柴田勝頼「普通の生き方してきてないんで。『俺はどこまでできるのか？』っていう挑戦ですね」ワープロ枠内で8分に渡り柴田特集
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放映がこれからの地域の方は、ネタバレ注意！
14日の関東地区テレビ朝日『ワールドプロレスリング』内で、実に8分余りの時間がロサンゼルス道場ヘッドコーチ柴田勝頼に割かれた。柴田は1年前のオカダ・カズチカ戦後に硬膜下血腫で倒れ、長期欠場でリハビリを続けている。
3月のロス道場開きでの柴田の英語挨拶、鏡開きを映像で振り返る。続いて「同じ入門テストを受け、新日本に入り、レスラーとして互いの価値観をぶつけ合いながら」とのナレーションで、番組初となる棚橋弘至との対談形式で構成された。
棚橋「（柴田の動きについて）すごく面白いなと思いましたね。まず環境をね。柴田さんとアメリカっていうのがイコールでつながらなかったんで、その違和感もまず面白かったし、柴田さんがすごく積極的に（設立へ）動いてたって印象があって、面白いものが生まれそうだという期待感がありますよね。第2のザ・レスラーがここから出てくるかもしれないし。青い目の柴田勝頼とかね。これ言っちゃっていいかわからないですけど、新日本プロレスの道場に来て、夕方とか道場が空いているときにヤングライオンに直接指導していることが何回かあって、まぁそれを『柴田道場』と呼んでるんですけど、そういうのがすごく嬉しいですね」
柴田によるコーチ風景映像には、柴田流竹刀活用も含まれていた。
柴田「（今の棚橋について）心配っちゃ心配。心配って言ったら、すげぇもう（暗くなった棚橋の顔に目をやる）・・・元気出してくださいよ」
棚橋「いや元気ですよ」
柴田「この空！ いい天気」
棚橋「レスラーの浮き沈みがあるじゃないですか。レスラーとしてきっかけがつかめないときに、（日本から）L.Aに行きたいですね」
柴田「そう！ それがいいと思うよ」
棚橋「そういう、これからひと伸びできるのにとか、すごいスランプだな、いいもの持ってるのにっていう選手を、L.A道場でリフレッシュじゃないですけど、気持ちを新たに日本に帰ってくるみたいなのもアリ」
柴田「何かあったらL.Aに」
棚橋「頼りにしてます。柴田先輩、頼りにしてます（握手）」
CMを挟んで柴田のインタビューへ。
柴田「この（L.A道場の）話がなんか出たときに、これだなって思ったんで。日本でいま俺がやってきたことというか、治療だったり怪我してからの、ある程度やってそろそろ動きたいなと思ってたんで何かしら」
オカダ・カズチカ戦から1年。
柴田「1年前ですね、もう。めちゃくちゃ長かったですよ。（試合のVTRは見ましたか？）試合見ましたよ、ICU（集中治療室）の次の部屋みたいなところで。こっそり見ようとしたら監視カメラ付いてて『ダメですよー』って言われて、うわバレてたっていう。俺は別に…別にというか…あの闘いはできてよかったと思いますしね」
画面では2017年8月の両国国技館登場「生きてます！」が挿入される。
柴田「医者を別に信じてないわけじゃないんですけど、命の恩人ですし、いろんなドクターがいて今があるのは確かなんですが、お医者さんが言うことが全てじゃないって自分の中の感覚があるんですよ。普通の生き方してきてないんで、普通の人間じゃないと思うんですよ。自分でいろいろ徐々に『これできた、次これできた、1か月後にはこれくらいできるだろう』って手ごたえというか、その感覚でいま生きてますからね。まぁでも、まだ全部が全部じゃないんで、そこを本当に時間かけなきゃいけないんだなというのがあるんで、その時間を無駄にしないように、ここ（L.A）に来ているという感じですね」
柴田「ここから一人でも選手が新日本のリングに上がったり、新日本のL.A道場で育った選手が活躍したってだけで、可能性って広がると思うんで。俺がいま（試合が）できない状態のうちに、一緒に練習してすげぇいいヤツがいたら、そいつに落とし込みたいですしね。『俺はどこまでできるのか？』っていう挑戦ですね」
ファンへのメッセージ。
柴田「頑張ってます、本当に。毎日汗を流して闘ってますよ。That’s it！（以上！）」
番組ここまで。
他の場所でも柴田が口にしているのは、現段階で復帰どうこうは語れないということ。その反面、「俺がいま（試合が）できない状態のうちに、一緒に練習してすげぇいいヤツがいたら、そいつに落とし込みたい」という言葉には、“試合ができるようになったら教えているわけにはいかない”という意思が見え隠れする。もちろん自身も汗を流していることが最高のリハビリになるわけで、ロス道場にいることが柴田にとって最高の“無駄のない時間の使い方”になっているわけだ。
そして。
「俺は別に…別にというか…あの闘いはできてよかったと思いますしね」
「普通の生き方してきてないんで、普通の人間じゃないと思うんですよ」
「『俺はどこまでできるのか？』っていう挑戦ですね」
どこまでも柴田節。欠場中でありながらも闘い続ける柴田にかぶさっていく「THE WRESTLER」の文字は、まったく違和感なく展開されたのだった。ワープロスタッフ、ありがとう！
なお、オカダ戦から1年の柴田は検査等の目的で帰国中、14日の後楽園大会ではサイン会でファン対応を行った。
【ただいまサイン会スタート！】
柴田勝頼選手が登場！
5F展示場売店で「対象グッズ」を販売中です！https://t.co/tWDNz1jF5S #njdontaku #njpw pic.twitter.com/57n5f3A4gI— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2018年4月14日
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