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黒船ジェイクが方舟至宝戴冠 新景色は「清宮もう休め」現実化とともに

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 19日、ノアが『GREAT VOYAGE 2023 in YOKOHAMA』横浜武道館大会を開催した。メインでは清宮海斗が保持するGHCヘビー王座にジェイク・リーが挑戦した。
大会ベストバウト投票は2023年3月22日(水)24時まで受付

ブーイングが清宮に!? ジェイク「全日本よりも新日本よりも自由」ノアを闊歩

<第10試合・メインイベント・GHCヘビー級選手権>
●[第41代王者]清宮海斗 vs.
 35分36秒 串刺しフロントハイキック→片エビ固め
〇[挑戦者]ジェイク・リー
※清宮が5度目の防衛に失敗、ジェイクが第42代王者に

 横浜武道館は序盤から清宮にブーイングが飛ぶ。ジェイクという黒船への期待が充満していた。節目節目のジェイクのアクションは喝采で迎えられる。それでいて「清宮に負けてもらっては困る」というファンからは、清宮ラッシュ時に大カイトコールも発生だ。

 シャイニングウィザードこそ炸裂させた清宮だが、“頭掴み式”はジェイクが逆にキャッチ。ニーリフトから串刺しフロントハイキックのフィニッシュコースに清宮が沈む。全日本プロレス退団から3か月、黒船としてノアに乗り込んできたジェイクがGHCヘビー王座を初戴冠。清宮が主張してきた「ノアの新しい景色」の担い手を強奪するかのような勝利となり、2・21東京ドーム以降に清宮に浴びせてきた「もう休め」を現実化させた。

力を抜きながらチョンチョンと清宮を蹴って小馬鹿にするジェイク。

この大会で所属ユニットに反旗のYO-HEYとタダスケがジェイク軍「Good Looking Guys」へ加入。

 このジェイクの痛快さの正体は何なのか。振り返ると、3・9後楽園におけるジェイクを当サイトは「配信映えに対しての会場映えというか、ジェイクがハマった。独自スケールとリズムでの組み立てのみならず、相手を食ってかかっているところがいい」と表現していた。

 他選手はいかにラリーを誘発するかに力を注いでいるだろうが、ジェイクの攻めはまるで「いかに自身の存在感で相手に圧をかけるか」が狙いのように思える。いきなり強烈なバックドロップが火を吹いたかと思えば、場外に降りた後に清宮に手をかけても「相手をリングに上げる」しかしなかったり。それは緩急でもあり、「攻めを焦らない余裕」まで漂わせる。

 煽りVTRで改めてジェイクからのノアの思いが垣間見えた。

色々なやつらとレスリングがしたい。俺はそう思って、全日本プロレスを辞めてノアを主戦場にしたわけで。ノアっていうのは自由の象徴であり、俺からしてみたら今までにない刺激であり、それ以上でもそれ以下でもない。

清宮、今の君にベルトは重荷になり過ぎている。偉大なベルトだ。それは断言しよう。全日本よりも新日本よりも僕の中では『自由』というイメージが強く、根底にあるのはやっぱり三沢(光晴)選手なんですよ。なぜノアをつくることになったのか。『自由』を求めてより高みを目指してそしてノアをつくった。だからこそ『自由』という言葉がピッタリくる。そんな気がしてならないんですよ。

 新日本・全日本という枠組みから脱して『自由』を求めノアは誕生した。ここにきてジェイクも全日本を離れ『自由』を得た。こうした言語化こそが求心力の出発点になる。黒船によるノアの闊歩の始まりを感じたし、黒船が方舟そのものを担う可能性までも印象づけた横浜大会だった。

(大会結果)ノア GREAT VOYAGE 2023 in YOKOHAMA 3月19日(日)横浜武道館

■ ノア GREAT VOYAGE 2023 in YOKOHAMA
日時:3月19日(日)16:00
会場:神奈川・横浜武道館 観衆1308人(主催者発表)
※正確な試合ジャッジは当サイト本文をご覧ください。

<第1試合・シングルマッチ>
〇矢野安崇
 4分56秒 飛びつき前方回転エビ固め
●小澤大嗣

<第2試合・8人タッグマッチ>
〇小峠篤司 YO-HEY 吉岡世起 アレハンドロ
 5分00秒 横入り式エビ固め
近藤修司 ●タダスケ 大原はじめ Hi69

<第3試合・シングルマッチ>
〇中嶋勝彦
 5分48秒 バーティカルスパイク→体固め
●岡田欣也

<第4試合・タッグマッチ>
鈴木秀樹 〇サクソン・ハックスリー
 7分55秒 ネックハンギングボム→エビ固め
●モハメド ヨネ 稲村愛輝

<第5試合・シングルマッチ>
●杉浦貴
 11分43秒 顔面蹴り→片エビ固め
〇谷口周平

<第6試合・タッグマッチ>
丸藤正道 ●イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.
 13分23秒 タイガードライバー→エビ固め
〇ジャック・モリス アンソニー・グリーン

