完全決着よりもドキドキ!? 岩谷とフキゲンは誤審、上谷と彩羽は両リン
11日、スターダムが『5★STAR GP 2021』新宿住友ホール大会を開催した。
大会結果 5★STAR GP 2021 9月11日(土)新宿住友ホール
なんと〜 2週連続新宿大会なのに開始前に最後列まで埋まる、このスターダムの勢い🌟#stardom #スターダム #5STARGP pic.twitter.com/t2l1ND1Uuw
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) September 11, 2021
■ スターダム 5★STAR GP 2021
日時:9月11日(土)13:30
会場:東京・新宿住友ホール 観衆303人(コロナ対策限定人数/主催者発表)
<第1試合>
○なつぽい
6分08秒 回転式ラ・マヒストラル
●吏南
<第2試合>
○コグマ
6分04秒 横入り式エビ固め
●レディ・C
<第3試合/月山和香スターダム・チャレンジ(1)>
○中野たむ
8分37秒 バイオレットシューティング→片エビ固め
●月山和香
<第4試合/桜井まいスターダム・チャレンジ(5)>
〇朱里
7分59秒 腕固め
●桜井まい
<第5試合/「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦>
[3勝4敗=6点]
○フキゲンです★
3分57秒 反則
●岩谷麻優
[3勝2敗=6点]
<第6試合/「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式リーグ戦>
[3勝1敗1分=7点]
○林下詩美
8分50秒 ジャーマンスープレックスホールド
●AZM
[1勝3敗=2点]
<第7試合/「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式リーグ戦>
[3勝2敗1分=7点]
△上谷沙弥
13分08秒 両者リングアウト
△彩羽匠
[2勝1敗1分=5点]
<第8試合/「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦>
[4勝2敗=8点]
○ひめか
15分57秒 ランニングパワーボム→体固め
●渡辺桃
[4勝2敗=8点]
月山和香チャレンジ 「憧れ選手」告白に中野たむズッコケ
<第3試合/月山和香スターダム・チャレンジ(1)>
○中野たむ
8分37秒 バイオレットシューティング→片エビ固め
●月山和香
月山和香のうしろで“お月様”ポーズを真似る中野たむ。
中野がSNSでの問いの続きを試合中に強行する。
うんうん、
そいで?
結局誰に憧れてスターダムに参戦したのかにゃ?☺️ https://t.co/E4ATohVIs4
— 中野たむ Tam Nakano (@tmtmtmx) September 10, 2021
中野「(技をかけながら)誰に憧れてスターダムに来たの?」
月山「コ、コッ・・・」
中野「コズエン?」
月山「小波さんで~すッ」(観客大爆笑)
中野「なんでじゃい!!!」とキャメルクラッチ全力。
月山がこだわりのパロ・スペシャルで中野に一矢を報いようとするも、エスケープ後に立て直した中野がバイオレットシューティング。いつもと違う技がフィニッシュというのも、こうした査定マッチの魅力。
宇宙一かわいいショットもカバーだ。「右手は万全、超絶好調!」からの「顔も身体もメンタルも全部絶好調!!」。
月山がコメントブースで「憧れは小波さん」について記者に質問を受ける。まじめに憧れぶりを力説し、こっそり見ていた中野がズコーッ!!
中野の前蹴り。月山は半泣きで「でも(中野さんは)カワイイです。蹴られてもカワイイです」。
<追っかけメモ>
序盤タイスコア(3勝3敗)までの過程で、白ベルト王者・中野はかなり落ち込んだんじゃないだろうか。「顔も身体もメンタルも」というくだりが引っかかった次第だが、落ち込んだのは中野が根っからのプロレスラーである証だ。本人もファンも“感情全開”の彩羽戦(3敗目)で吹っ切れた。“星”より前に“自分”を取り戻したことで、物語もおのずとついてくる。月山とのやりとりもエンジョイできたんじゃないかな。中野は12日になって4勝3敗まで星勘定を整えた。
2人のハイスピードなドタバタ 岩谷がまさかの椅子攻撃!?
