ライガーWWE殿堂入りが正式発表に! 猪木、藤波に次ぐ日本人3人目
1月に現役を引退した獣神サンダー・ライガーのWWE殿堂入りが、16日に正式発表となった。
・ Jushin “Thunder” Liger to be inducted into WWE Hall of Fame Class of 2020 WWE
・ なんと獣神サンダー・ライガーの“WWE殿堂入り”が決定!「感動してますし、緊張してます」受賞コメントも到着! | 新日本プロレスリング
日本時間・3月16日、WWEの公式サイトにて、今年の1.4&1.5東京ドーム大会で引退した獣神サンダー・ライガーさんのWWE殿堂入り(「ホール・オブ・フェーム)が発表された。
日本人レスラーとしては、アントニオ猪木、藤波辰爾選手に次ぐ、3人目の快挙であり、日本人のジュニア選手としては初の受賞となる。(※レガシー部門では力道山、ヒロ・マツダ、新間寿氏が受賞している)。
なお、殿堂入りのセレモニー『WWEホール・オブ・フェーム2020』は現地時間・4月2日(日本時間・4月3日)にて、フロリダ州タンパのアマリー・アリーナで行われる予定。
■獣神サンダー・ライガーさんの受賞コメント
「(今回の“WWE殿堂入り”の発表を聞いて)いや~、ビックリしましたね! もう正直に。『何でボクなんでしょうか?』っていう気持ちです。他に偉大なレスラーって言われる方はいっぱいいらっしゃるし……。日本からの過去の受賞者は、(アントニオ)猪木さんと藤波(辰爾)さんだけじゃないですか。そのお二人に続いて、3人目ということなんで『何で? 本当にボクでいいの?』と感じで。もう驚きしかなかったです。本当に実感がなくて、これはべつに謙遜をしているわけでも、いいカッコしてるわけでもなくて。ボクはプロレスに関しては『こうしたら楽しいだろう、おもしろいだろう』っていう思いでやっていただけなんです。プロレスが好きっていう絶対的な根底はあるわけですけど。みんながそこに賛同して協力してくれたことで、いろんなことが実現できた。そういう部分も考えると『なんでボクが?』みたいな気持ちはありますよね。
この殿堂入りの表彰式、こういう状況ではありますけど、いまは現地に行く予定です。現地に行けばKUSHIDAくんとか、(中邑)真輔選手とかにも会えると思うし。以前、日本に来ていた外国人選手たちにも会えると思うしね。あとレジェンドのレスラーはボクと同じような年代の方も多いと思うんで、そういった方々に会えるのは凄い楽しみですね。
本当に、もったいないような大きな賞を頂いて感動してますし、緊張してますし。そういう名に恥じないよう、これからもレスラーとしての獣神サンダー・ライガーという名前は付いてまわってますので、キチッとしていきたいなと思います。襟を正すっていう形でね。
あと不安なのはスピ―チですかね。コレどうするんですかね? 英語なんですか? 日本語なんですか? どっちがいいんですか?(苦笑)。 藤波さんは自分の書いた文章を英語に直してもらって、その英語を何回も練習して喋ったようですけど。ボクも自分の息子が英語がペラペラなんで、ちょっとお願いして英語でスピーチしようかなって。でも、土壇場でやっぱり日本語になっちゃうかもしれないね!(笑)」
ライガーのTwitter。
この度、猪木さん、藤波さんに続くWWE殿堂入りという素晴らしい栄誉をいただけることとなりました!これは僕一人だけのものではなく、応援してくれるファンの皆さん、一緒に闘った選手たち、スタッフ、家族みんなのものです!これからもプロレス界を盛り上げられるよう精一杯頑張ります❤️ #WWE https://t.co/gVVtSIjqfs
— 獣神サンダー・ライガー ☆ Jyushin Thunder Liger (@Liger_NJPW) March 16, 2020
WWEのTwitter。
BREAKING: @Liger_NJPW is the latest inductee in the @WWE Hall of Fame Class of 2020, as first reported by Tokyo Sports! #WWEHOF https://t.co/GuFzfPJbFU pic.twitter.com/HmNtPwsRWY
— WWE (@WWE) March 16, 2020
決まったようだという報道は2月中旬からあったが、1か月に渡って“寝かせて”からの正式発表となった。自然体のコメントが、なんともライガーらしい。
わざわざ東スポに出させたうえで“東スポがスクープにあった通り”といったニュアンスで報告したことが話題に。日本のプロレス界では大きなニュースは東スポによるスクープが通例だが、日本版WWE(NXTジャパン)創設に向けたマスコミとの連動をやってみた感じ!?
米国でも新型コロナ感染拡大によるイベント中止のお達しがある中で、現地時間・4月2日(日本時間・4月3日)にセレモニー実施も伝えられている。武藤敬司の4月米遠征もキャンセルとなったばかり。実施は難しいと思われるが、どうなるか? 東スポ記事内では『関係者によると、現段階で「レッスルマニア36」、及び殿堂入り式典は開催予定』となっていた。
受賞は文句なく素晴らしい! 日本人としては猪木・藤波に並ぶ貢献者として認定されたということ。猪木・藤波が昭和プロレスなら、ライガーは平成プロレスという時代を担ったともいえる。デビュー当時は“いかに初代タイガーマスクの存在を越えるか”に苦心したわけだが、ついには初代タイガーにはない受賞を果たしたことになる。
ライガーさん、おめでとうございます!! スタイルや階級を越えた激闘、長きに渡る活躍がファンを熱狂させ、世界中のレスラーに影響を与えた。われわれもライガーの闘いを語り継いでいきましょう。
<10:00追記 レッスルマニア関連イベントが中止に>
上の記事をアップしたばかりだが、『レッスルマニア36』は会場変更のうえライブ配信、その他のレッスルマニア関連イベントは中止となることが発表された。
【速報】レッスルマニア36ウィークに関する重要なお知らせ#WWE #WrestleMania #wwe_jp https://t.co/aMzsaHCz6e
— WWE Japan (@WWEJapan) March 17, 2020
・ レッスルマニア36ウィークに関する重要なお知らせ WWE日本公式サイト
政府およびフロリダ州タンパ市と協議の結果、レッスルマニアはフロリダ州オーランドにあるWWEのトレーニング施設に会場を変え、予定通り米国東部時間4月5日(日)午後7時(日本時間4月6日(月)朝8時)よりWWEネットワークでライブ配信いたします。このライブ配信は必須要員のみで実施されることになります。その他のレッスルマニア関連イベントは中止されることになりました
この報道に沿うと、イベントとしての殿堂入りセレモニーも中止となる。
ライガーは一夜明けで改めて感謝。
昨日、WWEから殿堂入りの一報をいただきました。その後、いろいろな方々からお祝いのメールをいただきました。この賞は僕一人では決してもらえなかったと思っています。プロレスは一人では出来ません。いろいろな方のお力添えで出来ています。本当にありがとうございました。感謝です。 #感謝 pic.twitter.com/Mgt1UVoXQs
— 獣神サンダー・ライガー ☆ Jyushin Thunder Liger (@Liger_NJPW) 2020年3月17日