
昨年観客数の「2倍」で5★STAR開幕 林下が朱里を初フォールで復活宣言
セコンドも闘っている 中野たむと白川未奈がお互いサポートで白星発進
<第2試合/5★STAR GP 2022 ブルースターズ公式リーグ戦/15分1本勝負>
〇白川未奈(COSMIC ANGELS)
10分42秒 グラマラスコレクションMINA
●渡辺桃(大江戸隊)
入場ダンスを渡辺桃に襲撃された白川。中野が駆け寄りフォローする。その中野、序盤で大江戸隊の介入を阻止しようとするも、やり返される。セコンドもまた闘っている。
この日の白川はポニーテールに髪をまとめ、決意のほどが目から感じられた。
格闘技・トレンド
『ちゃんみな』#5STARGP2022#STARDOM pic.twitter.com/YEOmskwApq
— スターダム✪STARDOM (@wwr_stardom) July 31, 2022
打撃中心の“戦闘型”で「ちゃんみな」トレンド入り。最後は渡辺をグラマラスコレクションMINAで丸め込む。
没収したスパナを肩に挟んでアーティスト戦(ウナギ、SAKIと組む)を要求した。渡辺は受諾もスパナはこのあと奪い返す。
エアーでもはっきりわかった。「入魂」ハチマキを巻いた白川が見える!!
白川「やっと渡辺桃に勝てました!5回目のシングルなんですかね。スパナ封印とかいろいろ言ってたけど、結局私の5★STARは私のいまの夢の白いベルトに近づくためのリーグ戦だと思ってるから、白いベルト最多防衛記録を持ってる渡辺桃に勝ったのは私の中ですごい大きな一歩。これを重ねていって、絶対に夢に近づく、絶対に夢をあきらめない。そしてアーティストのベルト、コズエン&COLOR’Sで取ってやる。恥をかくのはスパナ依存症の渡辺桃だからね!」
<第5試合/5★STAR GP 2022 レッドスターズ公式リーグ戦/15分1本勝負>
〇中野たむ(COSMIC ANGELS)
11分50秒 トワイライト・ドリーム
●ひめか(Donna del Mondo)
次は私がセコンドだからね!!
白川が中野のリングインをサポート。
著書で「男性になったら誰のファンになる?」に「ひめか」と答えていた中野だが・・・ギャー。
逆エビに苦しむ中野。セコンド白川がエプロンを全力バンバンしてエスケープを促す。
ひめかの大きさをものともせずトワイライト・ドリームで投げ切り中野が白星発進。
「体幹の強い中野ムーヴ、ブリッジで立ち上がってみせた」なのか「村山大値レフェリーにあまえんぼうして起こしてもらった中野」なのか。お好きなキャプションでお楽しみください。
大田区の天を指した中野は、夏の宇宙旅行でわれわれをどこまで連れていってくれるのか!?
