前田日明もエムズアライアンス 丸藤正道「ギャラがお支払いできるように」
丸藤正道がホストとして繰り広げてきた『禁断のトークバトル七番勝負』が最終戦を迎え、23日に青山 LA COLLEZIONEにてゲスト・前田日明との顔合わせが実現した。
イニシャル「M」軍団入りでノア参戦!? 前田「ユニット闘争は経験ないねぇ」
イベントの中盤やりとり。タイムラインをザワつかせたのは、なんと言っても前田のエムズアライアンス入りだろう。
丸藤の打診で前田「いいですよ」エムズアライアンス入りが決定!!
ゴールドのメンバーズカードが渡される。しかし前田の関心の半分はアシスタントの“オッパイの大きいお姉さん”のイニシャルもMだということ(笑)。#丸藤正道 #前田日明 #noah_ghc #Msalliance #ringsjp pic.twitter.com/2n0882hHrl
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) August 23, 2020
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速報‼️前田日明さんがM’s allaianceに加入‼️‼️
\本日のトークイベントにてイニシャルMの超大物・前田日明さんの #Msallaiance 入りが決定!
丸藤正道「M’s allaianceに加入していただけますか?」
前田日明「はい。Tシャツも着るよ!」
次回はぜひノアの会場でお待ちしております!#noah_ghc https://t.co/IQhp8MJOIu pic.twitter.com/MLPxViweep
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) August 23, 2020
- 丸藤 正道(NOAH)
- 武藤 敬司(フリー)
- 望月 成晃(DRAGON GATE)
- 宮本 裕向(666)
- 松井珠理奈(SKE48)
- 前田 日明(リングス)←NEW!!
観客からの質問でエムズアライアンスについての質問が出ると、「待ってました」とばかりに丸藤が切り出す。ノアで実現している超党派ユニットエムズアライアンスのあらましを説明し、Tシャツとメンバーズカードが贈呈されることを告げる丸藤。すると前田はあっさりと「いいですよ」。
しかし会話はなぜか、このイベントのアシスタントでミネラルウォーターのペットボトルを運んでくる“おっぱいの大きいお姉さん”の話題に。どうやらイニシャルMらしく、前田は色めきだったのだった。
ユニット闘争? 経験ないねぇ。えっ、いま武藤(敬司)もノアなの?
前田にとっては、新日本でのUWF軍、新旧世代闘争などはユニット闘争とは少し違うようだ。
エンディングでは改めて丸藤が言葉をかける。
エムズアライアンスに超大物として入っていただいたんで。ギャラがお支払いできるように(アイディアを練っていきたい)。
了解。
(ユニット盛り上げでは)武藤さんも動いてくれてるんで。とにかく、今日から同じユニットです。
いまのところエムズアライアンスで“試合なし”メンバーは、実況席解説の松井珠理奈さんだけ。はたして丸藤は前田登場をプロデュースできるのか!?
