コロナ前比56%まで回復 伸び率1位スターダム207% 男子1位ノア81%
コロナ禍と言われる事態になって久しいが、コロナ明けには着実に近づいている。プロレス統計さんの記事(観客数は海外サイトCagematchより)を元に、国内プロレス観客数をウォッチする。
[コロナ以後の国内プロレス団体の動員回復率について – プロレス統計]
コロナ前(2019年)比 2020年36%、2021年40%、2022年56%
イベント中止の事態もあった2020年は、改めて振り返ると36%にまで観客数が落ち込んだ。それが2021年40%、2022年56%と回復した。8月までの観客数の比較。
なお、プロレス統計さんの元記事には「2022年に注目すると、2月までは50%未満を推移していましたが3月以降割合は増加していき、現状だと4・5・7月で2019年比80%弱まで動員が回復している」などの分析も。2022年内でも、ここ最近になって格段に回復していることがわかる。
国内勢力図が一変 2019年にブシロード入りスターダムが国内2位
こちらは2022年「1月1日~8月18日」での観客数トップ6団体+東京女子プロレスでの団体別推移となる。
国内勢力図が一変している。2019年にブシロード入りスターダムが207%の伸びで国内観客数2位に。伸び率男子1位はノアが81%、観客数で全日本プロレス・DDTを抜いた。2団体のコロナ禍での積極策は肌感覚でも明らかだが、数字でも裏付けされた。
それにしても、最大手・新日本の「50%」を“標準”としたときに、スターダム207%、ノア81%という数字が凄まじい。参考としての東京女子プロレスの110%も驚異的だ。
最新で36%となっている全日本からはコロナ期内での秋山準の移籍(2020年)があった。55%のドラゴンゲートからも主力の離脱が起きている。観客数減は経営見直しにも影響する。新日本ではハロルド・ジョージ・メイ社長の退任(2020年)という人事があった。
新日本 G1シリーズ動員4.8万は目標(5万)に届かずも対昨年1.7倍
観客数50%まで盛り返してきた新日本。
【G1優勝決定戦トピックスまとめ】
50周年イヤーG1は日本人vs.外国人究極戦/シリーズ動員は対昨年1.7倍#G1CLIMAX32 #G1FINAL #njpw #新日本プロレス
オカダがG1連覇!! 来年は単日イッテンヨン(シングルドーム)へと原点回帰 pic.twitter.com/QT4ilcT3nE
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3年ぶり夏G1はオカダ2連覇で幕。まだまだかもだが、アリーナ、1階スタンドまで埋まる。
波打つ手拍子も最高。これがG1だーーーーーっ🔥🔥🔥#G1CLIMAX32 #G1FINAL#njpw #新日本プロレス pic.twitter.com/A8qwpNGKii
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G1優勝決定戦の数字も昨年の3,861人を大きく上回る6,716人となる。G1シリーズ動員4.8万は目標(5万)に届かずも対昨年1.7倍となったことは別記事で紹介した通り。盟主団体含め、いい状態でコロナ明けできるよう応援していきたいところだ。