武藤『M』愛すべき仲間がいて新ユニット結成 ノア再開は後楽園2連戦
“ノア最大のTVマッチ”との煽りのもと、14日にノアがTVマッチを配信した。
■NOAH “GO FORWARD” powered by ABEMA
日時:6月14日(日) 19:00
会場:NOAH特設アリーナ▼タッグマッチ
●SUSHI
ブラックスパイダーVII
(15分27秒 ムイビエン)
吉岡世起
〇大原はじめ▼6人タッグマッチ
ケンドー・カシン
〇カズ・ハヤシ
NOSAWA論外
(16分30秒 パワープラント→片エビ固め)
仁王
●覇王
拳王▼6人タッグマッチ
YO-HEY
タダスケ
〇原田大輔
(19分29秒 片山ジャーマンスープレックス)
●岡田欣也
HAYATA
小川良成▼GHCジュニアヘビー級選手権試合
●[挑戦者] 小峠篤司
(24分00秒 スーパーマスドライバー→エビ固め)
〇鈴木鼓太郎
[第42代選手権者] ※鼓太郎が初防衛に成功▼6人タッグマッチ
●稲村愛輝
征矢学
マサ北宮
(19分20秒 フロントネックロック)
レネ・デュプリ
桜庭和志
〇杉浦貴▼GHCナショナル選手権試合
●[挑戦者] 井上雅央
(19分38秒 スリーパーホールド→レフェリーストップ)
〇中嶋勝彦
[第2代選手権者] ※中嶋が初防衛に成功▼スペシャル6人タッグマッチ
●モハメド ヨネ
谷口周平
清宮海斗
(22分55秒 パーフェクトキーロック)
望月成晃
〇丸藤正道
武藤敬司▼GHCヘビー級選手権試合
●[挑戦者] 齋藤彰俊
(29分22秒 豪腕ラリアット→片エビ固め)
〇潮崎豪
[第33代選手権者] ※潮崎が2度目の防衛に成功
武藤が初対決で清宮を返り討ち イニシャル“M”集結で新ユニット
武藤敬司との対戦をアピールしていた清宮海斗だったが、ドラゴンスクリューや足4の字などで翻弄された。完敗という印象、武藤が返り討ちした格好となった。試合を見ていても、武藤のコンディションのよさが目立った。
【試合後の武藤&丸藤&望月】
▼武藤「清宮ですか? 実は俺の息子と同い年でねえ。息子はさ、プロレス界には入らずに普通の社会に行ったからね。本当はいつか闘ったり…っていうのを俺は夢見てたんだけど、それは夢やぶれて。だけど、同い年だからさ。“仮想・息子”じゃないけど。ちょっと張り切りすぎて、最初ケツ打っちゃってさ(笑) ケツ痛かった…。でも二人に助けられて、良い勝負できたかなと。ひとえに二人のヘルプあってのものですよ」▼丸藤「いやいや、武藤さん。全然、思ってないんじゃないですか?」
▼武藤「思ってるよ!」
▼望月「ほぼ武藤さんが出ていたイメージがあったような試合でしたけど…」
▼武藤「いやぁ俺も今、必死だからよ」
――星一徹ばりに厳しく攻め立てていたが?
▼武藤「そうっすね。ホントに潰すつもりで行ってるからね」
――ああいう厳しい姿勢で試合をしたのは久々だったような気もするが?
