有明バックステージ公開 ジェイク「改めて舵を取る」清宮「今年は清宮の年」
2日、ノアが『NOAH “THE NEW YEAR” 2024』有明アリーナ大会を開催した。飯伏幸太が丸藤正道に勝利したメインだったが、最後にマイクを握ったのはジェイク・リーと清宮海斗だ。いったい何が起きたのか。
大会結果はこちら。
【 #あけまして有明アリーナ まとめ&投票】ジェイク・リーがメイン丸藤正道vs.飯伏幸太を「ウルトラヘビー級のリズム」と一刀両断、清宮海斗と共同声明/拳王が征矢学相手にGHC初防衛/ムタ娘・愚零闘咲夜が毒霧→月面水爆
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年始大会を締めたのは丸藤でも飯伏でもなく…「敵対同士」での共同声明
世代闘争のような構想も当初はあったのかと想像させる、ジェイクと清宮というユニット超党の並び。しかしながらメインの試合内容が不発に終わり、ジェイクと清宮が感じていた切迫感は抑えられないものとなる。生の感情から飛び出す言葉からアレコレ想像が膨らむ事態となった。
丸藤正道vs.飯伏幸太の勝敗が決した後に、丸藤がまず引き揚げる。退場通路を進もうとしたところでジェイク・リーに睨まれ、その後に清宮海斗とすれ違う。
ジェイクと清宮がリングイン。残っている飯伏幸太と対峙しかかると、流れていた飯伏のテーマ曲が消え、清宮の入場テーマ曲イントロが流れる(すぐ消される)。音響スタッフも動揺する生々しさが、ただごとではない雰囲気を醸し出す。
ジェイクが得意のおじぎをしてから、左手を広げて勝者・飯伏に「お帰りください」の大胆ジェスチャー。再び飯伏のテーマがかかると、退場をしないまま飯伏がジェイク&清宮と視殺戦に。
飯伏がリングを降りて引き揚げ始めると、ジェイクが乾いた拍手を飯伏に送る。飯伏は足を引きずりながら、リングまわりを回ってから退場。飯伏が引き揚げ切ったところで、首を左右に振りながらジェイクが歩を進め、マイクを取る。
ジェイク「みなさま!! 本日はご来場、そしてご視聴まことに、まことにありがとうございました(観客拍手と声援)。どれもとても素晴らしい試合でした。その中で最後、メインを飾った2人には拍手を送りたい…(急に怒りモード)なんて言うと思ったか、コノヤロー!!(拍手と歓声) あんなウルトラヘビー(級)みたいなリズムで試合やりやがって。そのリズムで試合やっていいのは、こういう俺みたいなデカいやつなんだよ!!(拍手と歓声) おう、わかったお客さん、静かにしてくれ。きょうはまずは私の話を聞け。去年1月1日、私は初めてノアのリングに立った。それからそれから3月には、そこにいる清宮選手からベルトを奪い、私が舵を取り続けた(拍手)。だがしかし!! だがしかし、ノアのリングは俺も俺もと自己主張を始めて、みんなが舵を取りたがっているリングになった。それもこれも私のおかげ…と言うと思ったかい? いや違うね、いろんなことがあった1年だ。去年は特にね。そこにいる武藤(敬司)選手だって、いや武藤さんだって、去年引退されて。みなさん覚えてるよな(拍手)。そんないろんなことがあった2023年。そしてきょうは2024年1月2日。始まりはこのリングから。私は第2試合からスタートだったが、また改めてここで宣言しよう!! 私はまた、ここの舵を取ってやる!!(拍手と歓声) そこにいる清宮選手。あなたも何かが言いたくて、思うことがあって、ここのリングに上がってきたはずだ(清宮は何度か小さく頷く)。だからこそ…いや、あなたの試合、素晴らしかった、思えば。だからこそ、あなたに締める義務があると私は思っている。この場は譲ろう、清宮海斗。みなさん、清宮海斗の言葉をしっかり聞くように!!(拍手と歓声)」
カイトコール発生、ジェイクは退場通路を進む。
