防護服カメラマンが伝えた! ノアが王座戦3試合含む無観客配信15万視聴
TVマッチは2連戦となった。
18日はタッグリーグ優勝決定戦を含む「シリーズ最終戦」。19日は3大王座戦を含む「ビッグマッチ」。タッグリーグ覇者による王座挑戦というセオリーも健在だった。観戦方法こそ非常事態だったが、ラインナップでは“いつものノア”が体現された。新規ファン掘り起しならば違った手法もあるが、ここは「大会まるごと」の2連戦にこだわったのではと思えた。
加えて、テレワークでいろいろ仕掛けづらい状況下においても、ネットニュースに武藤と桜庭のキャッチボールを提供したことも見逃せない。メディアは1995年10月9日・東京ドーム決戦における新日本プロレスvs.UWFインターナショナルでの“第1試合vs.メイン”出場者対決を煽る。試合での足4の字という武藤の仕掛けを桜庭がサクラバロックで切り返し、大会はひとつのクライマックスを迎えた。
こういうメディアを巻き込んだ絵巻こそがプロレスの真骨頂でもある。この点においても「プロレス止めず」なのではなかったか。
武藤のバックステージコメント。
(清宮海斗からの対戦要求には)「俺のギャラたけぇからなあ」と周囲を笑わせた武藤だったが、「あと条件としては、俺を桜庭以上にプロレスに没頭させてくれる試合をして欲しいよな。かつ、画面の向こうで見ているお客様をエンジョイさせるような試合ができるという自信があるなら、やってやるよ」と続け、貫禄たっぷりに承諾してみせた。
(プロレス&格闘技DX)
生身のリアルをコメントに放り込んでくるセンスが武藤であるが、ギャラの高さに見合うコメントを出すのもまた武藤なのだ。これまた、唸る。ムタ登場シーンも盛り込んだノア、ギャラが高いぶん使い倒し!?
丸藤正道のツイート。
武藤さんの隣にも立たせてもらったし対戦もした人間から言うと「何を求めてそこに立つか」だと思う。
やっぱレジェンドなので、レスラーとしてもただファン心理で立ちたいのか、ホントに「何」かを盗みたいのか。
20年以上やってきてようやく俺もその「何」かを得ようとしてると思う。
教えないけど https://t.co/rlbH9Ofkvw— 丸藤 正道 (@noah_marufuji_) April 20, 2020
拳王「武田(執行委員)をほめてやりたいなって思うぞ!!」
ノアの姿勢、反体制派の拳王をも動かす。
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★小川良成インタビュー
…刺激的発言が続出!★拳王のクソヤローどもオレについて来い!!
…拳王が無観客試合を語る!#noah_ghc pic.twitter.com/3UUB8tmAQj— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) April 14, 2020
最新の週プロで拳王が「行き場のない気持ちを満たしているのがノアのTVマッチ。武田(執行委員)をほめてやりたいなって思うぞ!!」などとコメントしている。誌面でご覧あれ。