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ブシロード株主総会でプロレス質問続出 「新日面白くない」意見に拍手も

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 28日、ブシロードが定時株主総会を都内で開催した。最後に「スターダム」の選手が登場してPRを行い、木谷高明オーナーに喝を入れた。

新日・大張高己社長「緊急事態宣言が終わり、防疫措置を経て段階的に戻っていくだろう」

 まずは収支を確認。

橋本義賢社長が決算報告を行った。この期の決算について、売上高325億6900万円、営業利益3億4400万円、経常利益5億8300万円、最終損失2億8400万円だった。7月決算から6月決算に変更したことに伴い、今期は11ヶ月の変則決算となった。

・売上高:325億6900万円
・営業利益:3億4400万円
・経常利益:5億8300万円
・最終損失:2億8400万円

 残念ながらブシロードは2.8億円の赤字となった。新日本プロレスとスターダムを抱える会社の赤字というのは不安要素とはなる。

 この状態を脱する突破口を見つけるべく、参加者からは様々な質問が飛び出す。本稿ではプロレス関連を拾いたい。

■質疑応答(プロレス関連を抜粋)

Q.プロレスの興行など100%の観客を入れるなど実証実験はやるのか。
(新日本プロレス社長の大張高己氏)現在、新日本プロレスでは、政府や自治体、会場のなかで決められたルールに従って興行を行っている。いくつかのメジャースポーツでは、政府などと協力して100%のキャパシティで実証実験を進めている。いずれもホームスタジアムのような固定された施設で行う競技だ。実証実験に求められる要件がプロレスに当てはまらないと考えている。ただ、プロレスの観客は、プロレスそのものや選手を守るため、オーケストラの観客のように声も出さずに応援していただいている。政府関係者にイベントの実態を見てもらい、オーケストラと同じようなプロトコルでできるというアプローチはしたい。

Q.新日本プロレスが海外で他の団体と積極的に興行を行っているが、今後はどうしていくのか。
(大張氏)新日本プロレスのレスラーは、ライオンのマークに象徴するように猛獣だ。海外の団体、この選手ととやってみたいという要望から始まることがあり、海外の団体の主催する試合に参加している。現在、海外の選手が新たにビザを取得して日本に入ってくることができなくなっているためだ。アメリカは市場として大きいが、海外の選手と戦う場合、日本から出ていくしかない。したがって、自社で海外でイベントを実施するか、他団体のリングに上がるしかないのが現状だ。緊急事態宣言が終わり、防疫措置を経て段階的に戻っていくだろう。以前のように、新日本プロレスに海外の選手が殴り込んできたり、あるいは正式に戦いたいというオファーが来るのではないかと思う。

Q.先日、「NJPW STRONG」のリアルタイム配信がなかった理由は。
(大張氏)「NJPW STRONG」は自分が立ち上げたシリーズなので思い入れがある。当初は無観客ではじめたが、現在は数百人から千人レベルの有観客で行っている。「新日本プロレスワールド」での配信は、配信のための準備やコストとの兼ね合いとなり、全てを配信できるわけではない。ロサンゼルスの道場を拠点としてアメリカの各地に回っているが、場所によっては配信コストを負担できるケースとできないケースがある。配信する大会は都度、お伝えしていく。

 マット上の充実を妨げる要因として「現在、海外の選手が新たにビザを取得して日本に入ってくることができなくなっている」点について改めて言及あり。「緊急事態宣言が終わり、防疫措置を経て段階的に戻っていくだろう」との前向きコメントもあったが、政府の施策が興行を後押しするものになってほしいところだ。

木谷高明オーナー「リスクでいうと、プロレスの損益分岐点が低く、経済的な損失が少ない」

Q.「D4DJ」が他のIPとの違いが見えづらい。このコンテンツでしかない点を追求する必要があるのでは。
(木谷氏)ご指摘はもっともだ。「D4DJ」を最初に思いついたのは2017年のF1シンガポールグランプリの後に行ったライブでDJが非常に盛り上がったのを見たときだった。コロナ前は、全国でアニソンのクラブイベントがすごく盛り上がっていたことも背景にある。DJというプロジェクトは、密であることが売りでもあるので、新型コロナで最もダメージを受けている。

当社のライブ事業で最も影響を受けたのは音楽ライブだった。昨今、ライブ配信が徐々に落ちてきている。会場で音圧を感じたり、会場の雰囲気を楽しんだり、声を出したりして楽しみたい人が多い。プロレスが次で、舞台が最も影響を受けない。舞台は、声を出しての声援がないからだ。

