ザ・ロックことドウェイン・ジョンソン、アメリカ大統領出馬に前向き
プロレスラー時代にザ・ロック(The Rock)とのリングネームだった俳優のドウェイン・ジョンソン(Dwayne Douglas Johnson)のアメリカ大統領出馬の可能性が今週に入って話題となった。(記事アイコン写真はKAKUTOLOG撮影、2014.10.19TOHOシネマズ六本木ヒルズでの『ヘラクレス』ジャパンプレミア)
きっかけになったのは雑誌アメリカ版『ニューズウィーク』の記事
Not sure our Founding Fathers ever envisioned a six-four, bald, tattooed, half-Black, half-Samoan, tequila drinking, pick up truck driving, fanny pack wearing guy joining their club – but if it ever happens it’d be my honor to serve the people 🙏🏾💪🏾🇺🇸 https://t.co/6Xd9ADzqX7
— Dwayne Johnson (@TheRock) April 9, 2021
以前から大統領選に出馬する可能性を匂わせてきたドウェイン・ジョンソン。その可能性が急上昇している。きっかけになったのは雑誌アメリカ版『ニューズウィーク』の記事。同誌は今月初めにアンケートを実施、その結果から46%の人がドウェイン・ジョンソンがアメリカ大統領に出馬することを支持していることが明らかになった。
ドウェインはこの結果をSNSにアップ。「建国の父たちは、身長195センチでハゲでタトゥーを入れていて半分アフリカ系で半分サモア系、好きな酒はテキーラ、運転する車はピックアップトラック、そして変なウェストポーチを愛用している男が仲間入りするとは想像していなかっただろう。でももし実現したら、国民のために奉仕することは名誉だ」とコメントした。
ドウェインは2017年にもある雑誌のインタビューで「大統領選に出馬する可能性はある」とコメントしている。またこのときには、前年に行われた大統領選挙でドナルド・トランプとヒラリー・クリントンの両候補から支持を表明してほしいと要請されたことも告白していた。「自分の言葉に大きな重みと影響力があるように感じている。だから両陣営とも僕の支持を求めていた」「僕の政治的見解がどのようなものであれ、それに不満を感じる人はいる。それにその影響で意見を変える人もいるかもしれないが僕はそれを望んでいない」。自分の言葉が大きな影響を持つことを真剣に捉え、どちらの陣営のサポーターにもならなかったと説明していた。
とはいえその後の4年間で自分の影響力を生かす気持ちが芽生えてきたよう。昨年6月にはドナルド・トランプ大統領(当時)への批判を表明。人種差別問題や新型コロナウイルス感染症対策に対する大統領の姿勢について「僕たちのリーダーはどこにいる? あなたは一体どこにいるんだ? 私たちの国が跪いて懇願し、傷つき、怒り、苛立ち、痛みを感じているとき、あなたはどこにいるんだ?」とSNSに投稿していた。今回のアンケートで半数近い人が出馬を歓迎していると判明したことで彼が真剣に政界入りを考え始めた可能性は大。2024年の大統領選に向けて彼の動きに注目が集まりそう。
(4/12(月) 21:15 ドウェイン・ジョンソン、大統領選出馬に乗り気(ELLEgirl) – Yahoo!ニュース)
記事からザ・ロックのアメリカでの影響度の大きさがヒシヒシ伝わってくる。どうだろう? 本気ならば内々に準備していることも十分に考えられる。
トランプ前大統領の話術はプロレスラーを参考にしたともよく言われたが・・・
リング上でのパフォーマンスにも参加したことがあるトランプ前大統領が、よく“話術がプロレス参考”とも言われた。卵が先かニワトリが好きかという話でもあるが、感情の背中を押す方法を知っていてこそプロレスラーなのか、プロレスラーだからこそ感情の背中を押せるのか。
ザ・ロックが表現者としての頂点の1人として俳優での活躍を続けていることは誇らしいこと。そしてザ・ロックの出馬前向き報道に、プロレスファンは勝手にプロレスの持つ可能性を被らせてニヤリとなるのである。