大谷晋二郎が救急搬送 杉浦貴の投げっぱなしジャーマンで動けなくなる
10日に開催された『押忍PREMIUM~ZERO1旗揚げ20&21周年記念大会~プロレス』両国国技館大会にてハプニング。杉浦貴の投げっぱなしジャーマンで動けなくなった大谷晋二郎が救急車で搬送された。
押忍PREMIUM~ZERO1旗揚げ20&21周年記念大会~プロレス
■ 押忍PREMIUM~ZERO1旗揚げ20&21周年記念大会~プロレス
日時:4月10日(日)
会場:東京・両国国技館
<第16試合>
[挑戦者]
●大谷晋二郎
16分44秒 コーナーへの投げっぱなしジャーマン→レフェリーストップ
〇杉浦貴
[王者]
※杉浦が3度目の防衛に成功
10日、ZERO1両国国技館大会のメインでおこなわれた世界ヘビー級選手権でアクシデントが発生。王者・杉浦貴のコーナーへの投げっぱなしジャーマンを食らった大谷晋二郎が動けなくなり、レフェリーストップで試合が終了した。#押忍PREMIUM #pwzero1 #大谷晋二郎https://t.co/c7GNBOkCiR
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) April 10, 2022
10日、ZERO1両国国技館大会のメインでおこなわれた世界ヘビー級選手権でアクシデントが発生。王者・杉浦貴のコーナーへの投げっぱなしジャーマンを食らった大谷晋二郎が動けなくなり、レフェリーストップで試合が終了した。
試合後、サードロープが外され、担架がリングに運び込まれる。杉浦がベルトとトロフィー、勝利者賞を受け取る中、大谷のリングシューズがセコンドの菅原拓也らによって脱がされる。
杉浦がベルトを掲げながら退場。北村彰基がマイクを持ち「どんなことがあっても、オレたちZERO1は上を向いて、しっかり進んでいきますので、これからも応援よろしくお願いいたします」と挨拶して大会は幕を閉じた。
観客が退場する中、大谷はリング上で横たわったまま。会話はできているとのこと。救急隊がリングに到着し、応急処置。ストレッチャーに乗せられると会場外の救急車へと運ばれ、搬送された。
大谷晋二郎選手、試合中の事故で救急搬送、リングドクター「頸椎損傷の疑い」 https://t.co/bdFZyF0fzo pic.twitter.com/oIIXEBEM0i
— スポーツ報知 (@SportsHochi) April 10, 2022
試合直後に団体は、救急出動を要請。動かない大谷選手をリングドクターの林督元医師が呼びかけるなど応急措置を施した。さらに、選手、スタッフらが大谷選手を囲み、仰向けになったままの大谷選手を心配そうに見守るファンがリングサイドで立ち尽くす事態となった。多数の観客が大谷選手の容体を心配し帰路につかなかったためオッキー沖田リングアナウンサーが「大谷選手は意識はあります」と繰り返しアナウンスした。その後、救急隊が到着しリングからストレッチャーに乗せられ救急車で都内の病院に搬送された。
林医師は「呼びかけには反応するので意識はあります。ただ、手足がまったく動きません。詳しいことは病院で診察を受けないことには分かりませんが、頸椎損傷の疑いがあります」と話していた。同団体の取締役を務める沖田リングアナは大谷選手の状態を「呼びかけには反応はするんですが手足は動かない状態です。言っていることはわかるんで、マスク着けたら『苦しいから外してくれ』と言っていました」と明かした。記念の大会での事故に「プロレスでは、これはつきものですから仕方がありません」と気丈に話していた。
ターンバックルへのジャーマンやボムは珍しい攻撃ではないが、投げる選手はコーナーまでの距離のコントロールが難しく、投げられる選手も受け身が取りづらいと思われる。今はただ、大事に至らないよう全力でオータニコールを送りたい。
※22:40追加リンク
【ゼロワン】緊急搬送・大谷晋二郎の症状は… 神尊社長が説明「何度倒れても立ち上がってきた」 https://t.co/OCwci5LIsQ
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) April 10, 2022
