団体クロスのギスギス感に沸くも世界タッグまで流出 全日本大田区
21日、全日本プロレスが『#ajpwドリームパワーシリーズ2023～レック株式会社presents～』大田区総合体育館大会を開催した。
石川怒涛攻めも永田から奪回ならず。大会ラストに据えられた対抗戦3試合は全日本が全敗
正午過ぎに「私はトレーニングや雑用をしてから、（新日本と全日本）どちらも観戦したいと思ってます」とツイート。小島聡がバレバレ（?）のカモフラージュを経て全日本登場。
健介オフィスの兄弟子・弟弟子対決を軸とする全日本ノア対抗戦。宮原と北宮のみならず、出場選手が気迫をみなぎらせた。会場も盛り上がる。
世界タッグ戦は征矢が野村を仕留める。拳王&征矢がタイトル奪取となるが、諏訪魔からの挑戦宣言には応じず。なお大会翌日に、野村は昨年末からの左膝負傷が「左膝前十字靭帯断裂」だったことを発表した（緊急手術により欠場へ）。
圧倒的なフィジカルとパワーで石川が怒涛攻めとなった三冠ヘビー戦。されど永田がフルコースで石川を封じて薄氷初V達成。
永田はカーニバル不参加、ファイナルは永田包囲網の構図に。そこに征矢が入りカーニバルBブロックのXだと明かす。AブロックのXである小島に先制した。
大会ラストに据えられた対抗戦3試合は全日本が全敗だ。2・21ドーム以降、全日本が勝利した対抗戦（対新日本、ノア）は3・14宮原vs.稲村と限られる。星勘定の悪さは団体ダメージかもしれないが、それを上回るギスギス感とワクワク感は大会満足度を生んでいる。
北宮が終戦宣言し、拳王も諏訪魔の挑発を一蹴。団体クロスによる展開は縮小ムードかとも思えた中で、メイン後に征矢学がカーニバル出場表明。宮原、小島、征矢も含めたカーニバル出場選手勢が火花を散らした。次の展開につながっていくことになる。
新日本のトップ戦線にはいない永田が初防衛となり、その試合ぶりには様々な意見が出ている。ここ一番の戦術や畳みかけへの賞賛もあれば、ラリーでの対応力不足を指摘する声も。見解は白黒つくものではなく、両方あるんだということ。ただ、いずれの受け取り方もできるのが永田の今の“リアル”であり、そこと向き合えるのもまたリアルタイムならではのプロレスの楽しみ方ではある。
（大会結果）全日本プロレス #ajpwドリームパワーシリーズ2023～レック株式会社presents～ 3月21日（火祝）大田区総合体育館
大会結果はこちらで。
【大会結果まとめ】全日本プロレス3・21大田区総合体育館 三冠ヘビー戦ほか#ajpw #ajpwドリームパワーシリーズ2023 #njpw #noah_ghc
永田が石川撃破で初V、カーニバル覇者を迎撃へ/カーニバルXは小島と征矢/世界タッグはノア拳王&征矢に流出、全日本は対抗戦全敗 pic.twitter.com/TsLLaFABpX
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) March 21, 2023
チャンピオンカーニバル日程も決定。4・25後楽園で宮原vs.小島、石川vs.征矢
《出場者》
【Aブロック】
青柳優馬（5年連続5度目の出場/2022年最年少優勝（26歳6カ月)）
宮原健斗(10年連続10度目の出場/2019年優勝)
ヨシタツ(2年連続5度目の出場/現アジアタッグ選手権王者)
本田竜輝(2年連続2度目の出場)
T-Hawk（2年連続2度目の出場）
斉藤ジュン（初出場）
サイラス（初出場）
小島聡（13年ぶり10度目/2003年優勝）
【Bブロック】
諏訪魔(7年連続18度目の出場/2008年優勝)
石川修司（７年連続7度目の出場/２０１７年優勝）
芦野祥太郎(4年連続４度目の出場)
野村直矢(4年ぶり５度目の出場) ※欠場決定に伴い出場者および対戦カードが改めての発信となる予定。
大森北斗(初出場)
斉藤レイ(初出場)
安齊勇馬(初出場)
征矢学（11年ぶり2度目/現世界タッグ王者）
※全16名参加、Ａブロック8名・Ｂブロック8名の２ブロック制による総当たりリーグ戦を4.8後楽園大会～5.4後楽園大会の全9大会で行い、5.7大田区大会において優勝決定戦を行う。
※優勝決定戦はＡブロック1位vsＢブロック1位で行う。
※ブロック内で得点上位が2人以上同点の場合は、Aブロックは5.4後楽園大会全試合終了後、Bブロックは4.30大阪大会全試合終了後に優勝戦進出者決定戦を行う。
※公式リーグ戦は全て、ＰＷＦルールによる30分１本勝負。
※優勝決定戦および優勝戦進出者決定戦は時間無制限１本勝負で行う。
※勝ち２点、負け０点、時間切れ引き分け１点、両者反則・両者リングアウト・無効試合は０点
【Aブロック日程表】
宮原vs.小島は4・25後楽園、青柳vs.小島は4・23仙台。
【Bブロック日程表】
諏訪魔vs.征矢は4・15名古屋、石川vs.征矢は4・25後楽園。