▼武藤「あんまり過去のことは覚えてないから分からないけど、ただ正直、俺まだまだ引き出しいっぱい持ってるからね。違った武藤敬司でも勝負できるし。まだまだ胸を貸してもいいかな、なんて思ったりもしますよ。まぁそれよりね、今日は対清宮っていうよりは、この二人のパートナーが頼もしいこと、頼もしいこと。これからも組んで試合していきたいよなあ。やりやすいですよ。かゆいところにメチャ手が届く。女房でも気が付かないような場所に(笑)」
▼丸藤「奥さん怒るんじゃないですか?(笑) 僕も武藤さんと何回か肌を合わさせてもらって、今年で22年プロレスやって、武藤敬司という人と闘って吸収するのはもう諦めたんで、横に並んでまた違う形で吸収したいな…っていう。キャリア22年にして無理です。やっぱり武藤さんを吸収するのは。なので、ちょっと横に並ばせてもらって…」
▼武藤「おう、なんかやろう」
▼丸藤「はい、せっかくなんで。武藤さん、イニシャル“M”じゃないですか? 丸藤もMじゃないですか」
▼望月「あれ? 僕も…」
▼丸藤「Mじゃないですか」
▼武藤「え? でもプロレス界、いっぱいMいるじゃねーかよ」
▼丸藤「でも、ちゃんとこだわりを持ったMというか。なんでもかんでも…ってなると『僕もMです』『私もMです』ってなっちゃうんで」
▼武藤「MAZADAとかいるな。あれは除外か?」
▼丸藤「MAZADAさんは先輩なんで、除外とか言えないです(笑)」
▼武藤「あぁ、年寄りじゃないとダメなんだよな?」
▼丸藤「いや、若くてもいいんじゃないですかね。ちょっと敷居を高くして、イニシャルMの人間を集めないですか?」
▼武藤「20年ぐらい前によ、俺もnWoってユニットやってたでしょ? どうせやるんだったら、あれを上回るぐらいにしたいよな」
▼丸藤「はい、世界規模で」
▼武藤「世界規模のMがついてるレスラーを集めて? でも例えばさ、もうすんげー優秀なレスラーがいて、イニシャルがAだったら使わないの?」
※一同笑
▼丸藤「リングネームを変えさせましょう! 夢は広がると思いますよ。俺らどころかプロレス界にとって武藤さんっていうのは、世界のレジェンドなんで。この人がいるだけで、いろんな“M”のつく人間が集まってくるんじゃないかな」
▼武藤「おう、nWoの時みたいに著名人も入れてな」
▼丸藤「いいですね」
▼武藤「歌は今井美樹か? 『M』って歌あったよな? え? あれはプリプリか。あ、そっか(笑)」
――ユニットを作るということでいい?
▼丸藤「うん、ユニット。ユニット行きましょう」
▼武藤「じゃあ丸藤、早速名前つけてよ」
▼丸藤「そうですね! ちょっと考えます。僕も最近ユニットから外されてたんで」
▼武藤「俺もしばらくやってねえなあ」
▼望月「僕もDRAGON GATEでどこにも入ってないんで」
▼丸藤「どこにも入れさせてもらえない人間たちで(笑)」
▼武藤「でも俺、ユニット組んだらいつも潰してたからね! 創っちゃ潰れて創っちゃ潰れて」
▼丸藤「じゃあ潰れるまでの少しの間だけでも(笑) 面白くやりましょう!」
▼武藤「よぉ〜し“M”乗った! “M”乗ったぞ。もう少しプランニングしてな! オッケー! うぃ〜っし!」
【清宮の話】「…自ら『武藤敬司と戦いたい』って言って、こんなザマになって本当に自分が憎いです。こんなチャンスを逃すなんて、本当に俺、バカなんじゃないかな?…って思ってます。やっぱり武藤敬司は強かったです。かなわない部分っていうのは、いっぱいありました。それでも俺はあの試合のなかで光はあったと思う。レスラーといて通用した部分はあったと思う。そしてその通用しなかった部分。それは何なのか。この先、ひとりのレスラーとして追求していきたいと思います。俺はこれで終わりにしたくない。こんな結果で皆さんの前に出てきてホントにバカだと思ってる。だけど、武藤敬司というあの世界に一人しかいないレスラーを、俺はどこまでもこれから追い続けていきたい」
(プロレス格闘技DX)
武藤の新ユニットはドラマ『M 愛すべき人がいて』ばりに話題となるか!?
