清宮海斗「(1年前対抗戦の)悔しさがあって今のGHC王者の位置がある」
いよいよ武藤敬司引退2・21東京ドーム大会まであと17日。出場選手(清宮海斗、武藤敬司、中嶋勝彦)最新インタビューがノアから公開された。
「必ずオカダを引きずり出してやる」と息巻く清宮海斗直撃インタビュー
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◎ 2022.1.8と2023.1.21、2度のオカダ戦を経て心境の変化は?
清宮:あの時の悔しさがあって今の自分の(GHC)チャンピオンの位置に来ることができた。とにかくオカダと戦いたい。心から負けたくない、どうしても負けたくないという気持ち。
2022.1.8 オカダ「こんなんで泣いてんじゃねえよ、コノヤロー! 帰れさっさと、邪魔だ、どけオラ!」
2023.1.21 清宮「帰んのか、帰んのかよ、オイ。オイ帰んのかよ、オイお前! どうしたオイ、ビビッてんのかオイ? ビビッてんのか? だったら帰れよ。とっとと帰れコノヤロー」
ノアからは横浜アリーナ2度目遭遇でのやりとりを受けて2・21東京ドーム大会での「清宮海斗vs.オカダ・カズチカ」が発表されるも、オカダは「やりません」とコメントを出したままの状態。波紋を呼んでいる。
◎ 顔面蹴りの理由は?
清宮:スカされたことにもフラストレーション溜まっていたし、無我夢中になってやった。
◎ ノーコンテストからシングルマッチを要求
清宮:ノーコンテストにしようと思ってやったわけではないので、そこに関してはファンの方にも申し訳ない気持ちもある。でも、これで終わりたくない、まだまだ俺はやっぱり戦いたかった。あの時は本当にオカダ・カズチカしか見えてなかったし、見ていなかった。その気持ちのまま「シングルやりたい」と思ったままに言いました。
◎ なぜオカダ・カズチカと戦いたい?
清宮:プロレス界背負って先頭を走り続けている。その選手と過去闘って感じた差もあった。それがこの間の試合では「過去の自分も超えられるかな」と思って臨んだ中完全にスカされて。そこを自分の中で確かめたいのが一番。
◎ オカダ選手から格下扱いを受けたことに対して
清宮:この1年間やってきたことが全くリング上ではスカされていた。プロレスで培ってきた技術、NOAHで学んできたことに対しては誇りを持っている。だからこそ完全決着。もう一度シングルで今のこの熱を2.21東京ドームでオカダ・カズチカにぶつけて(格下扱いされている現状を)変えないといけない。
◎ オカダvs清宮海斗 正式決定したことについて
清宮:決まったカードをお客さんも楽しみにしてくれていると思うし、俺も絶対に諦めずにこのシングルを必ず成立させたい。
◎ オカダ選手に勝つと何が変わる?
清宮:オカダ・カズチカはプロレス界の今トップ、先頭を走っている。新日本プロレスもプロレス業界のトップ。そこの一番先頭を走っているオカダを倒すことでプロレス界が変わる。プロレス界の序列を変えて俺が進めていく。
◎ どんな試合になる?
清宮:1.21対抗戦の続きだと思っている。あの時の感情のまますべてさらけ出して勝ちに行きます。
◎ オカダ選手のボイコット発言について
清宮:IWGP世界ヘビー級チャンピオンがボイコットとか小さい。相手の挑戦から逃げないで戦って欲しいし、必ずオカダ・カズチカを俺が引きずり出します。
武藤敬司引退試合消滅危機?!引退直前にまさかの負傷
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※インタビュアー:堀江ガンツ
◎ 引退試合の相手がついに正式決定
武藤:今ね、非常にピンチなんだよ。この間の試合で両脚痛めてしまってね。ハムストリングが肉離れを起こしちゃって。両脚今痛くてしょうがない。回復も遅くて、今のこの現状だと試合もできないよ、歩くのもままならない。プロレスの神様が最後の最後に俺に試練を与えたなって感じ。
元々膝悪かったけど、ああいうのは慢性的な怪我でじわじわという痛み。筋肉の痛みっていうのは激痛だから歩けなくなっちゃう。今本当に困ってる。焦ってます。内藤とだったらムタvs SHINSUKEを超えられると思ったけど、今一番の敵は俺自身。本当に今、闘ってますよ。
◎ 内藤哲也選手を指名したのはムタvs SHINSUKEを超えたいということが第1にあった?
