ひめぽいの絆で歩む なつぽいが勝利技をフェアリー・プリンセスと命名
10日、スターダムが後楽園ホール大会を開催した。コメント言い回しは公式サイトに合わせてあります。
(撮影:カクトウログ)
(大会結果)スターダム 後楽園大会 3月10日(金)後楽園ホール
■ スターダム 後楽園大会
日時:3月10日(金)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆904人(主催者発表)
<フワちゃんの第2戦が決定>
フワちゃん「ありがとうございます。お久しぶりです、フワちゃんです! ホントにね、去年はスターダムのみなさんのおかげで、協力していただいて最高の試合、みなさん本当に、ありがとうございました。あれからもうフィーバー、フィーバー、芸能界中のおじさんにかわいがられました。みんなプロレス好きだよねえ、ホントに。ありがとうございました。みなさんも見ていただいて。だけど、ちょっとやり残したこと、あるよ! やっぱり一生懸命頑張ったけど前回負けてしまって、今回絶対もう一回やって勝ちたい! なのでもう1回挑戦させていただいても大丈夫でしょうか? ということで、来月4月23日、横浜アリーナ大会にフワちゃん挑戦したいと思います! ホントに前回以上に最高の試合をやって、今回はマイクパフォーマンスすべらないようにしっかり頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします! みなさん全力を尽くして頑張るから絶対に絶対に頑張るぞ。応援、よろしくお願いします。ホントにホントにサポートしていただいて。今回もよろしくお願いします」
<第1試合/次期フューチャー・オブ・スターダム選手権挑戦者決定3WAYバトル>
〇吏南(大江戸隊)
5分31秒 ジャックナイフ式エビ固め
●妃南(Queen’s Quest)
※もう1人は天咲光由(Queen’s Quest)
<第2試合/3WAYタッグバトル>
コグマ&●向後桃(STARS)
6分56秒 後方回転エビ固め
鹿島沙希&〇フキゲンです★(大江戸隊)
※もう1組は「ラム会長&尾崎妹加(Rebel&Enemy)」
いきなり「クマには死んだふり」とのこと。寝そべる姿もお美しいラム会長。
<第3試合/フューチャー・オブ・スターダム選手権試合>
〇[第9代王者]壮麗亜美(God’s Eye)
9分19秒 雷の如く→片エビ固め
●[挑戦者]レディ・C(Queen’s Quest)
※壮麗が3度目の防衛に成功
ローリングクレイドル、コブラクラッチ。クラシカルな技を繰り出すレディに会場がドッと沸く。
壮麗を「クソババア」呼ばわり。壮麗「クソババアねえ。私もそんなふうに言われる歳になったんですか。でもなあ、オマエもすぐクソババアになるんだよ」といれると「まだ16(歳)で~す」と遠いことをアピール。
<第4試合/タッグマッチ>
朱里&〇MIRAI(God’s Eye)
10分15秒 変形エビ固め
渡辺桃&●スターライト・キッド(大江戸隊)
<第5試合/8人タッグマッチ>
ジュリア&〇舞華&桜井まい&テクラ(Donna del Mondo)
9分23秒 みちのくドライバーⅡ→片エビ固め
岩谷麻優&葉月&羽南&●飯田沙耶(STARS)
ヒートした舞華と飯田。試合後に「”黄金世代”いつから言われるようになったかは知らねぇ。ただもう二度と5人がリングで会うことがないと言うのなら、どんな形式になろうが、最初で最後の黄金世代対決しようじゃねぇの。さぁ、いつだ?!どこでやる?!」と林下詩美、上谷沙弥、舞華、ひめか、飯田沙耶での顔合わせを提案。
<第6試合/6人タッグマッチ>
林下詩美&△上谷沙弥&AZM(Queen’s Quest)
15分00秒 時間切れ引き分け
中野たむ(COSMIC ANGELS)&△白川未奈&マライア・メイ(Club Venus)
<第7試合/ひめか引退ロード シングルマッチ>
●ひめか(Donna del Mondo)
14分48秒 フェアリー・プリンセス
〇なつぽい(COSMIC ANGELS)
<第8試合/ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合>
