ABEMA無料なのにノア後楽園N-1札止め 公式以外にもリアタイ報道を解禁
ABEMA無料配信なのにノア後楽園ホール大会は札止め。11日、ノアが『N-1 VICTORY 2021 ~NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE~』開幕戦、後楽園ホール大会を開催した。
大会結果 N-1 VICTORY 2021 ~NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE~ 9月12日(日)後楽園ホール
■ ノア N-1 VICTORY 2021 ~NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE~
日時:9月12日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆701人(札止め=主催者発表)
<第1試合>
●矢野安崇
藤村加偉
宮脇純太
9分19秒 地団駄ラリアット→片エビ固め
亜烈破
覇王
〇タダスケ
<第2試合/「N-1 VICTORY 2021」Dブロック公式戦>
〇藤田和之
9分29秒 顔面蹴り→体固め
●マサ北宮
<第3試合/「N-1 VICTORY 2021」Bブロック公式戦>
〇ケンドー・カシン
12分46秒 首固め
●拳王
<第4試合/GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合>
[挑戦者]
大原はじめ
〇小峠篤司
15分10秒 キルスイッチ→片エビ固め
進祐哉
●吉岡世起
[第44代選手権者]
※吉岡&進組2度目の防衛戦
<第5試合/「N-1 VICTORY 2021」Cブロック公式戦>
〇田中将斗
14分08秒 スライディングD→エビ固め
●中嶋勝彦
<第6試合/「N-1 VICTORY 2021」Aブロック公式戦>
△杉浦貴
30分時間切れ引き分け
△武藤敬司
滑り込みのカシンは白星発進。武藤vs.杉浦はフルタイムドロー
印象でしかないのだが、「ノアの老人ホーム化」を危惧する拳王はレジェンドとのキャッチボールが大好きなんじゃないかという気がする。前回は“靴脱ぎ”ムーヴにつきあいつつも拳王はケンドー・カシンに勝利したが、今回は“マスク脱ぎ”ムーヴにペースを崩されて敗戦。
勝負どころで長めのグラウンドを仕掛ける武藤敬司がこの日に降臨。30分で決着がつかなかったとも言えるが、両者ともリスクを冒さず勝ちにいかなかったメインともなった。バックステージで杉浦は「前半、中盤と腕攻めと足攻めで時間を稼がれた」と振り返ったが、時すでに遅し。
滑り込み出場のカシンは白星発進。武藤vs.杉浦はフルタイムドロー。ビッグマッチのみならず“ビッグマッチの前哨タッグ戦”でも直接勝敗をつけにいく。そんな姿勢のノアだから支持されているとボクは考えているので、メインの結末には不満だ。とはいえ、このドローがリーグ戦にどう影響するのかは興味が深まったとも言えた。
以降の日程も確認を。
【🏆最大のリーグ戦🏆】
猛者たちによるプロレス五輪 ノアN-1に武藤、船木、桜庭、藤田がズラリ#noah_ghc #ノア旗揚げ記念日 #n12021
PRIDEの猛者、UWFの魂、Uを打ち破った男が同時寄港!! 覇者は10・10大阪で丸藤に挑戦 pic.twitter.com/m44bXWKexz
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) August 6, 2021
SNS時代の当たり前をノアがカタチに。今後は日刊スポーツや東スポも即時OK
ノアでのメディア向け取材申請の案内に「本大会より試合結果、試合レポート(詳細)につきまして、リアルタイムでご掲載いただけます」との文字が入った。SNS時代の当たり前をノアがカタチに。今後は日刊スポーツや東スポも即時OKとなる。
武藤敬司、N1初戦杉浦貴と時間切れ引き分け 激闘にバックステージ現れず – プロレス : 日刊スポーツ https://t.co/YYqMjySLIK
— ニッカン★バトル (@nikkan_battle) September 12, 2021
【ノア】12年ぶりリーグ戦出場の武藤 N―1開幕戦で杉浦と30分フルタイムドローの死闘 #noah_ghc #武藤敬司https://t.co/nThnxXzH51
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) September 12, 2021
もうとっくにSNSでファンが試合経過をリアルタイムでツイートしている。他社の報道を24時解禁で規制して「リアルタイム速報しているのは公式サイト(有料)だけ」という時代ではないだろう。ノアの公式を担っているプロレス&格闘技DXが“ノアの24時前報道”を独占していたが、これからはリアルタイムでノアが報じられていく。
マスコミと団体がWIN-WINとなる本来の在り方に舵を切ったのであって、こうした決断においてもノアは素晴らしい!! 媒体にとっては「いい記事を早く出せば注目される」ことになり、ノアは自団体がリアルタイムでどんどん報じられる流れをつくったのだ。もちろん、これまでの経験から“団体への深い理解”があるプロ格DXも、他社との競争に気合い十分というところだろう(リングサイド撮影などの体制、枚数制限のない写真掲載権利は継続)。
主要団体別で言えば、このようになっている。(プレス申請を行わない観客席取材はこの限りではない)
📰 新日 団体公式サイトがリアタイ更新。他社は24時規制。
📰 全日 公式を担うプロ格DXがリアタイ更新。他社は24時規制。
📰 ノア 規制なし(公式を担うプロ格DX以外の24時規制を9/12大会より撤廃)。
📰 DDT 規制なし。
📰 スターダム 規制なし。
新日本プロレスは“取材入りした媒体の24時前報道”を禁じている。24時前報道はごく限られた大会のみ。先日の西武ドーム2連戦では、初日は(2日目の宣伝になるためか)リアタイOK、2日目は24時規制ありだった。