林下詩美「私のロイヤルロード」 クイーンズクエスト創設者イオと対決
11日、マリーゴールドが『Marigold Grand Opening Wars 2024』後楽園ホール大会を開催した。なお、高橋奈七永は14日に発熱となり、6・15京都&6・16名古屋両大会を欠場となった。回復をお祈りいたします。
イオに憧れスターダム入り、イオWWE入りですれ違い・・・そして
■マリーゴールド Marigold Grand Opening Wars 2024
日時:6月11日(火)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観客985人(主催者発表)
<第6試合/パッション注入スペシャル>
〇林下詩美
18分56秒、ハイジャックボム→片エビ固め
●高橋奈七永
林下詩美がリングに登場。
(試合後のリング上マイク)
詩美「マリーゴールドの未来は、この林下詩美にまかせてください(拍手)。今日このパッション注入マッチを受けて、自分は確実に自分の限界を超えることができました。今日は奈七永さん、ありがとうござました」
奈七永「ありがとうございましたと言われても、こっちは全然嬉しくねぇんだよー!! 勝ちたくて勝ちたくて勝ちたくて、勝ち続けて・・・何年やっていたって勝っていたい。それがプロレスをやる理由。そしてずっと選手でいられる理由。大人げないかもしれない。でも、そんな気持ちが、お前が詩美が少しでもこの試合を通じて感じてくれたんだったら、マリーゴールドの未来は明るいと思う(拍手)。強ぇよ、詩美は強ぇよ。だけどもっともっとお前に夢見させてくれ(拍手)」
詩美「私は今日で終わらない。まだまだ成長して進化して、奈七永さんもそうだしみんなにもたくさんの夢を見せ続けます。楽しみにしていてください(拍手)」
ロッシー小川代表「詩美、勝利おめでとう。そんな詩美に7月13日、両国国技館。最高の相手を用意しました。スクリーンをどうぞ」
詩美「(紫雷イオ、現イヨ・スカイの表明を受けて)ホントですか…ハァハァハァ。だって私イオさんとやりたくて、それが一番の夢で・・・ホントにシングルできるんですか!?(拍手、ウタミコール) 両国国技館で私の大きな夢がひとつ叶います。でも夢を叶えるだけで終わらせたくない。イオさんに林下詩美をしっかり心に刻み込ませたいと思います。みなさん私の夢を叶える瞬間を見に来てください(拍手、ウタミコール)」
奈七永「このイヨ戦の噛ませ犬じゃねぇんだ、私はーッ!! おいお前、イヨに勝って名を残すために明日からパッション特訓だよ、コラッ!! おいやれんのか!?(パッションコール)」
詩美「パッション特訓・・・そんなのやれるに決まってるだろ、かかって来いやぁ!!」
(バックステージ)
詩美「覚悟はしてたけど、パッション、パッション、パッション、パッションすげーわ。今日で林下詩美、何段階進化したんだろう。自分の限界も超えて、パッションをしっかの受け止めて。今日は自分の未来を懸けて闘って、あのキャリア28年もやってるパッションの塊の高橋奈七永に勝った。私がしっかり、この未来、背負っていきます。私のロイヤルロード、楽しみにしてください。奈七永さんにもみんなにも私の夢、見せていきたいです」
詩美「そして、そして私の・・・あー!! なんて言ったらいいんだろう、私の、わたしの夢の、本当に本当に大きな一番の夢だったんです。イオさん(紫雷イオ、現イヨ・スカイ)、イオさん、イオさんと試合をしたくて、私のプロレスラーとしての進む道(マリーゴールドへの移籍)も決めました。そんなイオさんと本当に7月13日、両国国技館でシングルマッチ。何だろう? なんて言ったらいいんだろう? すごい楽しみだし、すごい嬉しいし、もちろんすごく緊張もしてるし。いろんな気持ちが自分の中に入ってます。でもでもでも夢・・・ここで夢は叶うんだけど、夢叶えるだけで私は絶対に終わらせない。イオさんとの両国での試合、それで夢を叶えた上で、歴史にそしてイオさんにこの林下詩美をしっかり刻み込みたいと思います。楽しみにしていってください。みなさん、そしてイオさん、私はめちゃくちゃ、楽しみにしてます!!」
