舞華vs.鈴季すず次世代盟友対決に熱狂、上谷沙弥・林下詩美・キッド不在
9月30日、スターダムが『5★STAR GP 2023～優勝決定戦～』横浜武道館大会を開催した。最終日とともに、2か月に渡るシリーズをふり返る。
レッドスターズは刀羅、朱里、中野が総崩れで鈴季すずが逆転進出
9月25日にまとめていたように、最終日を前にした優勝決定戦進出条件は以下の通り。
【いよいよ最終日を残すのみ】
決勝進出の可能性がある選手は? スターダム5★STAR GP 2023星取状況#stardom
レッドスターズは刀羅ナツコ、中野たむ、朱里、鈴季すず
ブルースターズは舞華、MIRAI、白川未奈
最終公式戦&優勝決定戦は･･･9・30（土）横浜武道館!! pic.twitter.com/3wDYxiNzfW
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) September 24, 2023
▼レッドスターズ 失点・残試合数
刀羅 失点04 残1
中野 失点05 残1
朱里 失点05 残1
すず 失点06 残0引き分けを考えないものとすると、以下の通り。
刀羅は勝てば決勝進出。
刀羅が負け、中野が勝った場合、中野が進出。
刀羅・中野が負け、朱里が勝った場合、朱里が進出。
刀羅・中野・朱里が負けた場合、すずが進出。▼ブルースターズ 失点・残試合数
舞華 失点06 残1
MIRAI失点06 残1
白川 失点07 残1舞華とMIRAIが直接対決のため、勝者が決勝進出。
白川は安納に勝ち、舞華vs.MIRAIが引き分けなら進出。
ジュリアは直接対決の優劣により脱落済み。
レッドスターズでは「刀羅・中野・朱里が負けた場合、すずが進出」が現実に。刀羅ナツコ、朱里、中野たむが総崩れで鈴季すずが逆転進出だ。この波乱は、会場組を大いに興奮させた。
＜第8試合/5★STAR GP 2023 優勝決定戦＞
◯RED STARS１位（鈴季すず）
（14分3秒、スカイツイスター・プレス→片エビ固め）
●BLUE STARS１位（舞華）
2500人超の観客に見守られ、すずと舞華が躍動する。
思いっきりのぶつかり、思いっきりの投げつけ。
この日に何度もコーナーに登っていたすず。機会を狙っていたのか。最後の最後に秘技スカイツイスター・プレスを発射。
（リング上）
「５★ＳＴＡＲ、優勝したぞー！ ありがとう！ 舞華、舞華、強すぎだろー！ ５★ＳＴＡＲを優勝したということは、プロレス界の顔に近づいたんじゃねえか!? 私はな、５★ＳＴＡＲ優勝して、やりてえことがあるんだよ。両国国技館まで、待てねえよ。11月18日、大阪エディオンアリーナ第1競技場で、赤いベルトに挑戦します！ そのときにはチャンピオンが中野たむであろうが、挑戦が決まってる刀羅ナツコであろうが、私は５★ＳＴＡＲで2人に勝ってんだよ。だから、結果は見え見えだろ？ 鈴季すずが天下無双してやります！」
（バックステージ）
「５★ＳＴＡＲ優勝！ 言っただろ、私はシングルマッチが大好物なんだよ。５★ＳＴＡＲで優勝したということは、私が最強だということ。つまり、スターダムの最高峰のベルトに挑戦する価値がある女だということ。私はプロレス界の顔になるのが、プロレス界の顔になるのが最終目標なんだよ。この勢いでこいつ（トロフィー）持って、プロレス界の顔になっちまうからみんな乞うご期待！ 以上！」
中野「（なつぽい戦後）負けたー！ 負けたあ…。私もう、いけなかった。でも、なんかうれしい。なつぽい、メッチャ強くてうれしい。最強だよ。こんな最強の仲間と同じユニットで仲間でいれて、新しいメンバーゆなもんも加入して、コズエン、名実ともに最強のユニットになっちゃうんじゃないですか？ ああ…まあ、今年も去年の雪辱を果たせませんでしたが赤いベルトのチャンピオンとしてここから、この５★ＳＴＡＲで負けてしまった相手と、負けてしまった相手に全員に復讐してやる。まずはナツコ、すず、そしてなっちゃん。必ず全員に復讐してやる。2023年、中野たむが赤いチャンピオンとしての中野たむが、2023年、中野たむのものにします。たむロード信じてついてきてください」
覇者の希望は11・18大阪での赤ベルト挑戦。中野はリーグ戦で敗れた刀羅、すず、なつぽいへのリベンジロードをスタートさせる。2023年の顔となるために、防衛戦線は星を落とせない。
今年、世代闘争と銘打たれた多人数タッグマッチが組まれたが、“現世代”が貫録を見せつけていた感がある。それを“次世代盟友対決決勝”実現によって巻き返したのではないか。こんなひとつのオチに発展するのだから、プロレスはどこまでも面白い。
思えば前年決勝は中野vs.ジュリアの現世代対決だったから、1年で一変させたことにもある。群雄割拠ぶりまでカタチになっていくのがスターダムの魅力だ。
最終日のMVPには舞華を挙げたい。大声援を受けてのMIRAI戦、すず戦は観客の「待ちわびた舞華の栄冠獲得を見たい」気持ちそのものだった。制覇はならなかったが、舞華はファンとの絆を大いに深めたのではなかろうか。
全戦ビッグマッチ級シングルの5★STAR健在。王座戦型ビッグマッチとの平行が話題に