尽きないプロレス論 丸藤「強さを持つことは大事。忘れないようにしている」
意外な顔合わせで、事前には「どうなるんだ‥なにを話すんだ‥」状態だった丸藤。
どうなるんだ‥なにを話すんだ‥
【丸藤正道 禁断のトークバトル七番勝負 最終戦】(8月23日 13時00分開始)
『“偶然か?必然か?令和の時代に異色の遭遇!!” 丸藤正道vs前田日明』https://t.co/7mNdT7cSbU#noah_ghc#丸藤見たけりゃNOAHに来い#前田日明 pic.twitter.com/VxjDynPADt— 丸藤 正道 (@noah_marufuji_) August 17, 2020
接点はないことはなかった。
丸藤「前田さんとは、以前にタカヤマニアで一度。『試合も女もやったもん勝ちや』と言われました(笑)」
8月23日(日)13:00青山 LA COLLEZIONE『丸藤正道 禁断のトークバトル七番勝負 最終戦』丸藤正道×前田日明#丸藤正道 #前田日明 #noah_ghc #ringsjp pic.twitter.com/2Z5ADYtxbb
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とはいえ世代も違うし、やっているプロレスも違う。冒頭でいきなり、司会・佐久間一彦氏が今のプロレスをどう見ているかを前田に問う。
運動神経のよさで成り立っているとはわかってるんだけど、自分から見ると正直(アクロバティックな技が多く)怖いですね。
(試合でいろいろ工夫がされるようになったのは)おっしゃる通り。小さい選手が増えてるし、小ささを(動きで)フォローしている時代なんです。ただ、強さを持つことが仕事だと思っているし、(プロレスで押さえるべきこととして)忘れないようにしようとしていますね。
その丸藤は、前田が率いた格闘技団体リングスを視聴していたという。
\丸藤正道選手×前田日明さんトークイベント出演中‼️/
丸藤「学生の時、友達にVHSでダビングしてもらって毎回リングス見てました。好きだったのはディック・フライの試合。前田さんは格好良かった。大きい外国人にも勝ってしまう、僕にとっては憧れだった」#noah_ghc https://t.co/IQhp8MJOIu pic.twitter.com/TxhmW6TWTk
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丸藤「リングス見てまして、ディック・フライが好きでしたね」
前田「アイツとの試合は最初の3分間をガマンすれば大丈夫(笑)」
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ディック・フライは最初の3分でスタミナ切れ。だけれども、大男たちの闘いに丸藤は「自分は身体が小さかったんで」と憧れた。
(この業界を目指したのは)格闘技志向で、高2でキングダム(UWFインターナショナルの後継団体)入門テストに受かったけど、その後になくなってしまった。巡り巡って全日本プロレスなんですよ。
トークでは、前田の趣味バナシとしての葉巻、オールドボトルで盛り上がる。かつて海外でのトップヒールとしてジャイアント馬場が週2万ドル稼いでいたことから、前田「馬場さんの持ってた葉巻はおそらく1本数十万だよ」。丸藤には馬場家からもらったものもあるらしく、「えっ、家に帰ったら見てみます。報告しましょうか!?」。
前田が引退試合で闘ったのは霊長類最強の男との異名を持つレスリングのアレクサンダー・カレリン。カレリンは生涯唯一のプロ試合が前田との一戦だった。
メチャクチャ興奮しましたよっ。
カレリンがなんでオリンピックで負けたか知ってる!? あの試合で先に(アンクル・ホールドで)エスケープを取ったんだけど、俺がカレリンの足をバキバキってやったから(笑)。
話の続きで、未知の強豪を査定する話に。前田が選手発掘の際に現地でスパーリングを行っていたことは有名だ。
俺は(発掘選手の)90%とスパーリングをやってる。功績があってもブランクがあるとわからないから。スパーリングをやったらわかる。
発掘の旅には堀米奉文氏(日本コマンドサンボ協会)が同行していた。堀米氏が「とりあえず前田クン、スパーリングして来たら?」と声をかけ、そういう流れになるんだという。
各国のプロレス団体の有力選手を引っ張ってくるのとはまた違う。まだ確立していたとは言えなかった総合格闘技に上がる選手を、前田はレスリングやサンボでの強豪から見定めていった。
格闘技ブームの基盤は前田さんがつくったと思う。それを知らない人もいるかと。
司会から問われる。丸藤がもしも前田と闘ったなら!?
いや、想像もつかないですね。
プロレスラーというのはね、時代時代で求められるものをかぎとってやるもんなんですよ。丸藤も(試合が組まれたらシッカリと)やっていたと思いますよ。
このあたり、プロレスラーたるもの、根底の強さ、そして観客を魅了する感受性が必要であるというのが前田の主張なのだ。
総合格闘技もね、レスラーなら、基礎体力とセンスがあれば作戦次第で何とかなる。
逆に言うなら、それくらいのものを備えていることが前田にとってレスラーの条件なのだろう。