豪雨なのに大号令で傘を閉じた観客たち! 天を仰いで顔面で豪雨を受け止めたオカダ! 大海賊祭に海賊王の仲間(クルー)がいた
それは、横浜赤レンガ倉庫イベント広場「鈴木みのるデビュー30周年記念 大海賊祭」初日からさかのぼること前々日深夜のこと。
すこしでも足しになる発信ができないか? そう思いながらFAQを読み込み、雨具が指定されていないことに気がついた。「レインコートでの観戦準備がよいでしょう」とTweetする。傘の禁止はされてなかったため「傘じゃなくてカッパを」までは言いにくかった。そもそも、通りすがりの一般の人にもプロレスを見てほしいというコンセプトもあったから、強制もできない。
23日(土)の横浜は
レインメーカー参戦の影響か降水確率70%。
レインコートでの観戦準備がよいでしょう。#鈴木みのる #大海賊祭り #雨天決行 pic.twitter.com/YeB66S0Pou— プロレス/格闘技カクトウログ (@kakutolog) 2018年6月21日
残念ながら予報通りの雨、予想通りの混乱。ちょうど雨が強い時間帯がプロレスとぶつかった。レインコートと傘が混在でリングへの視界は最悪。「傘で見えない」問題をTweetする人も多数出るなか、鈴木みのるが大英断をする。
本降りの野外プロレス、禁止でないため随所に傘が開く。全試合前に司会「みのる選手からお願いです。強制でないですが、どうか傘を閉じて頂けないでしょうか」。魔法がかかったように視界が開けた赤レンガに大みのるコール!! リアルレインメーカーに対してみのるは大きな風を吹かせた!#大海賊祭 pic.twitter.com/MSxs9uOz1J
— プロレス/格闘技カクトウログ (@kakutolog) 2018年6月23日
「みのる選手からお願いです。強制でないですが、どうか傘を閉じていただけないでしょうか」。さすがに後方までとはいかなかったが、前方でことごとく閉じられていった傘。大号令に呼応した地鳴りのようなどよめきが忘れられない! これぞライブの真骨頂だ。
「鈴木みのるデビュー30周年記念 大海賊祭」初日となる23日、鈴木みのるvs.オカダ・カズチカ、豪雨の中での30分1本勝負。「はじめからどんな状況でもやるつもりだったから」というみのる。対するオカダも、大海賊祭に乗り込んできた時点で覚悟はできていたはず。
これ以上記憶に残るイベントはないというシチュエーションなのだから、両者とも勝ちを狙いにいく。レインコートを着ていようと着ていまいと、ボクらの靴は完全浸水だ。思いの限りのミノルコールを叫ぶ! 「オカダありがとう!」と叫ぶ!
決着つかず30分フルタイムドロー。プロレス界の王様・鈴木みのるが用意した一度きりのクライマックス。こんなにも実感として「ライブは観客と一緒につくるもの」と感じられることがかつてあっただろうか。足を運んだ観客全員が、海賊王の仲間(クルー)となったのだ。
みのるの言葉を借りると「ガキ」から「中年」にまでへの毒舌エールが試合後に送られる。「中年」のボクはというと、出来る限りいい位置で見ようと、待機から全試合終了までの4時間半、ほぼ立ちっぱなし&トイレ休憩なし。一般エリア柵(子供連れ優先エリアより後ろ)から数列目の位置にずっといた。風邪は引かなかったが、翌日からは腹筋痛と腰痛のダブルパンチだ。他の会場では常に2階席だし、オールスタンディングは敬遠してきたのに。
この位置であってさえも、攻防は正視しづらい。ましてや写真は難しい。位置的には照準があっているはずであろうコーナー上の選手でさえも、「レンズの水滴でボケるのはやめて」と念じながらシャッターを押すしかない。それほどの雨。
そこまでしても追いかけずにはいられない極上試合が目前にあった。一生モノの記憶となった大海賊祭。その様子はどれくらいブログで表現できるだろうか? 奇跡的に撮れた写真たちとともに振り返りたい。
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大海賊祭初日を写真30枚でプレイバック!
正午前、曇天の横浜赤レンガ広場。
高山善廣が復活する前に、胃袋掴味のラーメンが復活!
