刺激的査定で出撃先団体を潤すウナギ ギャン期があれば何でもできる
『5★STAR GP 2022』終了後のスターダム、ウナギ・サヤカが他団体出撃期間に突入した。同グランプリ最終日に「私はもっとド派手に、何色もにかぶきたいので、決心しました。大暴れします」と宣言。いったいウナギのまわりに何が起きているのか。
(写真提供 @michiosannnn さん)
ウナギ・サヤカ「次に殴り込みに行くのはあなたのところかもしれません」
宣言したのは、10月1日(土)武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナ大会。
「(5★STAR GP 2022では)単独のドベから、3人のドベに並んだのかな? 勝敗には勝ちと負けしか、白と黒の二色しかないですけど、プロレスにおいてはその二色だけじゃないと思ってます。このリーグ戦では、私は負けることの意味と、勝てないことの現実を知り…どのリーグ戦よりももがきながら進めたのかなと思います。私はもっとド派手に、何色もにかぶきたいので、決心しました。大暴れします。見ててください。ウナギ・カブキは、終わらない」
大暴れの中身が「ギャン期」だと10月3日に明かした。
ギャン期に突入します。 – YouTube
COSMIC ANGELSであることは変わらないのですが、
ここはウナのおおわがままですべての世界を
大査定したいと思います。このギャン期期間中はウナギ・サヤカのお夜食事情も復活します。
次に殴り込みに行くのはあなたのところかもしれません。(当面予定)
JTO 10/7 王子ベースモンスター
ディアナ 10/16 後楽園ホールこの世界で一番自由に生きたやつが真の傾奇者だ~!!
大会結果 マーベラス 10月25日(火)新木場1stRING
■ マーベラス
日時:10月25日(火)19:00
会場:新木場1stRING 観衆未発表
<第1試合>
〇青木いつ希
10分28秒 ラリアット→エビ固め
●Maria
<第2試合>
〇井坂レオ
9分0秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
●齋藤拓海
<第3試合>
渡辺智子&●門倉凛
14分44秒 首固め
〇桃野美桜&川畑梨瑚
<第4試合>
〇ウナギ・サヤカ
10分30秒 城門突破→片エビ固め
●宝山愛
<第5試合>
彩羽匠&〇永島千佳世
8分50秒 フィッシャーマンズ・バスター→片エビ固め
●笹村あやめ&優宇
ウナギ「(宝山に)もっと苦しめ。もっと強くなれ。いいな。てわけで1人目、宝山愛、仕留めてやった」
宝山愛vs ウナギ・サヤカ
ウナギ・サヤカ勝利!#マーベラスプロレス#Marvelous pic.twitter.com/e30AspGcCD
— マーベラスプロレス Marvelous (@info_marvelous) October 25, 2022
ウナギ「Maria、出てくると思ってたよ。つぎ私がマーベラスに出れそうな日程・・・11月17日、新木場でお前とシングルやってやるよ。乗り組みプランとしましては、コイツを倒したら12月4日の後楽園ホール大会で彩羽匠とタイトルマッチやっちゃうんで。みなさんちゃんと空けといてくださいね」
さぁ、次の相手は、、、
11/17マーベラス新木場大会
Mariaだ!!!
ウナギ・サヤカのプランは、、、#マーベラスプロレス#Marvelous#ウナギ・サヤカ pic.twitter.com/GxGXWRyHbw— マーベラスプロレス Marvelous (@info_marvelous) October 25, 2022
彩羽「12月4日、自分は永島さんとシングルがやりたいです」
永島「だって」
長与「だったらその前に千佳世とシングルマッチやれば?」
永島「なんで私が(ウナギと)やんなきゃいけない!?」
長与「どいつもこいつも言いたいこと言いやがってコノヤロー」
ウナギ「言いたいこと言うのがプロレスラーだろ」
長与「そりゃそうだ。じゃあもし永島さんに勝つことができたら12月4日、彩羽に挑戦させましょう。でもMariaも待ってるからね」
ウナギ「Mariaなんかあとだあとだ、博多な、11月27日。お前は博多だ。先にコイツ(永島)を倒す。査定してやるよ」
永島「その前に私が査定してやるよ」
まさかの、
Mariとは後回しの11/27博多大会!!11/17マーベラス新木場大会
永島千佳世とだー!!!
