伊藤が新日本に2年連続7月TDC敗戦 されど天下り論を凌駕する天下取り
バズりワード「グレイトしようぜ」を引っ提げて、1日、GLEATが『GLEAT Ver.3 -旗揚げ1周年記念大会-』TOKYO DOME CITY HALL大会を開催した。
大会結果 GLEAT Ver.3 -旗揚げ1周年記念大会- 7月1日(金)TOKYO DOME CITY HALL
■ GLEAT Ver.3 -旗揚げ1周年記念大会-
日時:7月1日(金)18:30
会場:TOKYO DOME CITY HALL 1250人(満員/主催者発表)
<大会前>
福田茉耶がGLEATに入団。
本日よりGLEAT入団させて頂きました。
福田茉耶です。
応援くださる皆様、関わってくださる沢山の皆様への感謝の気持ちを胸に、これからより一層精進します。
宜しくお願いいたします。#GLEAT #LIDETUWF https://t.co/NagKE66HHb pic.twitter.com/7eX4Ag1oxv— GLEAT/福田茉耶(ふくだまや) (@mchan1201) July 1, 2022
<オープニング>
T-Hawkが代表マイク。
<第1試合/G PROWRESTLING/6人タッグマッチ>
〇カズ・ハヤシ
渡辺壮馬
セプティモ・ドラゴン
10分15秒 ファイナルカット→片エビ固め
田村ハヤト
●KAZMA SAKAMOTO
クワイエット・ストーム
<第2試合/G PROWRESTLING/タッグマッチ>
●頓所隼
佐藤恵一
8分12秒 ラ・マヒストラル
田中稔
〇青柳亮生
<第3試合/G PROWRESTLING/6人タッグマッチ>
〇宮城倫子
細川ゆかり
高橋奈七永
11分31秒 人でなしドライバー
DASH・チサコ
●岩田美香
愛海
<第4試合/G PROWRESTLING/タッグマッチ/特別試合>
〇CIMA
Gamma
13分29秒 メテオラ→エビ固め
河上隆一
●チェック島谷
<第5試合/G PROWRESTLING/8人タッグマッチ>
[GLEAT #STRONGHEARTS]
●T-Hawk
鬼塚一聖
入江茂弘
アレックス・ゼイン
14分33秒 ショックアロー→片エビ固め
EVIL
高橋裕二郎
ディック東郷
〇SHO
[新日本プロレス BULLET CLUB / HOUSE OF TORTURE]
<第6試合/G PROWRESTLING/メインイベント/シングルマッチ/G-REX選手権試合>
[王者]
〇エル・リンダマン
19分27秒 タイガー・スープレックス・ホールド
●井土徹也
[挑戦者]
※リンダマンが3度目の防衛に成功
リンダマンは井土の成長に舌を巻きつつ、「G PROWRESTLING」部門の最高峰を繰り広げてみせた。技の精度が途上ながら、無敗のまま王座戦にたどり着いた井土はGLEATのひとつの物語だ。
新日本との距離はバランスを取りながらという姿勢のリンダマン。
リンダマンが7・17大阪参戦の鈴木軍(金丸&DOUKI)相手に名乗り。ただし「自分の団体はどうでもいいのかと思われたくない」対新日本を全面的には打ち出さず。(東スポ)#エル・リンダマン #GLEAT #LIDEThttps://t.co/fTLiAnD5wd
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) July 2, 2022
<第7試合/LIDET UWFルール/セミファイナル/シングルバウト>
●飯塚優<エスケープ1>
5分56秒 肩固め→レフェリーストップ
〇青木真也
青木は冷淡に圧勝。決着後に飯塚の両足を持ち上げてダメージをとってあげるしぐさも(途中で飯塚が拒絶)。青木「今日は田村潔司はいねえのか? 俺は何年かかっても田村潔司にたどり着くからな。俺はお前らの価値観を壊しに来た」。
<第8試合/LIDET UWFルール/メインイベント/シングルバウト>
●伊藤貴則<エスケープ2ダウン1>
10分7秒 ナガタロックⅡ→レフェリーストップ
〇永田裕志<ダウン3>
●T-Hawk&鬼塚一聖&入江茂弘&アレックス・ゼイン(14分33秒 ショックアロー→片エビ固め)EVIL&高橋裕二郎&ディック東郷&SHO〇
#STRONGHEARTSを共有しますか? 豪華な舞台にキャラクターが映える。
HOUSE OF TORTUREが見参。照明とスモーク等が整い、撮影ポイントも確保されているということ。観戦の付加価値となる。
#STRONGHEARTSの痛快なプロレス。ゼインも牽引するほどの活躍を見せた。
裕二郎のステッキ攻撃からSHOのトーチャーツール。新日本勢がお家芸で、なんと主力のT-Hawkに土をつける。抗争は続く!?
