東京ドームは現在1万9千人収容中 さいたまSA、両国・・・最新収容情報
年末には総合格闘技『RIZIN』のさいたまスーパーアリーナ大会が恒例となっており、年明けには新日本プロレスが東京ドーム大会2連戦を開催する。新型コロナウイルス感染防止対策による政府の人数制限は続いているが、プロレスファンにもなじみのある両国国技館を含めての“3会場”の最新収容情報をウォッチしたい。
なお、当サイトでも触れているように、イベント収容についての政府による一律5000人制限は9月19日より緩和され、現規制は11月末までとされている。
【🙆これでスッキリ🙆】
プロスポーツは数万人可 大規模イベントの制限緩和について読み解く #新型コロナ #新型コロナウイルス #イベント制限 #イベント制限緩和
なぜわかりにくかったのか・・・9/11「新型コロナウイルス感染症対策分科会」配布資料のポイントから
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— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) September 12, 2020
12月以降の規制はマット界の年末年始決戦に影響することになる。
東京ドームで感染リスクについての実証実験 23日の政府会議で提案見通し
55000人収容の東京ドーム。
プロ野球・巨人の本拠地、東京ドーム(東京都文京区)で、観客が新型コロナウイルスに感染するリスクについて実証実験をすることが政府関係者への取材で21日、明らかになった。プロ野球の球場での実証実験は、屋外の横浜スタジアムに続いて2例目。23日に開かれる政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会で提案される見通し。
政府は現在、大規模イベントに人数制限をし、収容人数が1万人を超える施設では収容率50%を上限としている。この措置を受けて、東京ドームは1万9000人を上限に観客を収容している。政府の措置は11月末までで、12月以降は感染状況を踏まえて継続するかどうか判断する。
今回の実証実験では、ドーム内に設置したカメラの映像や観客のスマートフォンのデータを分析して球場内の滞留状況を解析したり、二酸化炭素濃度を計測したりして、球場内の感染リスクを検証する。さらに、観客の球場周辺での滞在場所や居住地域を分析して、球場外での感染リスクも検証する。政府は実証実験の結果を踏まえて、上限規制の緩和を検討する。
一方、横浜スタジアムの実証実験は今月30日~11月1日に行う。満員まで入場を認め、マスク着用時の声援による飛沫(ひまつ)の影響などを分析し、感染リスクを検証する。
(10/22 毎日新聞)
東京ドームの実証実験については詳細の記載がないが、引き合いに出された横浜スタジアムのものが大いに気になる。「満員まで入場を認め、マスク着用時の声援による飛沫(ひまつ)の影響などを分析し、感染リスクを検証する」・・・これは思い切った施策に思える。
政府50%上限を受けつつ、より安全にみて35%までの観客入れとしている東京ドーム。この1万9000人は新日本プロレスとしては「この上限だけは下げないでくれ」状態だろう。加えて野球では行うことができないグラウンド(アリーナ)への観客入れがプロレスでどう許容されるのかが注目される。
年末にLUNA SEAがさいたまスーパーアリーナ2DAYS 通常収容人数の50%以下での開催
世界最大級の座席可動でアリーナモード(最大22500席)、スタジアムモード(最大37000席)とされるさいたまスーパーアリーナ。
12月26日(土)、27日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催されるLUNA SEAの2DAYS「LUNA SEA -RELOAD-」の詳細が発表され、本日10月20日よりFCチケット先行受付がスタートした。
本公演は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、政府・埼玉県・さいたま市・さいたまスーパーアリーナの感染防止ガイドラインに沿った対策を十分に行った上で、イベント開催制限の段階的緩和の目安に基づき、感染予防・感染拡大防止に必要なソーシャルディスタンスを保つため、通常収容人数の50パーセント以下での開催となる。今回の2DAYSは、LUNA SEAにとって2021年に延期となった全国ツアー再開に向けての新たなスタートラインに立つための公演になるだろう。
(10/20 ぴあ)
「通常収容人数の50パーセント以下での開催」との記載しかなく、人数は不明。とはいえ1万人は入れる!?
なお、RIZINは制限緩和後となった9月27日大会においても“埼玉県とさいたまスーパーアリーナの協議の結果”により上限5000人との指導となっている。
榊原CEOは「現状のクラウドファンディングで皆さんから7,000万円というご支援を頂き、今回のRIZIN.24(9月27日)の開催に漕ぎ着けられた。しかしイベントの入場制限の上限5,000人解除の方向性は出たものの、今日正式に埼玉県とさいたまスーパーアリーナの協議の結果、今大会も上限5,000人の設定を変えずに行うという行政的な指導をいただいた」と、今回は上限5,000人のまま大会が実施されることを話した。
(9/16 RIZIN)
9/19からの緩和からすると冷めやらぬタイミングであることも影響か。3/22に埼玉県知事が自粛要請したにもかかわらずK-1が大会実施して6500人収容となった経緯あり。大きなバッシングがあったため、“会場使用と格闘技”をめぐる否定的な世論をかわす判断もあったのかもしれない。
おそらく5000人上限撤廃となる音楽ライブに合わせて、RIZINは撤廃の許可を無事に得たいところだろう。得られなければ、収益判断として会場変更も検討!?
両国国技館は桝席2人使用へ 大相撲11月場所は観客上限を約5000人に引き上げて開催
11098人収容の両国国技館。
大相撲11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)は、観客の上限を約5000人に引き上げて開催することになった。7月場所と9月の秋場所は4人用マス席を1人で使用していたが、今回は2人で使用するなど入場制限を緩和。日本相撲協会は新型コロナ感染防止を強化すべく、プラカードでの巡回や声掛けなどでこれまで以上にマスク着用を徹底させるという。
とはいえ、気になる材料は多い。7月場所に比べて9月場所は観客から歓声が上がるシーンが目立ち始めた。プロ野球やJリーグでも同様の光景が見られるが、完全に屋内開催の相撲は大丈夫なのか。感染症に詳しい医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広氏は「マスクを着用したり、しゃべらないことで感染はコントロールできる。あとはそれを実行できるかどうか」とした上で「日本相撲協会はある意味、コロナ対策をリードしましたからね。そういうところをどうするのか。しゃべる、しゃべらないみたいなところは協会ならできるかもしれませんね」と期待する。
一方で、上氏は都内で行われた集団検査の結果をもとに「無症状でも約1%は陽性者が含まれる」との可能性を指摘。続けて「(観客を)5000人入れて約50人が感染者だとすると、その方々がうつさないような対応が求められますね。集団感染が発生すると興行は一気にできなくなりますし、力士はともかく観客から(感染者が)出ると目も当てられません」と注意点も挙げた。
「冬場になりますし、北半球ではコロナがものすごい勢いで(感染が)拡大しているので、日本でも拡大する可能性は高い」(上氏)。協会は客席と別に飲食スペースを確保するなど準備を進めているが、果たして…。
(10/20 東スポ)
プロレスにおいては、G1クライマックス最終3連戦(観衆2863人~2928人)での桝席1人は今回限り!? 両国国技館は桝席2人使用へ。大相撲11月場所は観客上限を約5000人に引き上げての開催となる。