経済的なリスクでいうと、プロレスの損益分岐点が低く、経済的な損失が少ない。ライブは前日に中止が決まると損失が大きく、場合によっては億単位で損失が出てくる。1ヶ月前に中止を決めると、影響はまだ小さい。音楽ライブは動員が大きいため、経済的なリスクも大きい。舞台が動員面でもリスクが少なく、「千秋楽を見たい」といったニーズも大きく、配信もプラスに働いている。

また舞台のリスクをあげるとすると、30日に及ぶ事前の稽古期間中に新型コロナに感染する可能性があることだ。ライブは個人練習をベースにして全員の練習をあわせるため、距離もとれて感染リスクはそこまで大きくない。

新型コロナで、市場におけるIPやコンテンツの趣向が変わったのも大きい。ブシロードの注力してきた、皆で盛り上がる、目標に向かって頑張る、といったお祭りコンテンツが受けなくなってきた。「D4DJ」は、新型コロナがなければ色々と展開する計画を立てていた。ゲームのリリースを延期することも考えたが、ゲームはリリースしないと、毎月1000万単位で費用が発生するので出さざるを得なかった。生き残っていくための道を見つけ、盛り上げていくための計画を立てているので楽しみにして欲しい。

Q.新日本プロレスは以前(昭和の頃のプロレス)ほどの魅力がなくなっている。原点に立ち返って欲しい。コアなファンにとっては魅力が落ちているのでは。
(大張氏)自分も子供の頃から黒パンツ一丁での戦いに惚れ込んできた経緯があるので、そのご意見はわかる。その一方で、最近、新しくファンになっていただいた方もいらっしゃる。新日本プロレスでは、それぞれのレスラーの思想や信条を自由に発信する場を大事にしたいと考えている。命がけで戦う選手たちがどういうプロレスを目指していくのかを私達も全力でサポートしていきたい。選手の表現は、今後もますます多様化してくるだろう。そのなかで、自分にあった選手を見つけて応援して欲しい。

 「リスクでいうと、プロレスの損益分岐点が低く、経済的な損失が少ない」とも。ブシロードのコンテンツでいうと、ライブや舞台は準備や裏方にかかるコストが(プロレスに比べて)相当なものだということなのだろう。

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 最後の質問については、こういうニュアンスだったとの報告もある。

 この通りの言い回しだったとしたら、幅広いファンを受け入れたことで新日本は回復を遂げたわけであり、質問はピントがズレている。どうしてこういう質問になってしまうのだろう。「ブッカーに集客責任はないのか聞きたいし、社長やオーナーに指名権限はないのか」と質問すべき。

 当サイトではすでに話題にしたが、ブシロードグループとしては大田区総合体育館3連戦となった。

▼大田区総合体育館3連戦 観衆(主催者発表)

新日本プロレス
9/23(木祝)1284人
9/24(金)816人

スターダム
9/25(土)1539人(満員)

 9/23大田区は新日本のドル箱シリーズであるG1の「首都圏開催分の開幕戦」。それが満員になるわけでもなく、スターダムの9/25最終戦に動員数で及ばなかった。危機感がなければ嘘だろう。

ヒールターンしたスターライト・キッドが木谷オーナーにビンタ締め

【🅱ブシロード株主総会】スターライト・キッド選手が木谷オーナーに気合の一発‼【STARDOM】 – YouTube

 

■スターライト・キッド選手が木谷氏に喝!

スターダムより岩谷麻優選手、中野たむ選手、林下詩美選手、なつぽい選手、スターライト・キッド選手が登壇し、スターダムの魅力と10月9日大阪城ホール大会をPRした。途中、木谷氏がキッド選手に対し「5★STAR GPで決勝に進出できずに惜しかったね」と話すと、会場の空気が微妙になった。

木谷氏があわてて「仲良くしよう」と取り繕うようにキッド選手と握手しようとすると、キッド選手から手をはねのけられた上、ビンタされる事態に。

キッド選手は、「ふざけるなよ! スターダムをこれだけ盛り上げているのにブシロード本体が赤字ってどういうことだよ! 次は絶対に黒字にしろよ!」と喝を入れた。ビンタされた木谷氏は、頬をおさえながら、「次は黒字にするためにヴァンガります!」と業績回復を誓った。

 木谷オーナー、オイシイところを持っていきました(笑)。




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