武藤:それもありましたけど、元々彼から武藤敬司に対する愛情を感じていた。オカダなのか、棚橋なのか、内藤なのか、NOAHの誰かなのか、外タレなのか考えた。ファンの中では盛り上がってたけど…ぶっちゃけ、ザ・ロックとか一応会社で聞いてみたらしいよ。でも莫大な金で追いつかない、数十億だよ!
堀江:武藤敬司引退試合にふさわしいような規模ではありますけどね
武藤:数十億は 地球レベルだよ(笑)オカダは天龍さんのイメージもある。棚橋は引退発表してから数度と絡んでいるからさ。内藤だったら俺の直弟子でもないし、でも武藤LOVEも感じる。いい距離感でいい試合ができるんじゃないかということを思って名前上げさせてもらいました。
◎ 2012年1月4日東京ドームでのシングルマッチから12年
武藤:あの時の俺をオマージュしたような時の内藤って人気なかったみたいで。俺のオマージュ外してから人気が出てきたって言ってその辺がちょっと気分悪いな、なんて。
この間横浜アリーナで試合見て、なんとなく緩急の付け方とか俺に似たようなところもあったりするね。喋りなんかめちゃくちゃうまかったし。彼は24時間プロレスのことを考えているんじゃないかと思わされます。
◎ 今感じる「プレッシャー」について
武藤:2.21東京ドーム全カード発表したら意外と高評価みたいで、どんどんチケットの売れ行き伸びて…そうすればするほど今の俺のコンディション、今の俺の立場はプレシャーが凄くてさ。どうなっちゃうんだろうか…欠場していい?(笑)
これは這ってでも行かなきゃいけないんだろ?清宮海斗とオカダ・カズチカも話題になってるし、俺の関わった弟子たち、多くのレスラーが参加してくれるみたいでレスラー冥利につきます。
◎ 清宮海斗vsオカダ・カズチカについて
武藤:そうやって清宮自身が階段を上がっていくわけであっていいことですよ
堀江:(話題沸騰になっていて)ライバル視はしていない?
武藤:ライバルは今やオカダでも内藤でもない。今の一番の敵は俺自身だよ。今自分が負けそうだもん自分に。この今の時点ではな。(怪我から)1週間たっても痛みは回復しないしストレスたまってしょうがねぇよ。ありのままを見せるしかない。
ただドームって通路長いんだよ。這って行くにしたってあそこ這ってたら肘すりむけちまうよ!
◎ 武藤敬司vs内藤哲也という引退試合について
武藤:マッチメイクの中で昔の思い出、高田延彦戦とか皆が覚えている昔の試合をもう一回やったらどうだっていう意見もたくさんあった。でも、今を生きたいんだよ。現役である以上。欲を言ったら最高の試合、最高のアートを作りたい。レスラーである以上そう思っているんだよな今でも。やっぱり今を生きたい。
最後の最後「これぞベストバウト」と言われるような試合を本当はしたいよ。できるかどうかは分かんないけど。でもそれに向かって突き進むのが現役じゃない。
堀江:内藤哲也もSHINSUKE NAKAMURAを超えたい、というプレッシャーを感じている?
武藤:プレッシャー感じてほしいよ。でも、正直その内藤の期待に応えられるかも、今俺は本当に弱気なコメントしかできない。悔しいよ。でも最終的には飾ることもなく「地」でしか勝負できないから。這ってでもやらなきゃいけねぇんだろうな。ありのままを見せるしかないよ。所詮は散っていくんだから。
◎ プロレス界に残したいことは?