[第26代王者組]高橋奈七永&〇優宇(NEO STARDOM ARMY《7Upp》)
15分51秒 ダイビングボディプレス→体固め
[挑戦者組]刀羅ナツコ&●琉悪夏(大江戸隊《BMI2000》)
※奈七永&優宇が2度目の防衛に成功
90年代女子プロレスを思わせる肉弾戦。こうした闘いにより、大江戸隊のパワーファイトがどハマリ。後楽園ホールが大爆発し、ルアカコールも発生。新冷凍庫爆弾は優宇にボックスを置いて放たれた強烈な一発。
大江戸隊を引き出したうえで勝利。MIRAI&壮麗の挑戦宣言も受諾した7Uppは、浴びせられた歓声に感慨。スターダムでの受け入れられ方の変化に手ごたえを感じていた。
横浜アリーナで掴むDREAM☆H 白川未奈「たむも赤いベルト巻いてきて」
<第6試合/6人タッグマッチ>
林下詩美&△上谷沙弥&AZM(Queen’s Quest)
15分00秒 時間切れ引き分け
中野たむ(COSMIC ANGELS)&△白川未奈&マライア・メイ(Club Venus)
上谷は白川の低空キックをジャンプでかわし、ミドルはブロックしてみせた。
林下と中野もスープレックス合戦。手探りなしの大技応酬となる。
コズエンの原型となった白川&中野のDREAM☆H連係がズバリ決まる。
バックステージで中野が「(復帰したことに)みな、お帰り」とすると、白川は「たむ、ただいま。広島の私の夢の続きは今日から始まったと思ってます。たむの持ってる白いベルトに挑戦した日から私の白いベルトへの夢は始まっているから。たむも赤いベルト巻いてきてね」。
横浜アリーナでいざ「上谷沙弥vs.白川未奈」ワンダー戦。
コズエンとクラブ・ヴィーナスで少し分かれての動きとなっている中野と白川。この日は同チーム結成となったが、コズエンダンスも出発ポーズもなし。気持ちは横アリとばかりに、白川が先発を買って上谷と対峙する。
欠場の発端である広島大会以来の対決となった上谷と白川はスリリングそのもの。スキを見せれば仕留められるというやりとりであると同時に、スキル面でスターダムの闘いを高めていこうという意欲にあふれていた。さらに白川のテンションが異様に高い。動きは分かれたところがありつつも、中野と白川はともに横アリでタイトル戦に挑む。
ひめか引退ロード加熱。黄金世代5人対決、思い出4人マッチ、白川戦浮上
<第7試合/ひめか引退ロード シングルマッチ>
●ひめか(Donna del Mondo)
14分48秒 フェアリー・プリンセス
〇なつぽい(COSMIC ANGELS)
引退ロードによりカウントダウン状態のひめか。ドンナデルモンド勢に見守られリングイン。
ひめかのショットを各会場で収められるのもごくわずか。
なつぽいへの張り手でひめかの筋肉が隆起する。
戦火はリング外にも飛び火。
リングに戻りシーソーゲームとなるも、、、
なつぽいが飛びつき逆十字でギブアップを奪った。バックステージで「フェアリー・プリンセス」と命名。
ひめぽいの絆を胸に、なつぽいは革命を歩む。
ひめか「なつぽい…ひとつ言いたいことがある。なつぽい、関口翔対ひめか、高瀬みゆき。このカードおぼえてる? もう一度、そのカード実現させよう」。なつぽいが「ここで?」と問うとひめかは「まだわからない」という仕草。
白川「ひめかとは10代のときから私たちお友だちだったんですよ。それで楽しいこと辛いこと、たくさん一緒に乗り越えたりしたじゃん。でもさ、このリングで対角に立ってひめかとの思い出、私、アンタにね一回も勝ってないの。だから、引退前にもう一回、私とシングルしろ。いまの白川未奈とシングルしろ」ペロリもいただきました。
2人とも常に半端な攻撃にはならないわけだが、ひめかの大きさは威力に拍車をかける。それを耐えしのぐには鍛錬と新たなフィニッシュが必要であり、なつぽいはこの試合の勝利によりモノにしたことになる。ひめぽいの絆がなつぽい革命に武器をもたらしたわけで、これもまた運命に他ならない。
この大会を通じて、ひめか引退ロードが改めて加熱した。
・黄金世代5人対決(林下詩美、上谷沙弥、舞華、ひめか、飯田沙耶での顔合わせ)
・思い出4人マッチ(アクトレス時代の「なつぽい&関口翔vs.ひめか&高瀬みゆき」再現)
・白川未奈戦
カード未発表大会で行われるのかエキストラ大会が開かれるのか。スターダムの検討が待たれる。