大田区所有の大田区総合体育館が使用停止に 5月複数大会が延期・中止
当初は「11日まで」だった緊急事態宣言がきょう「12日」より延長期間に突入する(期間は31日まで)。東京・京都・大阪・兵庫の4都府県が対象となっていたが、新たに愛知・福岡も追加され、6都府県での実施となる。
改めて東京都のイベント制限詳細を確認
改めて12日からの東京都のイベント制限詳細を確認しておきたい。
【令和3年5月12日から】緊急事態措置等 催物の開催制限等
イベントの開催制限(人数上限・収容率等)
【5月12日から5月31日まで】
令和3年5月7日付け事務連絡1.(1)のとおり
1 人数上限・収容率以下の「人数上限」、「収容率」のいずれか小さいほうとする。
[人数上限]
5,000人を上限[収容率]※1
収容定員の50%を上限
※1・・・収容定員が設定されていない場合は、十分な人と人との距離(1m)を確保できること。施設規模に応じた動員可能人数
収容定員10,000人以下の施設:収容定員の半分まで可
収容定員10,000人超の施設:5,000人まで可2 営業時間短縮等の要請
21時までの営業時間短縮の要請
なお、無観客で開催される催物等については、営業時間短縮の要請の対象外3 チケット販売の取扱い
【5月10日までに販売されたチケット】
当該チケットは、上記「1 人数上限・収容率」、「2 営業時間短縮等の要請」は適用せず、目安を満たさずとも、キャンセル不要とする
ただし、5月11日以降、上記「1 人数上限・収容率」、「2 営業時間短縮等の要請」を満たさないチケットの新規販売を停止すること(【5月10日更新】イベントの開催制限等について|東京都防災ホームページ)
各種報道にもあるように施設規模に応じた動員可能人数がポイントで、収容定員10,000人以下の施設は収容定員の半分まで可、収容定員10,000人超の施設は5,000人まで可となる。5/10まで販売済みチケットに関しては5,000人制限を問われない。イベント開催時間制限は21時まで。
大田区総合体育館「宣言解除までの間、原則として使用を停止」
上記都の方針とは別に、大田区が所有する大田区総合体育館は「宣言解除までの間、原則として使用を停止」を発表した。
【重要】5/11 緊急事態宣言延長に伴う施設利用の方針について
ご利用のお客様へ
平素より大田区総合体育館をご利用いただき誠にありがとうございます。
令和3年5月7日に緊急事態宣言が延長されました。
当施設は緊急事態宣言解除までの間、原則として使用を停止いたします。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。(大田区総合体育館 Ota-City General Gymnasium)
この記載以上の発表はないが、所有者が自治体となるため“都のイベント制限”よりも強めの姿勢を打ち出したものだと思われる。
大田区総合体育館大会を含む主な5月大会実施状況
大田区総合体育館大会を含む主な5月大会実施状況をまとめる。
日付・団体 | 会場 | 対応 |
5月12日(水)SEAdLINNNG | 後楽園ホール | × 中止(他会場から無観客配信)
※感染拡大を踏まえ判断 |
5月14日(金)スターダム | 後楽園ホール | 有観客実施 |
5月15日(土)新日本 | 横浜スタジアム | × 延期
※発令と感染拡大を踏まえ判断 |
5月15日(土)ノア | 後楽園ホール | 有観客実施 |
5月15日(土)・16日(日)スターダム | 名古屋国際 | 有観客実施 |
5月16日(日)全日本 | 大田区総合体育館 | × 延期(振替日は6月26日)
※会場が使用停止を発表 |
5月22日(土)新日本 | 名古屋国際 | 未発表 |
5月23日(日)木村花メモリアル | 後楽園ホール | 有観客開催 |
5月23日(日)RIZIN | 東京ドーム | × 延期(振替日は6月13日)
※人数制限解除の見通しが立たないため |
5月23日(日)K-1 | 大田区総合体育館 | × 延期
※会場が使用停止を発表 |
5月24日(月)・25日(火)・26日(水)新日本 | 後楽園ホール | 未発表 |
5月29日(土)新日本 | 東京ドーム | × 延期
※発令と感染拡大を踏まえ判断 |
5月29日(土)スターダム | 大田区総合体育館 | × 中止
※会場が使用停止を発表 |
5月30日(日)ノア | 大田区総合体育館 | × 中止
※会場が使用停止を発表 |
一律で「宣言によりプロレスが開催できない」ではなく、観客5,000人収容を上回る会場か否かで対応が変わってくる。上回る場合は5,000人制限がかかるので収益確保の観点からの見送りがオーソドックスな考え方となる。下回る会場は原則実施だろうが、会場判断による貸し出し停止(大田区総合体育館)、団体による感染状況の受け止めに左右される。
とはいえ5月はマット界全体としてスタジアム大会・大田区総合体育館大会が多く予定されていたため、プロレス・格闘技ファンにとっては“先行きが見通せないガマンの生活”感が余計に感じられるものとなっている。
【全日本】5・16大田区大会が6月26日に延期 5・19横浜大会の開催が急きょ決定https://t.co/iiLljj1IFS#ajpw#三冠統一の地から pic.twitter.com/m6G9v2YgtC
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) May 11, 2021
【5.30大田区総合体育館大会"中止"のお知らせ】
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の延長に伴い、会場側が施設利用の停止を発表したことを受け、5月30日大田区総合体育館大会は中止と致します。
これに伴い、同大会のご購入済みチケットは全て払い戻しとさせていただきます。#noah_ghc pic.twitter.com/WIn3j3Fr1u
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) May 11, 2021
【重要】
昨日の記事に記載の通り、5.29大田区大会の日程の振り替え等を現在調整中ですので、お手元のチケットは大切にお持ちください。開催が決定次第、追って告知させていただきます。何卒ご理解ご了承の程よろしくお願い致します。#STARDOM
— スターダム✪STARDOM (@wwr_stardom) May 11, 2021