木谷氏がHOTメイン追放宣言 同日にダブルメインでのIWGP戦が決定
4日、新日本プロレスが棚橋弘至社長就任半年会見ならび6月9日大阪城ホール全対戦カード発表を行った。
木谷オーナー「例えば悪いことしそうだなっていう人の試合を、ボクはやっぱりメインに組むべきじゃないと思ってまして」
棚橋弘至社長が就任半年会見で、今後の指針を10件報告!
若手の抜擢、ベルトの価値向上、さらに“反則・介入の阻止”を言明!【6.3社長就任半年会見】https://t.co/tguvb6JOcg#njpw pic.twitter.com/L7KQShTKdC
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棚橋「(今後の方針10個のひとつ「乱入や介入の阻止」について)特にファンの間で『何とかしてほしい』っていう意見が集まっているのはHOUSE OF TORTUREですので、まずはそこから着手するという意味合いで受け取っていただければと思います」
木谷「私から少し付け加えると、やはり反則5秒以内とかですね、たまに仲間を見殺しにできなくて入って行っちゃうっていうのは、プロレスの味だと思うんですね。これを例えば野球に例えて言うと、ホームランを打って最後のホームを踏もうとした瞬間、ベンチから人が出てきて、走者と審判をぶっ飛ばすっていう話ですから、それをやってもプロレスって成り立ってる部分もあるじゃないですか。そこはボクは凄いところだなっていう風に、普通そんなことやったら球場で暴動が起こって二度と来なくなると思うんですよ。
でも、プロレスってそこもやっぱり味なので、お客さんに来ていただいてるから、いまのいわゆる不景気な成長率もマイナスになってるところで、税金が上がって、物価が上がって、給料がそれほど上がらないっていう状況の中で、やっぱり日頃のストレスを抱えてる中で、プロレスでもまたストレスを抱えるのかっていうところではやっぱりいま来ている一番の不満の根底にあるところだと思うんですね。ですから、こちら側で出来ることと言えば、例えば悪いことしそうだなっていう人の試合を、ボクはやっぱりメインに組むべきじゃないと思ってまして、メインにしなきゃいけない時もあると思うんですけど、例えばセミにするとか、会社側とかマッチメークでできることってそういうところかなとは思ってます」
(全対戦カード)新日本プロレス レック Presents DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL〜BEST OF THE SUPER Jr.31 決勝戦〜 6月9日(日)大阪城ホール
【6月9日(日)大阪城ホール大会の“全カード”が決定!】
・ダブルメインⅡは『SUPER Jr.決勝戦』デスペラード vs 石森!
・ダブルメインⅠはIWGP世界ヘビー級王者・モクスリーにEVILが挑戦!・NEVER王座戦、鷹木vsHENARE!
・IWGPタッグ&STRONGタッグhttps://t.co/G3soIBRltZ#njDOMINION pic.twitter.com/ocu2xCBxTN— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 4, 2024
■新日本プロレス レック Presents DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL〜BEST OF THE SUPER Jr.31 決勝戦〜
日時:6月9日(日)16:00
会場:大阪・大阪城ホール
<第1試合>
内藤 哲也
(1/20)
カラム・ニューマン
<第2試合>
藤田 晃生
ロビー・イーグルス
ザック・セイバーJr.
(1/20)
LJ・クリアリー
ドリラ・モロニー
クラーク・コナーズ
<第3試合/『KOPW 2024』争奪戦 ストームキャッチルール>
[KOPW 2024保持者]上村 優也
(1/15)
[挑戦者]グレート-O-カーン
※あらゆる打撃技は禁止。絞め、関節、投げ技のみ有効。その他は通常のプロレスルール。 ロープエスケープは2回まで。3回目のロープエスケープで反則負けとなる。場外に出た場合もロープエスケープとみなされる。
<第4試合/NEVER無差別級6人タッグ選手権試合>
[第27代王者組]
ボルチン・オレッグ
矢野 通
棚橋 弘至
(1/60)
BUSHI
高橋 ヒロム
辻 陽太
[挑戦者組]
※棚橋&矢野&ボルチンが2度目の防衛戦
<第5試合/NJPW WORLD認定TV選手権試合>
[挑戦者]石井 智宏
(1/15)
[第5代王者]ジェフ・コブ
※ジェフ・コブが2度目の防衛戦
<第6試合/IWGPタッグ&STRONG無差別級タッグ選手権試合 4WAYトルネードイリミネーションマッチ(1/60)>
[挑戦者組]シェイン・ヘイスト マイキー・ニコルス
vs.