すぐに救急隊により搬送された大谷について、神尊社長は「たまたま妹さんが試合を見に来られていたので、若手もついて病院に行っている状態です」と説明。大谷の現状について「呼びかけに口は動いていましたが、言葉にならなかったり手足が動かなかったりというのがあった。リングドクターの見解? あくまでも見た感じとしては『もしかしたら脊髄かな』という。あとはお医者さんの判断を待っている状況です」と話した。
今後については「入院してどういう経過になるのかというところはまだ、ちょっと分からないですけど。見た感じだと、しばらく静養させるべきなんだろうなと思います」。これまで何度も大けがから蘇ってきた大谷だけに、神尊社長は「何度倒れても立ち上がってきたので。今回も立ち上がってくれることを信じています。選手もフロントの人間も同じ気持ちです」と願うように話していた。
4/11 5:27 プロレスリングZERO1公式の発表
11日、ZERO1(公式サイトおよびTwitter/ツイート時刻は早朝5:27)から下記が発表されている。
本日の両国大会の試合後、緊急搬送となりました大谷晋二郎選手の負傷状況ですが、現在意識はあり、医師の問いかけに応じらている状況です。
緊急搬送の為、正式な診断結果はわかり次第、ご報告させていただきます。
【大谷晋二郎選手の負傷について】
本日の両国大会、試合後、緊急搬送となりました、大谷晋二郎選手の負傷状況ですが、現在、意識はあり、医者の問いかけに応じられている状況です。
緊急搬送の為、正式な診断結果はわかり次第、ご報告させていただきます。
— プロレスリングZERO1 (@ZERO1_Wrestling) April 10, 2022
4/11 19:53 ゼロワンの神尊仁社長が東スポの取材にコメント
【ゼロワン】神尊社長が救急搬送された大谷晋二郎の現状を説明「意識はありますけど、手足は動かせない」 https://t.co/ObehOwZjvX
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) April 11, 2022
神尊社長は本紙の取材に「昨日(10日)と変わっていません。意識はありますけど、手足は動かせない。現状は医師の処置中ということです。正式な診断名については、今は病院側からの返事を待っている最中です」と語った。
コロナ禍で面会が規制されてスタッフも会えない状況だが、早ければ11日夜には家族の面会許可が下りる可能性があるという。
団体のメモリアル大会で起きたハプニングとなってしまったが、神尊社長は「何度も立ち上がってきた選手だから信じています。大きな大会を機にプロレスの神様が与えた試練なのかな。これも乗り越えていかないと」と神妙に語り奇跡の復活を願った。
4/12 20:18 プロレスリングZERO1公式の発表
大会二夜明けとなった12日、ZERO1から病名と手術予定が発表された。病名は「頚髄(けいずい)損傷」。
4月10日押忍PREMIUM両国国技館 ZERO1・20周年&21周年記念大会のメインイベントにて負傷いたしました、大谷晋二郎選手の病名が判明いたしましたのでご報告いたします。
病名「頚髄損傷」
10日夜に緊急搬送をした後、気道確保を目的とした「ICU(集中治療室)」へ転院し、明日13日に、今後の悪化を予防する為の手術を行ないます。
現在、病院は新型コロナウィルス感染防止の為、主治医様からご家族、ご家族から私共へご連絡を頂く形となっており、本人とは面会はできていませんが、本人の意識は安定しており、医師や家族とも会話ができる状況と聞いています。
皆様へご心配をおかけいたしますが、大谷晋二郎選手を温かく見守って頂けると幸いです。
よろしくお願いいたします。
田中将斗が「欠かせない」とエール。
同じ年齢で初めて尊敬できた人。
それが大谷晋二郎。
僕にとっては欠かせない。
今までもこれからも。#pwzero1 https://t.co/aFWKVG97In— 田中将斗 (@masato_dangan01) April 12, 2022
13日はファンみんなでオータニコールを送りながら過ごせればと思います。