ロッシー小川代表「今日の観客はですね、985人。このイオの決定ですけど、今日の午前中に・・・アメリカ時間で月曜の深夜、RAWの大会が終わってからこのメッセージを撮ってもらって、今日の朝11時に映像が(WWE側から)届きまして、それで発表に至ったということです。両国でやるということはね、やっぱり『WWEから選手が来たらいいな』という思いがあったんで…それがないと両国をやる意義というか権威というか。イヨ・スカイが来るんだったら両国に進出したいなぁと。それはもう漠然とした夢だったんですけど、それがカタチになった。(交渉は)大変というほどではないんですけど、タイミングですよね。このスケジュールとか、4月、3月ぐらいからそんな話をして。この映像が来たってことはもう正式なということだと。(今後も?)今全く考えてないですよ。イヨ・スカイが来ることが『それ以上のものはない』と思ってるので。それは将来わからないですけど、とりあえずこの試合が終わってまた何か生まれれば、またあるかもしれないし。われわれからWWEを迎え受けるほどの選手層が厚くないんで。とにかくイヨ・スカイが来てくれるだけで、詩美の夢も叶うし、こちらの夢も叶うし。すごい試合をやってもらって、ファンも夢を叶えてもらったらありがたい」
詩美が3月まで所属したスターダム。ユニットとしてのクイーンズクエストを率いてきたが、同ユニットは2016年に誕生している。紫雷イオがタッグパートナーの岩谷麻優を裏切ったことに端を発した。
2018年には、イオの退団(WWE入り)と詩美のスターダム入団が重なる。
[2018年6月17日]
【ブログ更新しました】紫雷イオ「みなさんとは途切れない! 世界中、リングの上はつながっている」スターダムラストマッチを写真35枚でプレイバック プロレス・格闘技の情報配信|カクトウログ ブログ#スターダム #紫雷イオ ( @shirai_io )https://t.co/udOYdo7Iuj pic.twitter.com/jEhILiai3f
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) June 18, 2018
[2018年6月30日]
<記事リンク先まで未確認の人もいると思うので改めてTweetすると、 #ヒデオイタミ による #柴田勝頼 ムーブ、 #紫雷イオ 登場もありましたよ>
初日に失敗したローブローが成功! 試合なくとも中邑劇場2日間完結/「警察犬に噛まれた」訴訟準備でWWEが中邑出場を許可せず?https://t.co/gf7p7poQ4h pic.twitter.com/qKamFuL5vM
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) July 3, 2018
[2018年12月24日]
イオvs詩美
⇒https://t.co/W1PES7fwXg#大川昇 #ゴング #イヨ・スカイ #pw_mgこの写真は、いつか詩美の夢が実現するように
イオがWWE入後の年末に帰国した際に撮影したもの
2018年12/24・後楽園ホールにて#林下詩美 #紫雷イオ pic.twitter.com/hdHt7F0cF6
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) June 13, 2024
詩美のプロレス入りにはイオへの憧れがあったが、スターダムにてすれ違い。それでもイオが創始者であるクイーンズクエスト入り。のちにリーダーにもなり、スターダム退団となる3月まで詩美が牽引した。
7月13日の一戦は「QUEEN OF QUEEN」とのタイトルがつく。
輝きを放ち続けている詩美ではあるが、ワールド・オブ・スターダムを連続防衛して女子プロレス大賞を獲った2021年ばりのセンター取り戻しは待望中の待望だ。ダイナミックな攻撃もさることながら、「そこまで受け切らなくとも」と心配になるほどの受けも持ち味。まるでプロレスに捧げるような闘いぶりだが、憧れのイオとの対決でいっそう生き様と試合を同化させていくことだろう。
クイーンズクエスト対決でもあるが、これは詩美のロイヤルロード再開への咆哮だ。マリーゴールドは、いっそう大輪となって咲く詩美を見届ける場所となる。
奈七永「パッションがあれば何でもできる。人生は挑戦なんで」詩美に注入
高橋奈七永がリングに登場。
ゴツゴツした試合に。柴田勝頼と石井智宏の闘いを彷彿させるやり取りも。
奈七永の当たりの強さに対して、詩美も遠慮なく向かっていく。
詩美の得意技を食らっても奈七永は沈まない。ついに詩美がハイジャックボムを繰り出すと決着。
