ホールドアウト続編 新日本G1で清宮再生、ノアで宮原vs.中嶋決着戦
武藤敬司引退大会となった2・21『KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE〜HOLD OUT〜』東京ドーム。「日本プロレス史上最大の夜」とも謳われたが、あれから4か月が経つ。ホールドアウト続編ともいうべき動きを追う。
Aブロックに次世代日本人が謎の集中。新日本G1で熾烈な主張合戦へ
既報だが、新日本プロレス真夏の最強決定戦、G1クライマックス(7・15開幕)。とにかくAブロックの海野翔太(26歳)、成田蓮(25歳)、辻陽太(29歳)、清宮海斗(26歳)という顔ぶれに目がいく。
応援選手アンケートは6月21日(水)24時まで受付。現在、Aブロック勢にかなりの票が入っている。
ホールドアウトにおける“王者対決”でオカダ・カズチカに完敗となった清宮。ノアを欠場してまでオカダのいる新日本へと乗り込む。本人は再生のひとつの場としてG1を位置づけていると思うが、同じブロックに次世代日本人選手が集中したのだ。熾烈な主張合戦を同時多発させようとしている点が実に興味深く、トライアルであり投げかけは大歓迎したい。
また、ホールドアウトで敗れた清宮から「もう休め」とベルトを奪ったのがジェイク・リー。そのジェイクのノアでの防衛ロードが継続しているのもまた、現在の流れの起点に2・21ドーム大会があるという印象を強くさせている。
17日夜には、こちらのカードが発表された。
[「中嶋勝彦 vs.宮原健斗」正式決定 ワンナイトドリーム7・15後楽園第1弾]
【カード決定&変更まとめ】
「中嶋勝彦 vs.宮原健斗」正式決定 ワンナイトドリーム7・15後楽園第1弾#noah_ghc #ジェイク対スギウラ #OneNightDream #ajpw
ノアどうなる名古屋決戦明け・・・谷口周平REAL加入で6・18大阪、6・22後楽園、6・24徳島に変更あり pic.twitter.com/zeWWmPJRjo
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) June 17, 2023
ホールドアウトにおける“因縁の対決”として6人タッグマッチで顔を合わせた宮原(全日本)と中嶋(ノア)。あれが特別だったのではなく、決着戦がさらに用意されたのは驚きだ。
“消費”じゃなく“物語”を見たい。団体交流戦は是非を伴いつつも点から線へ
さっそくコメントやツイートで腹のさぐりあい。
[Aブロック、SANADAしか見てない]
📢6.17名古屋バックステージコメント
清宮海斗「G1開幕戦、辻陽太。ぽっと出のグリーンボーイ! 日本でもメキシコでもベルトに挑戦させてもらっただけでしょ? 眼中にないですね。清宮海斗の名前を使って主役を目指してください。Aブロック、SANADAしか見てない!」#noah_ghc #ジェイク対スギウラ pic.twitter.com/zmOpa2sv7w
— プロレスリング・ノア |PROWRESTLING NOAH (@noah_ghc) June 17, 2023
[清宮! 見たぞ、Twitterでオマエのコメント]
海野「清宮! 見たぞ、Twitterでオマエのコメント。Aブロック、SANADAしか見えてないって?(中略)ナメた分、必ずオマエに返ってくることを見してやるよ。『G1 CLIMAX』、オカダも成田も辻も清宮も、必ず倒してやる」
※6.17八王子のコメント全文https://t.co/fC3YIfIixn#njpw #njroad pic.twitter.com/fJRuiPGmYV
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 17, 2023
東スポでの清宮からは別ニュアンスも。
【いざ7・15開幕G1】
今の主役(SANADA)と当たれるわけで。必ず討ち取って優勝するという気持ち。
(海野・成田・辻とは)若手のころにライオンズゲートでやり合っていたので、ずっと「絶対に負けたくない」というのがある。https://t.co/JUgZ0Zi1Ma#noah_ghc #清宮海斗 #G1CLIMAX33
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) June 13, 2023
[宮原健斗と中嶋勝彦の物語が再び始まるんだ]
この闘いは全日本プロレスとかプロレスリング・ノアとか、俺の中では関係ない。
宮原健斗と中嶋勝彦の物語が再び始まるんだ。
舞台は健介オフィスで思い出の地、後楽園ホール。
この一戦については、また近々話そう。#ajpw #noah_ghc#OneNightDream https://t.co/R2y9dlmDfM— 宮原健斗 (@KentoMiyahara) June 17, 2023
ここには手垢のつき過ぎた団体対抗よりも踏み込んだ意味合い、意欲が感じられる。ファンが白けてしまうのは、「複数団体選手が並べば刺激があるでしょ」という“消費”の横行、貸し借りの先行があったとき。
【確かに最近の全日をAT状態とする関係者談はありました】
(合同興行連発は)新鮮味がなくなっていく。現に全日本が直前までミニATばっかりするから、前回に比べると盛り上がりが欠けていた。一回、鎖国した方がいいんじゃねえか?https://t.co/BiDhw6vPdu#拳王 #ALLTOGETHER #noah_ghc
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) June 11, 2023
拳王が交流連発に警鐘を鳴らし、ファンから同意の声もある。それでも団体側が継続するのは、目先の集客というメリットがあるからだろう。
だからこそ“物語”が生まれていく交流がほしい。是非がある中に、「点」ではない強烈な「線」を力強く引いてほしい。次世代対決やトップ対決を通じて、存在感を上げる選手が出てきてほしいのだ。
新日本・全日本・ノア合同の6・9『ALL TOGETHER』両国国技館大会は、編成に“消費”が感じられた点で集客が伸び悩んだ。ただ、試合の随所に“物語”の息吹は感じられたのではないか。
【追っかけ大会レポート】
切磋琢磨のオールトゥギャザー リアルタイムプロレスはこんなに面白い#ALLTOGETHER #njpw #ajpw #noah_ghc
6・9両国📸オカダがツンデレ連発!? 最後は猪木さんの孫2人とダーッを叫ぶ ※PPVは3か月間視聴可能 pic.twitter.com/O1lSmdsW3F
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) June 10, 2023
私たちはホールドアウト続編ともいうべきステージに登場する(武藤敬司ではない)主役を心の底から待っている。
ノア6・17名古屋大会ベストバウト投票は6月21日(水)24時まで受付
観戦・視聴組は6月21日(水)24時まで受付の大会ベストバウト投票にぜひご参加を。サブスク「WRESTLE UNIVERSE」にもアーカイブが上がりました。
※1端末から1回有効。やり直しは可。複数回投票の場合は最新回分の選択肢・コメントに上書きされます。