揺れる中で復帰の中野「また今度言うね」、初防衛の安納「まだ一緒にいて」
4日、『スターダム13周年記念STARDOM Supreme Fight 2024〜大阪ミナミの乱〜』エディオンアリーナ大阪第1競技場大会が開催された。COSMIC ANGELSの中野たむ、安納サオリはそれぞれ復帰戦、初防衛戦に臨んでいる。コメント言い回しは公式サイトに合わせてあります。
大会結果はこちら。
【 #stardom 大阪まとめ&投票】舞華が上谷沙弥を退けてワールド初V、13周年…全選手招集でエンディング/安納サオリがスターライト・キッド相手にワンダー初V/中野たむが4か月ぶり復帰、早くも舞華と火花
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ロッシー小川EPとの契約をブシロードファイトが解除。選手はスターダム残留か新団体かを決断へ
大阪大会はユニット越境、ロッシー小川EPを囲む13周年ショットでエンディング。されど、大会一夜明けには小川氏との契約解除が明らかとなった。
[ロッシー小川EPとの契約をブシロードファイトが解除 スターダム創始者]
【大阪大会一夜明けに発表】
ロッシー小川EPとの契約をブシロードファイトが解除 スターダム創始者#ロッシー小川 #stardom
ブシロード側が「(小川氏による)多数のスターダム所属選手・スタッフに対する引抜き行為があった」と説明 pic.twitter.com/biQF00qQmh
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なお、サムライTVでも映像が流れたように、大会後に岡田太郎社長が取材に応じている。メインバックステージコメント後に15分ほどのメディア勢アリーナ内待機(この間に小川氏への通告があったと思われる)を経ての囲み会見となった。ここでは2月4日付での小川氏の契約解除(解除理由説明はこの時点ではなし)が伝えられた。「皆様の方に個別に情報が入る可能性を考慮」とされ、5日正午の公式発表まで報道を控えるように依頼があった。
時系列としては、舞華呼びかけでの13周年ショット→小川氏への契約解除通告→岡田社長囲み会見となっている。
大阪大会一夜明け以降の報道を総合すると、小川氏には新団体の計画がある。選手は大阪大会前より年度末契約更新に向けて残留か新団体かの決断を迫られる流れとなった。
復帰した中野たむ「この4か月間、本当にいろいろ考えた…それについてはまた今度言うね」
<第3試合/中野たむ復帰戦 タッグマッチ>
〇中野たむ&水森由菜(COSMIC ANGELS)
12分43秒 タイガースープレックスホールド
白川未奈&●月山和香(EXV(E neXus V))
中野の試合でのリングインは4か月ぶり。
欠場の発端となった足を白川があらゆるバリエーションで執拗に攻める。「大丈夫よッ」とばかりに中野が飛ぶ。
オリジナルコズエンとしてお互いを強く意識する者同士。中野と白川が打撃交換だ。
月山もまた、以前の「初勝利を目指していた」ときを思わせる攻めを見せる。月山がいたときのコズエンがオーバーラップ。
たむ飛行機(浜口京子さんから伝授)からのタイガースープレックスで中野が勝利をつかむ。
月山のことが気になるのだろう。中野が月山に視線を送る。
(リング上)
中野「宇宙のみなさん、ただいま! 中野たむ、リングに生還しました! やっぱ、このリングの上が、たむの生きる場所だって思える。休んできた分、ここから一気に巻き返していきます! キラキラに輝く、たむロード第2章! また、たくさん心配かけちゃうかもしれないけど、これからも信じてついてきてくれたら、うれしいです。いい? 宇宙にきらめくたむロードについてこい、ビリーブ・イン・たむ!」
(第3試合後のバックステージ)
中野「宇宙のみなさん、ただいま!」
水森「おかえりなさい、たむさーん!」
中野「ゆなもん、本当にゆなもんが隣にいてくれてすごく…」
