2024年G1総括 本来の姿に戻してオカダ・オスプレイ離脱でも熱狂維持
新日本プロレスが開催した『G1 CLIMAX 34』は18日に閉幕となった。年間最大の最強決定戦となるシリーズを総括する。
3年ぶり2ブロック制、2年ぶり30分1本勝負。優勝決定戦は昨年と同じ8000人台の観衆
【#G1FINAL 最終日まとめ】ザック・セイバーJr.「オガワセンパイ、プロレス人生おつかれさまでした。イッテンヨンちょっと遠いね」史上2人目の外国人制覇、IWGP世界挑戦は10月両国/辻陽太の春夏連覇はならず
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観客数ですべてが決まるわけではもちろんないが、期待度のあらわれであり、ファンがノレているかどうかの指標ではある。優勝決定戦での観衆推移。
年度 | 大会規定 | 優勝決定戦観衆 |
2019年 | 2ブロック 1/30 | 2019年08月12日 (月) 日本武道館 観衆12,014人(札止め) |
2020年 | 2ブロック 1/30 ※コロナ期/秋開催 |
2020年10月18日 (日) 両国国技館 観衆2,928人 |
2021年 | 2ブロック 1/30 ※コロナ期/秋開催 |
2021年10月21日 (木) 日本武道館 観衆3,861人 |
2022年 | 4ブロック 1/30 ※コロナ期 |
2022年08月18日 (木) 日本武道館 観衆6,716人 |
2023年 | 4ブロック 1/20 ※コロナ5月から5類に |
2023年08月13日 (日) 両国国技館 観衆8,283人 |
2024年 | 2ブロック 1/30 | 2024年08月18日 (日) 両国国技館 観衆8,056人 |
優勝決定戦は昨年と同じ8000人台の観衆となった。
予選トーナメントで勝ち残れなかった選手も含めると、2023年に出場していながら2024年に不出場となった選手は以下の通り。
清宮海斗、オカダ・カズチカ、YOSHI-HASHI、タンガ・ロア、ヒクレオ、チェーズ・オーエンズ、タイチ、ウィル・オスプレイ、KENTA、タマ・トンガ、石井智宏、マイキー・ニコルス、エディ・キングストン、棚橋弘至、矢野通、シェイン・ヘイスト、アレックス・コグリン
インパクトという点ではオカダ・カズチカ、ウィル・オスプレイがいなくなった(共にAEWに転出)ことは大きい。それでも維持された(ちなみに「G1大阪府立観衆が5年ぶり4000人超」ともなった)のは特筆すべきことだろう。
まずは、ノアの中心だったジェイク・リー、AEW・DDT所属のTAKESHITAが参戦したのは大きい。やはりシリーズならではの顔合わせは、最強を決める舞台にふさわしい。
加えて、その「顔合わせがとことん見れる」だけの“本来のG1の姿”に戻したのも期待を高めた。3年ぶり2ブロック制、2年ぶり30分1本勝負。つまりは総当たり度、完全決着度が高まったわけだ(4ブロックとなれば当たらない選手同士が続出し、20分となれば引き分け試合が発生する)。
カクトウログ管理人的G1ベストバウトは、セミファイナルでのザック・セイバーJr.vs.鷹木信悟を挙げたい。「先読みさせない、めくるめくラリー。新日本クオリティが大爆発だ」と速報した通りだが、世界に誇れる新日本プロレスのグレードを感じざるを得なかった。
かつてのザックには関節技中心の地味さもあったかもしれないが、こんなに面白かったんだと再実感させられる試合がG1で続いた。誰を相手にしてもベストバウト級にもっていく鷹木も、このザック戦はワンランク上のものを出していた。機会があればぜひアーカイブでチェックしてほしい。
試合の面白さだったり、誰が支持をされているのかは、やはり会場で感じるのが一番である。どう盛り上がっていいかを見失いがちだったコロナ期はもう過ぎたのだと実感できたG1でもあった。そう、優勝決定戦観衆こそ“8000人台維持”だったが、歓声や熱さは“上回り”を感じたのだ。今年のG1を会場観戦しなかったファンも、G1明けあるいは来年G1の観戦をぜひご一考いただきたい。
TAKESHITAとジェイク・リーにおいては、決勝トーナメントに進出したのがTAKESHITAで、進出しなかったのがジェイクとなった。半年後など時間を置いて見た際に2人にとってのG1がどのような意味合いになっているのか。そうした点も継続的に見ていきたいところだ。
応援投票で鉄板の2人。春祭典が「1位・辻、2位・ザック」、夏祭典では「Aブロック・ザック、Bブロック・辻」
辻陽太の「春夏連覇なるか」が話題となったが、辻・ザックの2大人気がシリーズとフィットしたことも満足度を高めた要因となる。
(春祭典)
👏「誰を応援する?」投票結果👏
【結果】応援投票1位は辻陽太、2位はザック/6日(水)NJCUP大田区開幕
新日本プロレス #njcup #njpw #辻陽太 #ザック・セイバーJr
春の最強戦士は誰だ!? 会場でワールドで楽しもう3月6日(水)18:30ゴング pic.twitter.com/4ymvBUbAaQ
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(夏祭典)
👏投票アンケートへのご参加に感謝👏
【結果】Aブロックはザック、Bブロックは辻 ファンが応援するG1選手#決めろ最強 #G1CLIMAX34 #njpw
狂犬ゲイブ・キッド、予選通過ボルチンがそれぞれ2位。観戦計画に使える公式戦日程つき📝 pic.twitter.com/PimAGxMTa1
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応援投票で鉄板の2人。当サイトの応援アンケートにおいて、春祭典が「1位・辻、2位・ザック」、夏祭典では「Aブロック・ザック、Bブロック・辻」となっていた。2人による優勝決定戦は、最高のハッピーエンドともなった。
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