ウナギ節炸裂!🦖#マーベラスプロレス#永島千佳世#ウナギ・サヤカ pic.twitter.com/RFSo6iTega— マーベラスプロレス Marvelous (@info_marvelous) October 25, 2022
彩羽匠の負傷については26日に再診察することに。
皆様へ。10月25日マーベラス新木場大会ご来場頂き、また配信をご覧頂きありがとうございました
メインの試合中に弊社所属 彩羽匠が負傷致しました。興行後に病院にて診察を受けましたが、救急外来の為、医師と話し合い本日主治医のもと再度診察を行う事になりました。診断が降りしたいお伝え致します— 長与 千種 Chigusa Nagayo (@chigusa8888) October 25, 2022
売店にも立ち毎大会がファンミーティング状態。マーベラスではタイトル挑戦も視野
JTOでは複数回のチケット発売追加があったが、この日のマーベラス新木場もほぼ満員だったという(リングサイドは間隔詰め、ひな壇は1席飛ばしで声援OK)。出撃先団体を潤すことができるのは、人気レスラーである証だ。
とはいえ団体が活性化しなければ意味がない。上記でマーベラスの動画入りツイートを紹介したが、ウナギに反発する選手への本気の後押し声援がありありと感じられる。ウナギによる刺激はプレゼン上にとどまらず、実際のマットで起きている。
また、コロナ期間中のスターダムとは違って、売店にウナギが出ている。現地組からは「毎回がファンミーティング状態」とのこと。他の選手も含めて、距離が近く感じられるのだという。「他団体を知ることで、他団体の選手や団体の魅力が伝わり、ウナギはプロレス界の発展に寄与してますね」という声も。
現時点の以降ギャン期スケジュールはこの通り。
ギャン期🦖🔥
Unagi Sayaka is writing an awesome chapter in her wrestling career!
11.4 vs 稲葉ともか #pw_jto
11.17 vs 永島千佳世
11.27 vs Maria
12.4 vs 彩羽匠 #Marvelouspro
殴り込みに来て欲しいとこはどこだ?#ウナギ・サヤカ #ギャン期 pic.twitter.com/xuqGpizG6i— ウナギ・サヤカ🐯🦊🦖unagi sayaka (@unapi0902) October 26, 2022
ウナギのプラン通りにいけば、12月4日の彩羽戦はタイトルマッチとなる(ただし彩羽は負傷の度合いを診断中)。
他団体出撃から、スターダムであり得ない個人YouTube、売店まで。ウナギとスターダムの間に何が起きているのかと思わせもする展開に、ファンはザワザワしている。ただ部外者のわれわれがその内実を聞いたとしても正しく受け取ることはできないだろう。
与えられた流れの中で何をなすべきかが問われるのがレスラーであって、言うなればウナギ・サヤカは最高にプロレスラーをしている。世界のあらゆるテリトリーの大会を自身の参戦で潤したブルーザー・ブロディの存在さえもかぶって感じられる。ギャン期が活性化すればするほど、どのように帰ってくるかが楽しみというものだ。
それが未来の現実かもな
— ウナギ・サヤカ🐯🦊🦖unagi sayaka (@unapi0902) October 7, 2022
武蔵野の森総合スポーツプラザでの「大暴れ」宣言は10月1日、闘魂が天に旅立った日でもあった。いつも「笑って歩こうぜ」と前を向いていた先達にならうがごとく、しっかり楽しんでいこうではないか。「ギャン期があれば何でもできる」のだ。