奈七永「この試合の後にイヨ戦(両国でのイヨ・スカイvs.林下詩美)が発表されて、なんか本当に噛ませ犬になっちまったような気がする。私が勝ってれば、こんな風にはならなかった。今までやられても立ち上がってきたように、負けても何にもへこたれないんで。プロレス、プロレス生活を生きてるなっていう感じ、本当にマリーゴールドでそんな充実感に包まれているんで、まだまだ終わらないです。28年やってようが何歳だろうが、はい。終わらないです。この目を見てください。キラキラ輝いてパッション、パッションを叫ぶ元気がある。パッションがあれば何でもできる!! 人生は挑戦なんで、詩美がああやってイヨ戦を叶えたように、私も夢をまだまだ叶えていきたいです。それをここでやっていくし、そんな姿を後輩たちにももっともっと見てもらって刺激になり続けたいし、マリーゴールドのど真ん中でどんどん突っ走っていくために、私がもうズカズカズカズカと追い上げていきますんで、見ておいてください。パッション!!」
自身の花道団体という意識もありながらのマリーゴールド移籍。それでいて、団体が変わろうと相手が変わろうとパッションは変わらない。ジュリア欠場というピンチにも見舞われ、この後楽園も観衆は1000人を割った。それでもメイン「詩美vs.奈七永」があって、勝利した詩美のイオ・スカイ戦に説得力が生まれた。
「噛ませ犬」だなんてとんでもない。「何年やっていたって勝っていたい。大人げないかもしれない」。「パッションがあれば何でもできる。人生は挑戦なんで」。プロレス界の人間国宝は、負けてもなお生き様で先を歩んでいる。
(決定分カード、大会情報)マリーゴールド MARIGOLD Summer Destiny20242024 7月13日(土)両国国技館
■マリーゴールド MARIGOLD Summer Destiny20242024
日時:7月13日(土)14:30
会場:東京・両国国技館
※追加
<Queen of Queen>
林下詩美 vs. イヨ・スカイ(WWE)
<マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル(UN)王座決定戦>
両国大会以前に行われるトーナメント1回戦の勝者同士
【トーナメント1回戦はMIRAIvs.青野未来、野崎渚vs.ボジラ(ともに6・16名古屋)】
<マリーゴールド・スーパーフライ級王座決定戦>
両国大会以前に行われるトーナメント1回戦の勝者同士
【トーナメント1回戦は翔月なつみvs.ゼイダ・スティール、松井珠紗vs.マイラ・グレース(ともに6・15京都)】
※既報
<The summit showdown of destiny>
ジュリア vs. Sareee
【チケット情報】
【チケット前売り料金(税込)】
•ロイヤルシート(最前列/特典付):120,000円
•Sシート(2~5列目):30,000円
•枡席Aシート(1~8列目):10,000円
•枡席Bシート(9列目~):7,000円
•2階最前列:10,000円
•2階Aシート(2~3列目):6,000円
•2階Bシート(4~6列目):5,000円
•2階自由席(7列目~):3,000円
◆以上当日は各1,000円UP
•小中高生当日券(要身分証):2,000円
※列席される保護者の方も、こちらで当日券をお買い求めください。
※前売券では、当日販売の小中高生席とは隣席になれませんのでご注意ください。
※前売券にて全席種完売の際には発売されません。
※座席の指定はできません。
※車椅子のお客様は『枡席Bシート』をお買い求めください。当日、係がご案内致します。
【中継情報】
大会中継については、WRESTLE UNIVERSEにおけるPPVで完全独占生中継となる。
[MARIGOLD Summer Destiny2024| WRESTLE UNIVERSE(レッスルユニバース) | WRESTLE UNIVERSE]
■PPV動画の視聴方法
スマホからPPV動画をご視聴いただくには、アプリ版WRESTLE UNIVERSEが必要です。
※ブラウザ版からはご視聴いただけませんのでご了承ください。
■PPV販売期間
2024年6月11日(火) 18:30PM 〜 2024年 7月22日(月) 12:00PM(日本標準時間)
■視聴期限
2024年7月29日(月) 12:00PMまで(日本標準時間)