合が意図されて実行されたでオシマイとなればつまらない。よくばりかもしれないが、ボクらは熱狂できて、かつ語れる、そんな試合を期待してしまう。この動画を見ることで、ボクらの語りが冗長される。
観客に媚を売らない男。それでいて藤田は試合終盤、見栄えのする秘技としてのフランケンシュタイナーを放ってみせた。
金沢氏「ずーっとリクエストしてたんですよ、フランケンシュタイナーやってくれって」。
ある種の”最後の大一番”に”自分史の1ページ”を刻もうとしたのだろうか。動画では、この技に絡んだ武藤敬司とのエピソードも語ってみせた藤田。
言うまでもなくクライマックスは、ここではあえて記さないが、短いながらもノア潮崎豪への言及だろう。
今後もプロレス界の焦点とリンクしていくものになるのであれば、YouTube『永島オヤジの格闘チャンネル』の存在は脅威になっていく。プロレスとは“読解力”だ。
2020年5月にプロレスファンのための「オンラインサロン」開始
動画中に紹介あり。5月に「永島勝司×金沢克彦によるオンラインサロンを開始」とのこと。なんだろ!?