カクトウログでは岡山大会もレポートしたが、全戦ビッグマッチ級シングルの5★STARは健在だった。ハイリスクハイリターンのエプロン攻防も含めて試合が展開されていく。
【妖精の胸のうち･･･コズエン追っかけ取材】
なつぽいが岩谷破り5★STAR無敗 人生初で『最強』を掲げ始めた理由#なつぽい #stardom #コズエン通信
8・10岡山📸「なつぽい最強革命、口だけじゃないでしょ」KAIRIの“休業”についてもコメント pic.twitter.com/WlVsiYXkHd
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) August 11, 2023
選手たちもそれぞれのテーマをもって闘い、闘いの進行を消化し、力強くコメントを出していく。
それでいて、リーグ戦がほぼ開催されない王座戦型ビッグマッチ、ドリームタッグフェスティバル、レジェンド参戦型ビッグマッチも平行して行われていった。
【📝一夜復活9・10横浜で直撃📝】
中野たむ&白川未奈の本音テイクオフ ドリームタッグフェスにDREAM☆H#stardom #中野たむ #白川未奈
袂を分かったはずなのにゴッデス王者組に勝利。3つの質問、2人からの回答とは? pic.twitter.com/ALKO4EtYEb
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) September 11, 2023
過酷なリーグ戦は気がつけば、上谷沙弥につづき、林下詩美、スターライト・キッドまでも欠場。舞華・すずらの奮闘が欠場のさびしさを吹っ飛ばしはしたが、コンディション維持の方法は課題となっていく。
女子プロレスはヘビー・ジュニアの区分けで行われることもなく、順番に休ませることも難しい。一方でリーグ戦は組み方を工夫すれば一部選手をうまく休ませることができる。
もちろん平行してこその観客動員であるし、それでいて平行させないことがリーグ戦地位向上なのではとの意見もある。このあたりスターダムの今後のかじ取りが注目される。
（最終日結果）スターダム STAR☆VERSE Presents 5★STAR GP 2023～優勝決定戦～Supported by SoftBank 9月30日（土）横浜武道館
■スターダム STAR☆VERSE Presents 5★STAR GP 2023～優勝決定戦～Supported by SoftBank
日時：9月30日（土）16:00 ※第0試合は15:30
会場：神奈川・横浜武道館 観衆2507人（満員/主催者発表）
久々に横浜武道館に正面雛壇スタンドが組まれ、上々の入り。メディア記者勢は3階見切れ席しかなかったが、とてつもない熱気は歓迎しかない。特に後半戦のワッショイワッショイ感。これぞスターダム！！
9月30日（土）横浜武道館
観衆2507人（満員/主催者発表）#stardom 横浜 pic.twitter.com/CPkr4WgXZd— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) September 30, 2023
＜RED STARS公式戦＞
□岩谷麻優（STARS）vs.■スターライト・キッド（大江戸隊）
※スターライト・キッドの欠場により、岩谷麻優の不戦勝
＜BLUE STARS公式戦＞
□ジュリア（Donna del Mondo）vs. ■林下詩美（Queen’s Quest）
※林下詩美の欠場により、ジュリアの不戦勝
＜第0試合/バトルロイヤル＞
《退場順》
1.吏南
2.妃南
3.琉悪夏
4.水森由菜
5.コグマ
6.テクラ
7.HANAKO
8.天咲光由
9.月山和香
10.飯田沙耶
11.岩谷麻優
12.鹿島沙希
13.メーガン・ベーン
14.ジュリア
◯鈴季すず（9分5秒、オーバー・トップロープ）●星来芽依
0 #stardom 横浜
バトルロイヤル。大暴れメーガン・ベーンとジュリアが心中ぎみに場外脱落。ラスト2人が星来芽依と鈴季すず。星来がラッシュを仕掛けるが、コーナーに飛び乗ったところをすずに突き落とされた。すず制覇。
岩谷麻優が残り「コンバンワ〜」海外でのIWGP女子防衛をマイクアピールした。 pic.twitter.com/2NcaFvD63E
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＜第1試合/BLUE STARS公式戦＞
◯羽南（STARS）
（8分47秒、セブンティーン）
●マライア・メイ（Club Venus）
1 #stardom 横浜
◯羽南（STARS）vs. ●マライア・メイ（Club Venus）
バックドロップ、エルボーのラリー。08:47セブンティーンで羽南勝利。マライア「（日本語で）今日は最後の試合です。ありがとう、日本、スターダム大好き」
バックステージではまた帰ってくる、羽南と組みたい宣言。 pic.twitter.com/yPvhQbeGcS
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＜第2試合/BLUE STARS公式戦＞
●ＡＺＭ（Queen’s Quest）
（8分13秒、ピーチ・サンライズ）
