飯伏は24日まで欠場延長。体調不良の理由は「副反応」ではなく「肺炎」
21日、新日本プロレスが飯伏幸太の欠場期間を24日まで延長することを発表した。体調不良の理由は「新型コロナワクチン接種による副反応」ではなく「誤嚥性肺炎」と訂正された。
精密検査で「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」との診断
25日の東京ドーム大会への出場可否はこれからとなり、回復状況により判断される。大阪・愛知大会では本間朋晃が代替出場となる。
【お詫びとお知らせ】
飯伏幸太選手が、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」のため、7月22日(木)大阪~7月24日(土)愛知大会を欠場へ。
7月25日(日)東京ドームは、回復状況を見ながら出場を判断。https://t.co/CavdtPdx0w#njpw #njsst pic.twitter.com/iFiIcjncCH
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 21, 2021
今シリーズ、体調不良により大会を欠場していた飯伏幸太選手ですが、改めて病院で精密検査を行った結果、医師から「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」と診断されました。
これまで、飯伏選手の体調に関しては、「新型コロナワクチン接種による副反応の症状がみられる」とお伝えしてきましたが、この「誤嚥性肺炎」は、新型コロナワクチン接種との因果関係はございませんでした。訂正させていただきます。
今回の診断を受けて、飯伏選手は引き続き、7月22日(木)大阪大会~7月24日(土)愛知大会まで、大事をとって欠場とさせていただきます。
飯伏選手の試合を楽しみにされていた皆様には、大変申し訳ございません。これを受けて、7月22日(木)大阪大会~7月24日(土)愛知大会の一部カードを変更させて頂きます。
なお、7月25日(日)東京ドーム大会に関しては、今後の飯伏選手の回復状況を見ながら、出場を判断させて頂きます。
皆様には、ご迷惑やご心配をお掛けしてしまい誠に申し訳ございません。何卒ご理解を頂けますよう、よろしくお願いいたします。
新日本プロレスリング株式会社
【カード変更】
■7月22日(木) 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
[第4試合 30分1本勝負]
飯伏幸太&マスターワト vs 鷹木信悟&BUSHI
↓
[第4試合 30分1本勝負]
本間朋晃&マスターワト vs 鷹木信悟&BUSHI■7月23日(金) 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
[第4試合 30分1本勝負]
飯伏幸太&マスターワト vs 鷹木信悟&BUSHI
↓
[第4試合 30分1本勝負]
本間朋晃&マスターワト vs 鷹木信悟&BUSHI■7月24日(土)愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
[第4試合 30分1本勝負]
飯伏幸太&マスターワト vs 鷹木信悟&BUSHI
↓
[第4試合 30分1本勝負]
本間朋晃&マスターワト vs 鷹木信悟&BUSHI
どうしてこうなったのか? 「副反応」発表の10日から実に11日後の訂正
誤嚥性肺炎とは?
▼誤嚥性肺炎はこんな病気
食べ物や飲み物、あるいは唾液などを飲み込むことを嚥下(えんげ)といいます。健康な人であれば、嚥下すると口から食道を通って胃に入っていきます。しかし嚥下機能が低下すると、食べ物などが口から気管に入ってしまいます。これが誤嚥(ごえん)です。誤嚥性肺炎は、細菌が唾液や食べ物などと一緒に誤嚥され、気管支や肺に入ることで発症する疾患です。
誤嚥性肺炎を起こすのは、高齢の人や、脳梗塞の後遺症やパーキンソン病などの神経疾患を抱えている人が多いです。また、口腔内に存在している細菌が原因であることが多いとされており、口腔内が十分清潔に保たれていない場合、肺炎の原因となる細菌がますます繁殖し、発症するリスクがさらに高まります。
▼誤嚥性肺炎の症状
典型的な症状として発熱、せき、濃い色の痰などが挙げられます。高齢者だとこれらの症状が現れにくく、普段より元気がない、ぼんやりしている、食欲がないといった症状だけが現れることもあります。
明らかに誤嚥や嚥下機能の低下がみられる人、繰り返し誤嚥性肺炎を発症している人は、胸部レントゲン検査で肺炎像が確認されると誤嚥性肺炎と診断されます。また、他の細菌性の肺炎と同様に、血液検査で白血球の増加や炎症反応の上昇がみられたときにも診断が下されます。
▼誤嚥性肺炎の治療法
主に抗菌薬を用いた薬物療法が採用されています。しかし、抗菌薬は肺炎自体に効果がありますが、誤嚥を防ぐ効果はありません。治療後に再び誤嚥を起こすと、繰り返し発症する可能性があります。そのため、嚥下を行いやすくするための手軽にできるストレッチの導入や、歯磨きをはじめとした口腔ケアなど薬物療法以外の治療、そして日頃のケアが重要になります。
(誤嚥性肺炎 (ごえんせいはいえん) | 済生会)
飯伏の「新型コロナワクチン接種による副反応の症状」理由による欠場発表があったのは、10日のことだった。
飯伏幸太が新型コロナワクチン接種による副反応の症状で、大事をとって10日(土)北海道・真駒内大会を欠場する。今後のシリーズ参戦に関しては、体調の回復状況を考慮して判断となる。#njsst #飯伏幸太https://t.co/ZBbHaOJnw4
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) July 10, 2021
新型コロナ関連は未知の領域であり「副反応が続くこともある」くらいに受け止めたのだと思うが、発表から実に11日後の訂正となっては、会社としての管理能力が疑われる。そもそも選手の健康をマネジメントできているのかも心配になってしまった。
もし何か足りない観点があったのだとしたら、今後の運営に生かしてほしいというのが私たちからの切なる願い。ただでさえ、新型コロナで気分が沈んでいるところをファンはプロレスに光を見出して活力を得ようとしているのだから。
いちばん悔しいのは飯伏本人だろう。「宿命の対決」への煽りは継続中
現段階で25日の東京ドーム出場可否が決定していない異常事態。大阪・愛知大会への飯伏欠場発表後も、ドーム「宿命の対決」への煽りは継続中だ。
闘魂SHOP水道橋店では「7/21(水)14時」から発売!
宿命の対決をスマホサイト連載でもおなじみの広く。さんがデザイン!
『WRESTLE GRAND SLAM 鷹木信悟vs飯伏幸太 Tシャツ』が完成!https://t.co/0YkE6OIXkO#njpwshop #njpw #njWGS pic.twitter.com/94l0MBEnlS
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 21, 2021
闘魂SHOP水道橋店では「7/24(土)14時」から発売!
必殺技・得意技をモチーフにした新しいTシャツシリーズが完成!
『FINISHING MOVE TEE(鷹木信悟)』https://t.co/V2tTdTOLoi#njpwshop #ラストオブザドラゴン #njpw pic.twitter.com/DB6mtbQSKO
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 21, 2021
闘魂SHOP水道橋店では「7/21(水)14時」から発売!
必殺技・得意技をモチーフにした新しいTシャツシリーズが完成!
『FINISHING MOVE TEE(飯伏幸太)』https://t.co/X1sXdwm0Yw#njpwshop #カミゴェ pic.twitter.com/NzY5N6VGw1
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 21, 2021
通常ならとっくに欠場発表だろうが、本人の強いモチベーションがあるのではないかと推察している(だからといって無理をさせることはあってはならない、団体判断も重要)。出場するにせよ欠場するにせよ、どのような物語を飯伏が残すのかをボクは見守りたい。
本当に「呪われたIWGP」はどこまで続くのかという思いだが、“ドームメイン前哨戦”を失った状態での大阪・大阪・愛知の3連戦が今夜からスタートする。