オフィシャルショップ前でKESがファンサービス。
壁面ボードに描かれていく鈴木みのる。
12:30ごろから雨が降り始めた。
リングの奥のビジョン前スペースにテントが立てられ、トークイベント。
みのると同じ横浜高校出身の愛甲猛さんがトークの最後のゲスト。
みのるが「このあともコンテンツありますし、もう少し雨が強くなったとしてもプロレスは必ずやりますんで!」と宣言すると大歓声。大海賊プロレス開始の15:30に向かって観客も増えてきた。
この人プロだよ! 雨が激しくなる中で小島よしおさんが観客を巻き込むパフォーマンス。
リングにロープを張る八木哲大(新日本プロレス)、松本浩代。
雨は本降り。禁止でないため随所に傘が開く。全試合前に司会「みのる選手からお願いです。強制でないですが、どうか傘を閉じていただけないでしょうか」。
後方を残しつつも、閉じられていく傘。魔法がかかったように視界が開けた赤レンガに大みのるコール!
第2試合でK.E.S登場。コーナーに立つランス・アーチャーは、まるで映画のワンシーン。
ロッキー川村も吠えてみせた。
佐藤光留とデイビー・ボーイ・スミスJr.。裁いたのは3試合とも和田京平レフェリー。
中村あゆみさん生歌「風になれ」に乗って、インスタ予告した特攻服の白パンでみのる登場。
タオルを取ってからの、、、
この表情にゾクリ。
豪雨とオカダドル同時に降らせたオカダ!
コーナーに登って、、、
いつものように天を仰いたオカダは豪雨を顔面で受け止めた。口を開けて味わおうとしているようにも見える。
お前ら鈴木さんの応援だろ!?
もっとヒートして来いよ!
けっこうな観衆が詰めかけてるじゃねぇか。
振り返って、、、んんん?
海を挟んだ対岸からも見てやがるのか!
あゆみさんがリングアナ。オカダこのポーズはいったい、、、実は「レフェリー、ワダキョーヘー」に合わせたポーズ。お茶目すぎるだろ!
開戦!
雨中の決闘!
ダイビングエルボー!
卍固めで絞り上げるみのる!
卍固めを耐えるオカダ! このままグラウンド卍に移行して30分タイムアップ。
試合後に「オカダマイク!」の声も飛ぶが、自分の役割はわかっている。締めをみのるに譲り、本降りの花道を無言で下がっていく。オカダコールも発生!
・ 豪雨の野外プロレスでレインメーカー”オカダ・カズチカとデビュー30周年の鈴木みのるが30分ドロー!「IWGPは俺の予約済みだ」
みのる「惜しかったとか、よく頑張ったとか、そんなもんどうでもいいや。勝負は勝たなきゃ、勝って次行かなきゃ勝負してる意味ねーんだよ。いい試合やって、よく頑張ったねって言ってくれるのはお前らのお母さんだけだろう。おいクソ雑魚共、お前らのように頑張ったって言われてな、よく頑張ったなんて思うんじゃねーよ。世の中出たらな、勝ち続けなきゃよ、上にいけねーんだよ!俺がガキの頃、ここはなんにもない所だったよ。でもさ、あれから30年、40年経ったら、みんな何見に来たんだよ?(会場から「プロレス!」「みのる!」と声が上がる)わかったわかった、俺が言いたいのは、ガキどもに世の中そんなに甘くねーぞ。勝ち続けろ!それから、しょぼくれてる中年共、いるだろ?俺は先週50歳になった。だけどな、俺は誰にも負けねーよ。それが相手が30歳であろうと20歳であろうと、だからよ、お前らが何もしないで指くわえてプロレス観てるだけだったらな、お前らの欲しいもの、全部オレが持ってくぞ。(観客から「IWGP!」の声)IWGP、あれは、俺の予約済みだ」
初日の全景。
足を運べなかったが、2日目エンディング。
※6/26 23:45追記
200人を越えるTwitterいいね!ありがとうございました。
【ブログ更新しました】豪雨なのに大号令で傘を閉じた観客たち! 天を仰いで顔面で豪雨を受け止めたオカダ! 大海賊祭に海賊王の仲間(クルー)がいた#大海賊祭 #鈴木みのる
【みのるvs.オカダ! 大海賊祭初日を写真30枚でプレイバック】https://t.co/FW5TFrs2OC pic.twitter.com/2fjRqEbcXH
— プロレス/格闘技カクトウログ (@kakutolog) 2018年6月24日
みのる本人、ロッキー本人からも!
パイルドライバー原宿にてバスタオル宣伝で写真を使ってくださいました。光栄です!
【パイルドライバー原宿】#大海賊祭 での「鈴木みのるvsオカダカズチカ」で使用した鈴木みのる完全版バスタオル/白 ¥5658-を販売しています!! pic.twitter.com/9AlPHBvG6n
— PILEDRIVER公式 (@_PILEDRIVER_) 2018年6月26日
>> 鈴木みのる(@suzuki_D_minoru)さん Twitter