お互い白星発進となった中野と白川が『5★STAR GP 2022』しゅっぱ~つ。
宇宙一かわいいアイドルレスラーがここに存在します。
中野「真夏のたむロード、白星発進!ひめか、確かにかわいい、確かにめっちゃでかい、確かにめっちゃ強い。でも、一番強くてかわいくてすごいのは、中野たむなんだ!みなさん、宇宙一美しい夏の黄昏をみなさまにお見せします。ビリーブ・イン・たむ!」。
中野たむと白川未奈がお互いをサポートしつつ白星発進だ。コズエンは自身の試合はもちろんのこと、セコンドとしても闘っている。いざ夏の宇宙旅行へ。
キッド「ふざけんなって話。つきまとう」林下「たったいまから林下詩美、復活します」
<第7試合/5★STAR GP 2022 ブルースターズ公式リーグ戦/15分1本勝負>
●上谷沙弥(Queen’s Quest)
9分45秒 モモ☆ラッチ
〇スターライト・キッド(大江戸隊)
マスクウーマンなのに、この溢れ出る感情は何なんだ。
勝ちたい。
私はもっと勝ちたい。
キッド「なんでこの結果がワンダー戦の立川で出せなかったのか、自分にイラっとするね。でもさ、私が一番負けたくない相手、上谷にシングル初勝利。おまけに大事な大事な2点までペロリしちゃいました。これは自分にとって本当に大きな勝利だと思うけど、ワンダー・オブ・スターダムチャンピオンに直接勝利したということは、ということは…だけど!いまは5★STAR GPも狙っているし、さすがにまたいますぐ再挑戦なんて私は先走らねえよ。けど!この1勝をしただけでこの前のバックスタージで出た言葉は晴らせるほど軽いもんじゃねえんだよ。ってかさ、なんで昨日チャンピオンの上谷が泣いてんだよ。いままで8人挑戦してきたヤツら、そして私。私の挑戦と言動なんだと思ってるんだよ、ふざけんなって話だよ。でも、まだまだまだまだ完全勝利はしていない。上谷のお豆腐メンタルがズタボロになるぐらい、私は一生おまえ上谷、つきまとってやるぞ。とりあえず5★STAR GP、上谷沙弥、天罰完了」
キッドが「この前のバックスタージで出た言葉は晴らせるほど軽いもんじゃねえ」と振り返った言葉は何だったのか。
キッド「ああ…3度目の挑戦でも取れない!うっうう…。2020年5★STAR、2021年シンデレラ、新人の上谷に私は、負けて(涙)。ハイフライヤー、私の見せどころも全部持っていかれた気がして。ドン底まで落ちた。私は上谷にずっと邪魔されてきた! 今回アイツから絶対、白いベルト奪って、それも全部忘れて(涙)。捨ててやろうと思ったのに…。私はやっと!約7年かけてここまできたのに、いまの私でも取れないのか!いまの私に何が足りないんだ!なんでずっと上谷から勝てない(涙)。私が一番負けたくない相手は上谷沙弥なのに、うっうっ…」
(7・9立川)
大きな勝利なのに「自分にイラっとする」キッド。上谷が前夜にKAIRIの前で「この白いベルト…泣いてるのかなぁ?」と泣いていた。立川大会で自らに勝ったはずの上谷のアクションに、キッドは唇をかみしめる。闇に踊るスカイ・タイガーは、刻々と変わる事態を言葉で吐き出した。ここまで勝敗の意味をキッドは問い続けるのだ。
<第8試合/5★STAR GP 2022 レッドスターズ公式リーグ戦/15分1本勝負>
●朱里(God’s Eye)
14分56秒 ハイジャック・ボム→片エビ固め
〇林下詩美(Queen’s Quest)
いつもリング内外でとんでもない攻防となるこの顔合わせ。とにかく決着がつかない両者に15分は短すぎるが、林下がギリギリの14分56秒、ハイジャック・ボムで勝利。
林下は朱里に初フォール勝ちとなった。リーグ戦は両者とも1勝1敗に。
林下「朱里から、朱里からはじめてピンフォールとったぞー! さすがは、さすがは赤のチャンピオン様だよ。メチャメチャ強かったよ。でも、今日この大田区、最後に立ったのは林下詩美です。去年、年末朱里から赤いベルトとられてから、林下詩美個人の輝きまったく放てなかったけど、たったいまから林下詩美、復活します。こんなに痛いのに、辛いのに、まだ5★STAR GP、2戦しか終わってません。5★STAR GPはあと2カ月、私たちも全力で闘いぬくので、みなさんも残り2カ月、全力でついてきてください。2022年、林下詩美がみなさんに最高の夏をお届けします。その日まで、ご機嫌よう」
朱里との通算成績はこれで1勝2敗3分け。スターダムにおける究極カードを想起させる顔合わせは、林下の「初めてのピンフォール勝ち」となった。30分フルタイムでも決着がつかない両者が、命の奪い合いをすることで得た“残り4秒結着”。
スターダムにずっしりと勝負論を降臨させたのは『5★STAR GP 2022』への覚悟であり、フルタイムが多かった昨年開催分の凌駕を思わせた。最初からこんなにも熱くてどうする!? 真夏の祭典はここに開幕した。