#STRONGHEARTSはリベンジを宣言。SHOは「何度やっても一緒だよ」としつつ「全員潰してやるわ。覚えとけ、何度でもやったる」とも。
●伊藤貴則(10分7秒 ナガタロックⅡ→レフェリーストップ)永田裕志〇
選手名やライオンマークが写されたビジョンがせりあがって永田裕志が入場。
伊藤は2年連続で7・1TDCメイン。新日本選手を相手にしたUWFルールという点でも同じ(1年前はSHOに敗戦)。
「まだ30年前以上前のグレコローマンのかつての底力が(自分に)残っていた部分もあったんで、彼もベチャっとした。もっと(伊藤は)スタンドレスリングを磨き上げたらとんでもない選手になる」と永田。どの技がというのではなく、捌いて技に入るレスリング技術で圧倒した。
勝利シーンで会場を青く染めて、GLEATに文句なく立ちはだかった永田。ロストポイントが同点だったことが意味ないくらいに強かった。
勝てばリンダマンに挑戦を考えていた伊藤は出直し。締めマイクをリンダマンに譲る。
永田は「UWFスタイルというものを初めてやって、自分の鈍くささを感じた。もう呼ばれないんじゃないですか」と、試合内容には納得できなかった様子。
コメント途中でT-Hawkが「俺たちによ、下向いてる暇なんかねえ。今月の17日、GLEAT大阪大会あるよな? そこでタッグを組もうぜ」。伊藤「もう下なんか向いていられねえ。俺らのタッグを見とけ!!」。
ノアの拳王が6月のサイフェスで小島聡に「おい、小島聡、お疲れのところ悪いな。一言だけ、聞いてくれ。ノアは、新日本プロレスの天下り先じゃねーんだよ!!」と噛みついた。天下りは正確には“退職した国家公務員の再就職”だが、拳王の指摘には“新日本という威光に頼る”ことへの異議も感じられた。永田やトーチャーの参戦は、そのなぞらえにかぶって感じられる面もある。
されど1年前の1000人観衆を上回る1250人で発表。他団体との交流であっても「その選手の本来の持ち味を持ち出す」踏み込みとトゥビーコンティニューがあった。GLEAT勢への嫌味を口にしたSHOも、この空間をエンジョイしていた。バックステージでの伊藤とT-Hawkの越境合体も新展開そのもの。これらは“天下り”論を凌駕する“天下取り”への咆哮にほかならない。
リンダマンのBOSJでの負け越し、伊藤の7月TDC2連敗という事実は消えない。それでいてBOSJではリンダマンが確かな爪痕を残す。“威光”と渡り合うことにはリスクが伴う。局面をことごとく跳ね返す中身がGLEATに問われ続ける。リスクがないプロレスほどつまらないものはないのであって、全力で立ち向かう姿勢が確認できた1周年大会だった。
8・24後楽園にフラミータ、宮原健斗が参戦!! 9月10月大会日程も明らかに
タッグベルト「G-INFINITY」の新設、8・24後楽園大会へのフラミータ、宮原健斗参戦が発表された。
【特報】
GLEATにタッグベルト「G-INFINITY」新設
4チームでの初代タッグ王者決定トーナメント開催🛎
📅8.20(土)梅田ステラホール 準決勝(2試合開催)
📅8.24(水)後楽園ホール 決勝戦開催🛎8.24はフラミータ参戦決定‼️
🛎全日本プロレスから宮原健斗参戦‼️#GLEAT #GPRO #LIDETUWF #LIDET #ajpw pic.twitter.com/zLNnbs3HyH
— GLEAT(グレイト)公式|リデットエンターテインメント (@LIDET_ENT) July 1, 2022
9~10月大会日程も出ている。
【お知らせ】
GLEAT 9月10月大会決定
📅9.4(日)梅田ステラホール
📅9.10(土)横浜ラジアントホール
📅9.18(日)沖縄文化テンブス館
📅9.25(日)名古屋ダイアモンドホール📅10.9(日)後楽園ホール
GLEAT Ber.EX[extra]🎫7/2(土)あさ10時公式通販先行販売https://t.co/FgRpoV4bnZ#GLEAT #LIDET pic.twitter.com/Kef5nmMIyT
— GLEAT(グレイト)公式|リデットエンターテインメント (@LIDET_ENT) July 1, 2022