水森「(遮って)ずっとずっと、ずっとずっと待ってました!」
中野「おお…。たむがしゃべってるのに(笑)。ごめん。本当にコズエンをずっと守ってくれててありがとう。今日もゆなもんが隣にいてくれて本当に心強かった。みなさん、本当にいままで待っててくれてありがとうございます。やっぱり今日、みなさんの声援を受けてリングで闘って、リングの上こそが、プロレスこそが私の生きる道だってあらためて強く感じた。コンディションはメチャクチャいいです。欠場前より強く、かわいく?(映し出された画面を確認して)…なって帰ってきてる。この調子だったら、あのベルトもすぐに取りにいけるんじゃないかなと思ってます。ねえ、ゆなもん。本当に感謝してる。この4カ月間、本当にいろんなことを考えた。自分自身のこと、コズエンのこと、ゆなもんのこと。本当にいろいろ考えた。……それについてはまた今度言うね」
水森「たむさん、最後に言わせてください。不安だったけど、私はずっとビリーブ、イン、たむ!です!」
大阪ビッグマッチ2大会連続セミの安納サオリ「ずっとじゃなくていいからさ、まだまだ一緒にいてよ」
<第6試合/ワンダー・オブ・スターダム選手権試合>
〇[第20代王者]安納サオリ(COSMIC ANGELS)
17分42秒 ジャパニーズオーシャンスープレックスホールド
●[挑戦者]スターライト・キッド(大江戸隊)
※安納が初防衛に成功
ロッシー小川EPを挟んでの記念撮影。
お互いを挑発することで引き出し合うようなアクション。
キッドがスープレックス連投やマフラーホールドで安納を追い込む。
ジャパニーズオーシャンスープレックスホールドで安納勝利。
手の平をひっつけあって再戦を誓っていた。
2022年1月の中野著書『白の聖典』にて「頂点で会おう」と約束していた中野と安納。対決する流れがどこかで来るか?
(セミファイナル後のバックステージ)
安納「本音言っていい? 今日な、キッドと闘うのメッチャ怖かってん。どんなキッドが出てくるかわからんかったから。でも、闘ってよかった。あんなすごい選手が同期のことを誇りに思うわ。キッド、ワクワクする日々をありがとう。そして、いつも刺激をありがとう」
中野「防衛おめでとう」
安納「ありがとう。(水森に)いつもずっとね、前哨戦一緒に闘ってくれて、ありがとう。ホンマに心強い。(中野に)お帰り」
中野「ただいま。2人ともコズエンを守ってくれてありがとう」
安納「たむに言いたいことはひとつだけ。ずっとじゃなくていいからさ、まだまだ一緒にいてよ」
中野は堂々とした復帰戦を飾り、安納は“大阪ビッグマッチ2大会連続セミ”としての試合内容で魅了した。リング上のアクションからは「頂点で会おう」との約束(対戦)が近づいたようにも思えたが、バックステージでの言葉には寸止め感がある。
復帰の中野は「また今度言うね」、初防衛の安納は「まだ一緒にいて」。スターダムでの闘いを貫く意志を常に発信していいる中野が「考えた」こととは? あえて投げかけている安納の胸の内とは? これまでメンバーの入れ替わりがあったコズエンだが、このような改めての前置きがあると、大きなものなのかと気になってしまう。スターダムに起きようとしている変化とともに、コズエンの行く末に注目だ。
メイン後にはワールド王者・舞華とも対峙した中野。
中野には別途、ミニインタビューを行っている。スターダムによる原稿確認が得られ次第、公開します。
「またたくさん心配かけちゃうかもしれないけど、これからも、信じてついてきてくれたら嬉しいです」
待望の4か月ぶり復帰を果たす。“一番星”目指す中野選手に、移動手段で偶然ゲットした11号車11番A席券を🎁#中野たむ #stardom 大阪 pic.twitter.com/tmDMntMlCT
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) February 4, 2024