スターダムに千の顔 新人主役・若手主体の金曜大会を1.4万人同時視聴
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— スターダム✪STARDOM (@wwr_stardom) July 8, 2022
3・11ニューブラッド1でデビューした天咲光由が、この日の最後に入場。
すっかり定着した“撃ち抜くポーズ”で観客をトリコに。
グラウンドポジションで「どれだけ天咲が切り返してくるか」を試したジュリア。天咲は頼もしくも、一定以上の切り返しをみせた。
なおもジュリアがスリーパー。何度も立ち上がってくる天咲にジュリアはこの表情。
天咲がヒザ十字固め。ジュリアは最初はすずしい顔をしていたが、技がしっかり決まるや「イテテテッ」とエスケープ。
天咲が得意の天聖を決めるがカウントは2。
立ち上がろうとする天咲の様子が応援を引き出す。見る者に訴えかける存在感は、SNSでも改めて話題に。
天咲が天橋立で丸め込み勝利を狙うがカウント2。ジュリア「あっぶねぇ~」。
「がんばれよ」と口にしながらジュリアが滞空時間長めのグロリアスドライバー。これで決着となった。
ジュリア「NEW BLOOD3にお越しの若い女が好きで好きでたまらない諸君、ごきげんよう」。こうした視聴者巻き込みはジュリアが手慣れたもの。「光由、光由、天咲光由、なかなかいいエルボーもってるじゃん。そのエルボーがあれば、私は認めたくはないけど、効いちゃったよ。でも、でも、でも、それだけじゃあ、まだダメだよなあ。てっぺんめざすんだよなあ。もっともっと苦しんで、もがいて、もがいて、てっぺんめざしていけ。君のゆく道は、まだまだ果てしない。でもな、その先には無限の未来が待ってんだよ」とエールも。
天咲「今日負けてしまって本当に悔しいです。この五番勝負で絶対成長、そして、このNEW BLOOD3、いやNEW BLOODという大会で私が中心になります」。
天咲のバックステージ「NEW BLOOD3、本日、私の五番勝負1戦目がジュリアさんで、負けちゃって、すごく悔しかったです。でもこの五番勝負で、成長してみせます。そしてこのNEW BLOODという大会は、私が中心の大会にしていきたいと思います」。
新日本で課題視される「若手の台頭」。スターダムではニューブラッドでカタチに
この大会の前日7日にスターダムの親会社ブシロードの木谷高明オーナーが、新日本プロレスの現状打破を促す。
発表会内では新日本の課題の一つとして若手の台頭があげられた。木谷オーナーは「もっと若い人が実戦に出られる場を。100回の道場よりも1回の実戦だと思うんですよね。小さな会場では別にヤングライオンメインで構わないと思うんですよね。一人前にならないと(メインに)出しちゃいけないみたいな空気があるんですよね。僕は違うと思います。過程を楽しみたい人もいっぱいいるので」と持論を展開。黒パンツ、坊主頭からスタートするヤングライオンについても「まず個性をなくすところから始めるって、もうこれいったいいつの話だって話ですよね。150年前の発想ですよ。今は個性をどれだけ出すかって時代ですよ。最初は無個性でいいと思いますよ、一瞬。でもどんどん個性を出せる場を積極的に短期間に作ってあげるべきかなと考えています」と変革の必要性を説いた。
(東スポ)
ファンも「けっきょくはスターダムを見習えってこと!?」と反応したが、もちろん論拠にスターダムのニューブラッド成功もあるに違いなかった。
「一人前になる前の過程を楽しむ」新人主役・若手主体の翌8日大会は、シリーズ恒例の平日開催で419人札止め。会場こそ小規模ながら配信用にライトアップ&ステージセットされた戦略性で、YouTube最高時1.4万人同時視聴を記録した。ストーリーの起点もふんだんに取り込まれ、とてつもないプロモーションとして機能していることは明らかだろう。
それでいて“ブランドとしての見え方”にも細心の注意を払う。YouTubeのコメントは「登録期間13週以上」と制限された。
コメントが荒れてたから、コメント制限はナイス!
けど、自分もコメできんくなってもーた😭
大江戸隊のときはコメしたかったなぁ
#NB
#NewBlood3 pic.twitter.com/KyWAcZwxvW— ヤミねこ@沖 貴優:世界を破壊し、繋げる (@yaminekorider) July 8, 2022
“千の顔”で市場を切り拓く大胆さと、選手・ファンの“痛み”を最小限にする繊細さ。目立つことをすれば悪く言うファンも出てくるわけだが、ザッとハッシュタグを追っても「面白かった」「元気が出た」「配信ありがとう」の声が相次いでいた。そのクオリティで多くのファン・シンパを味方につけながら、スターダムは夏に向かっていく。熱い闘いはまだまだこれからだ。