武藤:内藤って1995年の武藤敬司vs高田延彦を見てプロレスラーになろうって決めたんだって。それでプロレスラーになって今の地位まで這い上がってきた。今度は内藤哲也vs武藤敬司を見て、内藤を見て今のちびっこや若者が「内藤みたいになりたい」って思ってくれたらそれでいいんじゃないかと思ってるよ。
◎ PPVで完全生中継することが決定したことについて
武藤:今までは力道山の時代、馬場さん猪木さんの時代、俺だって「武藤全日本」って言われて全日本の社長やったりしたけど、その時って「猪木商店」「馬場商店」「武藤商店」で昔はやってたんだよ。でも今のNOAHって個の「商店」じゃないじゃん、仕組みが。めちゃくちゃ大手というか。既にペイパービューにできる機能持ってたりABEMAとかその道のプロがやったりして。今のプロレス界いいですよ。これが揃ってるからNOAHで引退試合しようと思ったんだから。
その道のプロが皆集まって総合で闘おうとする。それで世界に打って出ようという気持ちもありそうじゃない。今くらいに俺プロレスラーとして生まれたかったよ、40年早かった。今新弟子で入ってきたかったよ。今度は世界レベルの戦国時代だからね。いいね…本当に俺そこで闘いたかったな。
◎ 2.21東京ドーム大会はどんな大会になるか
武藤:2.21東京ドームは昔の俺のファンみたいな人、俺のジェネレーションの人で「久しぶりに行くか」っていう人も多いと思う。そういう人たちをリピーターにするのは今頑張っている選手たちだからな、選手の器量だよね。だから頑張ってほしい。俺はそんな必要ないからね。俺はしょっぱいことやったって「しょっぱかったな」で終わるわけであって、次がねぇもん。挽回する手立てがねぇんだもん。
「もう一回やらせて!」「泣きの一回!」とかさ。泣きの一回、やっていい?(笑)東京ドームで盛大に見送ってくれるっていうのは嬉しいしレスラー冥利に尽きるけど、今はその期待に応えられない自分がいそうな気がしている。不安で怖い。全部俺にプレッシャーとしてのしかかってくる。今はあんまり強気なこと言えねぇよ。これをこなさなきゃ卒業できねぇんだもん。
堀江:ものすごい卒業試験ですね
武藤:あと3週間(撮影当時)どうもがくか、もがいて苦しむかで。かといってあんまりもがいて苦しんでもっと悪化させて可能性もある。3週間後にインタビューしたら余裕だよって言ってる可能性もあるわけだから。
堀江:直前記者会見で強気な武藤敬司がいたら・・・
武藤:いやもういいよ、このまま後はもう開けてビックリ。ありのままの武藤敬司だよ。
中嶋勝彦「どの対戦カードより一番“最高”な戦いになるのは俺たち」
——1.22横浜アリーナ大会にて全日本プロレスvs NOAH、宮原健斗 諏訪魔 青柳優馬vs拳王 中嶋勝彦 征矢学の6人タッグマッチが発表されましたが、このカードについてはどこで知りましたか?
中嶋勝彦選手
「このカードはお客さんと同じ発表のタイミングで、(1.22横浜アリーナ大会の)ビジョンで知りましたよ。だから“まさか”ですよ。ビックリしましたよ。最近ね、選手もお客さんと同じタイミングで知ることが多いので。もう少しちょっと前もって教えてもらいたいかなとは思っているけどね」
——ではこのカードが発表された時、どのように思われましたか?
中嶋勝彦選手
「そうねぇ…NOAH対全日本、まぁ諏訪魔とは実はデビューが同じ年、同じ2004年で。俺も若手の時全日本に上がらせてもらっていたことがあった。だから諏訪魔の前、諏訪間幸平でやっている時から知っている同年の選手なので。ただ彼はずっとヘビー級で僕はジュニアでやっていたので、階級が違う状況だったのであまり試合をすることはなかったかな。タッグとかであるかぐらいで。でもずっと諏訪魔選手は全日本を引っ張っていて、ずっと変わらず全日本で試合をして。全日本の顔だよね。そういう風に思っているよ、俺は」
——他の選手についてはいかがでしょうか?
中嶋勝彦選手
「他は…これ青柳?青柳選手はちょっと俺分かんないかな。名前はでも聞いたことはあるっすね。あの健斗(宮原健斗選手)は、久しぶりだね」
——何年ぶりぐらいになるのでしょうか?
中嶋勝彦選手
「何年ぶりだろ?もう10年ぶりぐらいじゃないかな?」
——では本当にダイヤモンド・リングを退団して以来という事でしょうか?
中嶋勝彦選手
「そうだね。リングで会うことはなかったね」
——宮原選手と中嶋選手の不仲説、確執があるのではないかという噂があるのですが、実際のところどうなんでしょうか?
中嶋勝彦選手
「確執?確執ってなに?なんでだろう?でも、同じ相部屋でしたよ。健斗と相部屋だった」
——その時は仲は良かったのでしょうか?
中嶋勝彦選手
「その時は?今悪いみたいな言い方しているけど、俺嫌われてるの?そこらへんちょっと健斗に聞いてみてよ」
——中嶋選手としては何の確執もないという事でしょうか?