[挑戦者組]YOSHI-HASHI 後藤洋央紀
vs.
[第8代STRONG無差別級タッグ王者組]エル・ファンタズモ ヒクレオ
vs.
[第103代IWGPタッグ王者組]チェーズ・オーエンズ KENTA
※KENTA&オーエンズ、ヒクレオ&ファンタズモはともに初防衛戦
※4チームが同時にノータッチルールで試合を行い、パートナーが敗れたチームは退場。 最後まで残ったチームが勝者となる。
<第7試合/NEVER無差別級選手権試合>
[挑戦者]
HENARE
(1/60)
鷹木信悟
[第44代王者]
※鷹木が3度目の防衛戦
<第8試合/時間無制限1本勝負 ダブルメインイベントⅠ/IWGP世界ヘビー級選手権試合/ランバージャックデスマッチ>
[挑戦者]EVIL
(1/無)
[第9代王者]ジョン・モクスリー
※モクスリーが4度目の防衛戦
※モクスリー セコンド…海野翔太、天山広吉、永田裕志、真壁刀義、タイガーマスク
※EVIL セコンド…成田蓮、高橋裕二郎、SHO、金丸義信、ディック東郷
※選手が場外に転落した場合またはエスケープした場合、セコンドがリング内に戻し即座に試合を続行する。なお場外カウントはなしとする。
<第9試合/時間無制限1本勝負 ダブルメインイベントⅡ/『BEST OF THE SUPER Jr.31』決勝戦>
[Aブロック1位]エル・デスペラード
(1/無)
[Bブロック1位]石森 太二
BOSJ決勝メインという「特報」が台無しに。さらに会見内発言とカード発表情報まで矛盾
[(5/18)6月9日大阪城ホール大会のメインイベントは『SUPER Jr.』決勝戦に決定]
🚨特報🚨
6月9日大阪城ホール大会のメインイベントは『SUPER Jr.』決勝戦に決定‼️#njpwworld で配信中📡
視聴&登録⏩https://t.co/CeQLGjTmZ5#NJPW #BOSJ31 pic.twitter.com/Vf5SYMNH70
— NJPW WORLD (@njpwworld) May 18, 2024
先行して新日本プロレス側からは「6月9日大阪城ホール大会のメインイベントは『SUPER Jr.』決勝戦に決定」との情報が特報として流されていた。「ジョン・モクスリーvs.EVIL」IWGP世界ヘビー級戦ではなく『SUPER Jr.』決勝戦がメインとなることに対してファンは歓迎ムード。にもかかわらず、4日の発表では両試合を新日本が「ダブルメインイベント」と銘打った(試合順は『SUPER Jr.』決勝戦が最終試合)。特報を台無しにする“表現”にファンは大混乱だ。
加えて会見内発言とカード発表情報の矛盾が露見する。木谷高明オーナーからは「(介入想定試合は)メインに組むべきじゃない」との発言が出たにもかかわらず、同日に発表された「ジョン・モクスリーvs.EVIL」IWGP世界ヘビー級戦試合順がダブルメイン扱いとなった(17時台にカード発表、18時に会見報道解禁)。
この日の会見や発表は週末の6・9大阪城ホール大会に向けて勢いをつける意図があったに違いない。にもかかわらず、新日本側の行き当たりばったりぶりが目立ってしまう。このような状況下ではあるが「信じて観戦してよかった」と言われるような大会に持っていけるかどうか。逆風にさらされつつある大阪大会の行方が問われる。