<第7試合・タッグマッチ>
●AMAKUSA ニンジャ・マック
 10分16秒 ブロークンボム→片エビ固め
エクストリーム・タイガー 〇ランセロット

<第8試合・GHCタッグ選手権>
[第63代王者組]〇マサ北宮 稲葉大樹
 21分44秒 ダイビングセントーン→片エビ固め
[挑戦者組]拳王 ●征矢学
※北宮&稲葉が初防衛に成功

<第9試合・GHCジュニアヘビー級タッグ選手権>
[第55代王者組]〇小川良成 Eita
 25分29秒 4の字式エビ固め
[挑戦者組]HAYATA ●クリス・リッジウェイ
※小川&Eitaが2度目の防衛に成功

<第10試合・メインイベント・GHCヘビー級選手権>
●[第41代王者]清宮海斗 vs.
 35分36秒 串刺しフロントハイキック→片エビ固め
〇[挑戦者]ジェイク・リー
※清宮が5度目の防衛に失敗、ジェイクが第42代王者に

(参戦情報)全日本3・21大田区での全日本vs.NOAH スペシャル6人タッグマッチ出場選手が決定

■ 全日本プロレス #ajpwドリームパワーシリーズ2023~レック株式会社presents~
日時:3月21日(火祝)16:00
会場:東京・大田区総合体育館

<全日本 vs.NOAH スペシャル6人タッグマッチ>
宮原健斗 安齊勇馬 井上凌
vs.
マサ北宮 稲村愛輝 岡田欣也

マサ北宮選手コメント
「しょうがねえからよ!ここまで恥忍んでノコノコやって来たんだから行ってやるよ! 3対3だって言ったな? 岡田と稲村連れて、わざわざ行ってやるよ!! 全日本プロレスも宮原健斗もなんのメリットもねぇけど行ってやるよ、バカヤロー!!以上だ!!!」

以下の通り試合順が決定致しました。

【全対戦カード及び試合順】

<第1試合 シングルマッチ>
ブラックめんそーれ
(1/10)
椎葉おうじ

<第2試合 6人タッグマッチ>
大森隆男 ヨシタツ 長井満也
(1/20)
天山広吉 吉江豊 #ajpwチャンピオンカーニバル2023 AブロックX

<第3試合 Jr.TAG BATTLE OF GLORY2023 前哨戦>
ライジングHAYATO
(1/20)
佐藤光留

<第4試合 Jr.TAG BATTLE OF GLORY2023 前哨戦>
青柳亮生
(1/20)
田村男児

<第5試合 タッグマッチ>
鈴木みのる 大森北斗
(1/30)
斉藤ジュン 斉藤レイ

<第6試合 タッグマッチ>
芦野祥太郎 本田竜輝
(1/30)
諏訪魔 KONO

<第7試合 全日本 vs NOAH スペシャル6人タッグマッチ>
宮原健斗 安齊勇馬 井上凌
(1/30)
マサ北宮 稲村愛輝 岡田欣也

<第8試合 ~株式会社埼京印刷presents~世界タッグ選手権試合>
【第94代王者組】青柳優馬 野村直矢
(1/60)
【挑戦者組】拳王 征矢学
※青柳&野村が初防衛戦

<第9試合 メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合>
【第69代王者】永田裕志
(1/60)
【挑戦者】石川修司
※永田が初防衛戦

(当面の決定カード)青森でGHCジュニア戦、仙台でGHC3大王座戦が決定

■ ノア SUNNY VOYAGE 2023
日時:3月26日(日)15:00
会場:青森・むつマエダアリーナ

<第7試合・GHCジュニアヘビー級選手権>
(王者)AMAKUSA vs.ランセロット(挑戦者)
※第52代王者の3度目の防衛戦となります。

■ ノア ABEMA presents GREEN JOURNEY 2023 in SENDAI
日時:4月16日(日)16:00
会場:宮城・ゼビオアリーナ仙台

ABEMA生配信
https://abema.tv/now-on-air/fighting-sports

【参戦選手】新崎人生選手の参戦が決定しました! 対戦カードは追ってお知らせします。

<GHCヘビー級選手権/THE LUNATIC GATE>
(王者)ジェイク・リー vs.中嶋勝彦(挑戦者)
※第42代王者の初防衛戦となります。

<GHCナショナル選手権/SKY’S THE LIMIT>
(王者)イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. vs.ジャック・モリス(挑戦者)
※第9代王者の3度目の防衛戦となります。

<GHCタッグ選手権/VOLCANIC EXPLOSION>
(王者)マサ北宮 稲葉大樹 vs.杉浦貴 谷口周平(挑戦者)
※第63代王者組の2度目の防衛戦となります。

<6人タッグマッチ/LALAPALOOZA FIESTA>
ドラリスティコ ドラゴン・ベイン アレハンドロ vs.エクストリーム・タイガー アルファ・ウルフ ランセロット

<シングルマッチ/WILD AND FREE>
雪妃真矢 vs.夏すみれ


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