◯渡辺桃（大江戸隊）
2 #stardom 横浜
●ＡＺＭ（Queen's Quest）vs. ◯渡辺桃（大江戸隊）
AZMはエプロンの桃にフランケンなどアクロバティックに攻めるが、08:13スープレックス2連発で桃が勝利。うなだれるAZM。 pic.twitter.com/uFsKqn2pf4
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＜第3試合/BLUE STARS公式戦＞
◯安納サオリ（COSMIC ANGELS）
（11分7秒、スモール・パッケージ・ホールド）
●白川未奈（Club Venus）
3 #stardom 横浜
◯安納サオリ（COSMIC ANGELS）vs. ●白川未奈（Club Venus）
お互いに足攻め徹底。白川は足4の字に持ち込むも、安納を叩きつけた直後に11:07スモールパッケージ敗戦。バックステージではグランプリで結果を残せなかったことを両者とも悔やんだ。 pic.twitter.com/0BX3tjmxzT
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＜第4試合/BLUE STARS公式戦＞
●ＭＩＲＡＩ（God’s Eye）
（11分00秒、みちのくドライバーII→片エビ固め）
◯舞華（Donna del Mondo）
4 #stardom 横浜
●ＭＩＲＡＩ（God’s Eye）vs. ◯舞華（Donna del Mondo）
意地のぶつかり合い、ラリアット合戦にドヨメキ。11:00舞華がMIRAIを突き刺し勝利。舞華が優勝決定戦進出となった。 pic.twitter.com/4ag4PVYGe8
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＜第5試合/RED STARS公式戦＞
●朱里（God’s Eye）
（9分14秒、朱雀を切り返し→片エビ固め）
◯壮麗亜美（God’s Eye）
5 #stardom 横浜
●朱里（God’s Eye）vs. ◯壮麗亜美（God’s Eye）
朱里が厳しい蹴りから腕絡みで仕留めにきたところを壮麗09:07丸め込み勝利。朱里は壮麗の勝利を称えた。 pic.twitter.com/aMGYAHSIDl
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＜第6試合/RED STARS公式戦＞
◯葉月（STARS）
（9分41秒、葉・月ストラル）
●刀羅ナツコ（大江戸隊）
6 #stardom 横浜
◯葉月（STARS）vs. ●刀羅ナツコ（大江戸隊）
強烈なキャノンを決めるなど刀羅が前半主導権を握る。葉月はコーナー技、場外トペなどで反撃。ミストを浴びて絶対絶命だったが09:48葉・月ストラルを決めて勝利。 pic.twitter.com/54Elpeos2O
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＜第7試合/RED STARS公式戦＞
●中野たむ（COSMIC ANGELS）
（10分54秒、フェアリー・ストレイン）
◯なつぽい（COSMIC ANGELS）
7 #stardom 横浜
●中野たむ（COSMIC ANGELS）vs. ◯なつぽい（COSMIC ANGELS）
お互いにエルボーも蹴りも譲らない。なつぽいが10:52スープレックス勝利。
なつぽいは最強ロードに自信。中野はなつぽいの強さに改めてコズエン最強を実感。リベンジ宣言だ。
優勝決定戦は鈴季すずvs.舞華！！ pic.twitter.com/yl5dRRZTAo
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＜第8試合/5★STAR GP 2023 優勝決定戦＞
◯RED STARS１位（鈴季すず）
（14分3秒、スカイツイスター・プレス→片エビ固め）
●BLUE STARS１位（舞華）
8 #stardom 横浜 優勝決定戦
RED STARS１位（鈴季すず） vs. BLUE STARS １位（舞華）
つづく。 pic.twitter.com/IYBLF6jkyc
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8 #stardom 横浜 優勝決定戦
◯RED STARS１位（鈴季すず） vs. ●BLUE STARS １位（舞華）
舞華のパワーを得意技ラッシュで封じ込めたすずが14:03きりもみ回転で降下（スカイツイスタープレス）、勝利で制覇！ pic.twitter.com/Yl08UIdIgW
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リングサイドでの記念撮影に応じたすずはマイクを取る。「5★STAR優勝したぞ！舞華強すぎるだろ！5★STARを優勝したって事はプロレス界の顔に近づいたんじゃねぇか？私は両国国技館まで待てねぇよ！11月18日大阪エディオンアリーナで赤いベルトに挑戦します！」と挑戦プランを明かした。