さぁ、動きますか。
武藤さん、望月さん、僕
イニシャルが「M」
選ばれし「M」でユニット作ります。
ユニット名は
「M's alliance」(エムズ アライアンス)
「M」の同盟だ。
世界中から、そしてプロレスに限らず異業種からも「M」を集める@muto_keiji @mocchy_117 pic.twitter.com/z1QtTiQzKi
— 丸藤 正道 (@noah_marufuji_) June 14, 2020
ユニット名は「M’s alliance」(エムズ アライアンス)。さっそくファンが丸藤のツイートに“M”候補を多数書き込んでます(笑)。
プロレスにおいて、ファンに強さのランク付けをどうしてもらうかはとても大切。ノアの先輩超えを一通り果たしている清宮だが、知名度がある武藤と渡り合い、存在感をこれからつくっていくことが求められる。清宮が武藤の息子と同い年という“関係”も面白い。
カシン「俺は今日からリデットなんだよ。取締役なんだよ」 軍団入りに杉浦困惑
ケンドー・カシンの動きもよかった。「俺は今日からリデットなんだよ。取締役なんだよ」の言葉も飛び出して、リデット入りを既成事実化するような悪ノリは継続。NOSAWA論外からカシンの軍団入り報告を受けた杉浦は「感染しないように。予防に徹するしかない」と困惑。
どうなることやら…… pic.twitter.com/738LZoMIdK
— NOSAWA論外 (@NOSAWARONGAI187) June 14, 2020
【NOAH】杉浦がカシン加入にため息 「杉浦軍終息」懸念し接触回避?https://t.co/X8NFXBt0N9#noah_ghc pic.twitter.com/aoh8Sbp6dt
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) June 14, 2020
そして・・・“没後11年”命日翌日のメインはジーンとくるものでした。“ノア最大のTVマッチ”との煽りにたがわぬ視聴数・コメント数を記録したこと、素晴らしい。
6月にこの二人が、無観客ビッグマッチのメインを背負う。
会場で届けたかった…という思いとは裏腹に今夜、"23万6千視聴数"&"2万4千コメント"の最多記録を樹立!新時代の幕開けを、6月14日という歴史ある一日が教えてくれました。
遅くまでありがとうございました。早く皆様に会いたいです。#noah_ghc pic.twitter.com/o8tCmcEEbd— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) June 14, 2020
個人的に三沢光晴追悼として振り返りたいのは、その人柄。こんな内容で恐縮だが、今年の命日のボクのツイートを。
学生のとき三沢講演会の司会(トーク進行役)を担ったことがある。打ち合わせで「エッチな話をしてよ、乗るから」と言われ、始まるといきなり「(タイガー時代)マスクを取るとき? エッチするときは取ったけど」とも。偉大なのに下ネタ好きで気さくだったなぁ。没後11年に合掌。#三沢光晴追悼 pic.twitter.com/o0XvdYhs7O
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) June 13, 2020
ノアが重大発表 3・22富士大会以来118日ぶり有観客再開 7・18&19後楽園2連戦
ノアが重大発表として、3・22富士大会以来118日ぶり有観客再開大会としての7・18後楽園大会を発表した。
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📣 重大発表!STAY TOGETHER FOREVER!
7月18日(土) 後楽園ホール大会『 お客様あり 』での開催決定❗️❗️❗️❗️❗️
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プロレスリング・ノア、復活!!
詳細は追ってご案内いたします!#noah_ghc#ただいま pic.twitter.com/MGpXAADH14— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) June 14, 2020
既報(感染拡大に伴う大会自粛前に発表済み)の7・19後楽園ホールと合わせて後楽園2連戦となる。
プロレスリング・ノア2020開催大会
7月18日(土)後楽園ホール ※詳細後日
7月19日(日)11:30後楽園ホール
土日開催という日程にも恵まれた。制限人数はされるが、いよいよファンと一緒に再航海となる。