中嶋勝彦選手
「俺はね?ないけど。練習厳しかったかな?別にそんな風に俺は思っていないし。てか後輩だから。健介オフィスの時に一緒に練習して、ちゃんこ食ってっていう仲だからね。まぁそれは健斗自身はどう思っているかわからないけど。まぁ今回武藤さんのファイナルという事で。こうやって武藤さんが引き寄せたと言ってもいいぐらいのこのカード。何かあるかもしれないし、何もないかもしれない。どうなるかわからないけどとても楽しみなカードになったんじゃないかと思うよ」
——中嶋選手としては楽しみという気持ちなんですね。
中嶋勝彦選手
「だってそうだね、久しぶりと初めて。だからどうなるかなって感じ。俺たち金剛とどういう絡みがあるのか。何が生まれるのか。純粋にそれは楽しみですよ。2.21東京ドーム、武藤さんの最後の試合だけど、どの対戦カードよりも一番“最高”な戦いになるのは俺たちでしょ」
(対戦カード)ノア chocoZAP presents KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~ 2月21日(火)東京ドーム
■ ノア chocoZAP presents KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~
日時:2月21日(火)17:00
場所:東京・東京ドーム
※ABEMA PPVで独占生中継。視聴料金は通常チケット4,992円相当、武藤敬司応援チケット6,096円相当
[https://abema.tv/channels/payperview-5/slots/EBMQ1udNdSEVD1]
<大会当日の声援/声出しに関して>
「歓声や声出し応援」を可能とする。
・声援(応援)はリング方向に向いてお願いします。
・不織布マスクを正しく着用ください。
・悪質な野次などは禁止します。ご退場いただくこともございますのでご了承ください。
※飲食売店もオープンとなる。飲食の際は黙食にご協力ください。
※その他注意事項はノア公式からの告知をご参照ください。
【売切】
・VIP席 500,000円 (1列目) ※売切
・ロイヤルシート 100,000円 (2列目:プラ柵外最前列) ※売切
・アリーナS席 50,000円 (3列目〜) ※売切
【残りわずか】
・アリーナA席 30,000円 (11列目〜) ※残りわずか
・アリーナB席 15,000円 (21列目〜) ※残りわずか<増席決定!>
・スタンドS席 10,000円 ※残りわずか
【販売中】
・スタンドA席 5,000円
チケット発売所
・イープラス https://eplus.jp/muto/ ※特典付 FC先行でのご購入を除く
・チケットぴあ https://w.pia.jp/t/keiji-muto/ ※特典付
・ローソンチケット https://l-tike.com/mutokeiji/
・楽天チケット https://r-t.jp/mutokeiji/
・チケットペイ https://www.ticketpay.jp/search/?category_id=Noah
※クレジットカード決済またはファミリーマートにてお支払い、発券
・後楽園ホール5階事務所 03-5800-9999
・闘魂SHOP水道橋店 ※スタンドS・スタンドAのみ取り扱い。取り置き不可。2月3日(金)11:00 ~ 2023年2月17日(金)17:00
<STARTING BATTLE(1)/STARTING LOVE>
矢野安崇
稲村愛輝
vs.
稲葉大樹
マサ北宮
※STARTING BATTLEは16:00開始
<STARTING BATTLE(2)/東京女子プロレス提供試合 TJPW Spark>
荒井優希
渡辺未詩
伊藤麻希
瑞希
vs.
辰巳リカ
中島翔子
山下美優
坂崎ユカ
<STARTING BATTLE(3)/WORLD WARRIOR BATTLE>
アンソニー・グリーン
ジャック・モリス
ジェイク・リー
vs.
ティモシー・サッチャー
小島聡
杉浦貴
<第1試合/NEW EXPLOSION>
宮脇純太
アレハンドロ
吉岡世起
YO-HEY
小峠篤司
vs.
ダガ
クリス・リッジウェイ
HAYATA
Eita
小川良成
<第2試合/DDT提供試合 Dramatic Dream Future>
正田壮史
高鹿佑也
岡谷英樹
遠藤哲哉
vs.
小島斗偉
上野勇希
勝俣瞬馬
MAO
<第3試合/DRAGONGATE vs NOAH>
ニンジャ・マック
イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.
丸藤正道
vs.
ディアマンテ
KAI
シュン・スカイウォーカー
<第4試合/AJPWvsNOAH>
征矢学
中嶋勝彦
拳王
vs.
青柳優馬
諏訪魔
宮原健斗
<第5試合/FINAL DE LUCHA>
石森太二
外道
vs.
MAZADA
NOSAWA論外
<第6試合/TOKYO TORNADO>
AMAKUSA
vs.
高橋ヒロム
<第7試合/SHINING THROUGH>
清宮海斗
vs.
オカダ・カズチカ
<第8試合/PRO-WRESTLING “LAST” LOVE>
内藤哲也
vs.
武藤敬司