<第5試合/「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦>
[3勝4敗=6点] ○フキゲンです★
3分57秒 反則
●岩谷麻優
[3勝2敗=6点]
フキゲンです★得意のレフェリー巻き込み殺法。バーブ佐々木レフェリーに岩谷麻優がドロップキックを見舞ってしまう事態に。
ここのところフキゲンお気に入りの東スポによる首絞めから東スポ読ませ攻撃。
バックキックから岩谷が“手拍子に合わせてのフキゲンポーズ”でフキゲンのお株を奪うディティールの細かさ。
フキゲンがレフェリーを場外に追いやっておいての椅子振り回し。ことごとく岩谷にかわされた挙句に、最後の振り絞りがトップロープでバウンドして自爆。
おいおい大丈夫かと心配そうに覗き込む岩谷。流れで手にしていた椅子をレフェリーが見つけて、、、。
岩谷「えええっ、反則負け~~ッ」。
<追っかけメモ>
いいものが見れそうな顔合わせ・・・このマッチメイクに食指が動いたファンも多かっただろう。元スターズのメンバー同士という味わいもあるが、そっちは関係のないやりとりに終始した。メイン・セミ前あたりの試合でベテランがスターダムで技量を見せつけるたびに感じる。「みんな自由に闘いな。足りないところは私たちがやっておいてあげるから」という引き出しの多さを。
注目の“因縁”対決 上谷と彩羽がスリリング過ぎる場外戦
<第7試合/「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式リーグ戦>
[3勝2敗1分=7点] △上谷沙弥
13分08秒 両者リングアウト
△彩羽匠
[2勝1敗1分=5点]
開幕直前の会見で「X」とされていた他団体選手を彩羽匠だとフライング発言していた上谷沙弥。注目の“因縁”対決は握手でクリーンスタートかと思われたが、彩羽が引き寄せて耳元でささやき。
上谷は「すいませんでした!!」と言いながら、「ああああッ~」って感じで彩羽に向かっていく。
彩羽のグレードの高さは今回のリーグ戦でも話題。上谷が存在感を発揮できない恐れもあったが、フライング発言の勢いそのままに「元気でわがまま」テイストで彩羽の連続攻撃を遮断した。アッパレ!!
リング上で決着がつかないならば場外で!! 決定打狙いの両者がスリリング過ぎる場外戦。
「ここまでやっちゃうのがスターダム!?」といった感じか。参戦したばかりの月山と桜井まいが素で驚く。
上谷が堂々と「引き分けということは続きがあるということ」とすると、彩羽も「もう一回やろうよ」。
<追っかけメモ>
フライング発言という経緯もあり、試合が成立するのか、どんな結末になるかまでアレコレ妄想したファンもいたかも。蓋を開けるとガッチリ噛み合い、両者が再戦を希望した。対戦カード順を見たときに「なぜこの話題対決をメインにしないんだろう」と思ったものだが、もしも“不完全決着”となった場合には言われ方がどう転がるかが未知数なのも確か。全方位に思考が行き届くことで興行って成り立つのだろうなァ。
完全決着メイン ひめか「ジュリアのぶんまで・・・自分が絶対に優勝」
<第8試合/「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦>
[4勝2敗=8点] ○ひめか
15分57秒 ランニングパワーボム→体固め
●渡辺桃
[4勝2敗=8点]
浮上を決意してのリーグ戦を闘う渡辺桃とひめかがメイン。ひめかの体格とパワーは武器だが、それ以上に“武器を生かしたファイトスタイル”を追い求める姿勢がスターダムの中でひときわ光る。
桃が鋭い蹴りで反撃。ここのところ話題量で引っ込んでいる印象だが、ひめかを相手に“肉を切らせて骨を断つ”ばりのシャープな闘い模様は実に刺激的だ。ひめかと2人でメインのグレードをつくり上げた。
コーナーに乗せた桃をかついだひめか、ランニングパワーボムを発射。これがフィニッシュとなった。
ひめか「本日はご来場誠にありがとうございました! 自分は5★STAR GP、遅めのスタートだったんですけど、最初はどうなることかと思いましたが、えー、順調なのではないでしょうか。欠場してしまったジュリアのぶんまで、自分が絶対に優勝するのでその姿をしっかりと目に焼き付けてください。デカイは強い。デカイは正義。そして、デカイはかわいい。またな!」
<追っかけメモ>
スターダムは展開・決着までも記憶に残る百花繚乱ということでセミまでをピックアップしてきたが、完全決着のメインあってこそ。この当たり前が外されていないことがスターダムの強さのひとつなのだ。
=9/11新宿住友ホール翌日の9/12仙台大会までの得点状況=
#5starGP 星取表
❤️
渡辺桃 8点
スターライト・キッド 7点
なつぽい 7点
ジュリア 6点
岩谷麻優 6点
ひめか 6点
白川未奈 4点
コグマ 4点
フキゲンです★ 4点
鹿島沙希 2点💙
上谷沙弥 9点
中野たむ 8点
小波 8点
林下詩美 7点
舞華 7点
朱里 7点
彩羽匠 7点
ウナギ・サヤカ 5点
AZM 2点
琉悪夏0点 pic.twitter.com/Jt8lM2GP42— スターダム✪STARDOM (@wwr_stardom) September 12, 2021