清宮「2024年、清宮海斗。このノアの闘いの中心に入っていきます!!(拍手と歓声) ここにいるみんなで一緒にノアを救っていこうぜ!!」
清宮のテーマ曲が鳴って清宮が引き揚げエンディング。
(バックステージ)
ジェイク「私はこれを伝えたい。まずは、今、ノアのリングには自身がベルトを獲って舵を取ろうという選手がたくさんいる。それは私もだ。そして隣に来た清宮海斗もそうだ。それは間違いない。去年にも増してだ。だからこそ、だからこそ、私はその主張を言い放っただけであって、それは特別なことでも何でもない。きょう第2試合から(新しい年を)スタートした男がいるんだ。まだまだ説得力が足りない部分もあるかもしれない。だがしかし、ここからだ。私はいつだってここからの人間だった。だから今度、またタイトルマッチを組むような、その機会を私は必ず手に入れて、私が改めて舵を取らせてもらう。その上で、やりたがったことを実現させていただく。どうでしょう。わかりやすかったですか。そんな私とはたぶん、意見の多少違う清宮海斗の言葉もみなさん聞きたいはずだ。私だけじゃなく、清宮海斗に対する質問もどうぞ。みなさんご応募ください。ふるってご応募ください。何でもいいです」
記者「清宮選手、ジェイク選手のいまの言葉を受けて」
清宮「みんな思ってることはやっぱり一緒だなと。いまのノア、ノアを、ノアの中でどうやって、このノアという団体を上げていくか。それぞれみんな気持ちは一緒だなと思いました。しかし、今の自分の位置を考えると、自分はノアで中心に入っていかないといけない。そう思ってるので、今年、2024年、ノアは清宮海斗の年だったと思ってもらえるように闘っていきます」
(ごく若干の沈黙)
ジェイク「何もないんだったら言わせてくれ。こんな隣でいるが、敵対同士だ。なかよしこよしなんかする気はさらさらない。そうだろう? なら私は話したいこともしっかりリング上で話した。ここでも話した。それでいいんじゃないかな。いいと思いませんか」
記者「いま(ジェイク&清宮の前のバックステージ)丸藤(正道)選手は『ノアイコール丸藤を変えてみろ』というメッセージを残したんですけど、その言葉を聞いてジェイク選手は?」
言いたい事はバックステージで言わせてもらいました。
一人でも俺はここから這い上がる。
これからも
“このノアで”
ワクワクするプロレスをやっていきます。#noah_ghc#丸藤見たけりゃNOAHに来い pic.twitter.com/oN9wUwD91b
— 丸藤 正道 (@noah_marufuji_) January 2, 2024
ジェイク「なるほど。副社長からの課題だと、そういうことですね。ノアイコール丸藤、それをサラサラ変えようという気はない、私は。ただ『ノアはジェイクが来て変わった』そういうふうには言わせますよ。誰だっていいんですよ。ノアイコール誰々っていうのは。ただこれだけは譲れない。『ノアはジェイクが来て変わった』。もういいですかね」
記者「試合前に、セミとメインの試合順を巡っていろんな物議を醸しましたが」
ジェイク「終わってみて? 見たでしょ、みなさんあのウルトラヘビー級のリズムの闘いを。あんな試合の展開していいのは、こういう(ジェイクのようなカラダの)でかいやつの仕事なんですよ。そう思わない?」
記者「自分がメインをやるべきだと」
ジェイク「自分がメインをやるべきというか、やらなければいけないとも思いました。それが私の責務であり、それが私の目標でもある。いいですかね」
記者「清宮さんは『ノアイコール丸藤』を変えてみろという、丸藤さんのメッセージに関しては」
清宮「丸藤選手も、その上の選手がいたと思いますし、そういう偉大な選手に向かっていくことで、いまの丸藤正道という一つの形というのができていったと思うんです。そういう意味で言うなら、それだけ大きい存在がいるってことは、自分たちにとっては恵まれていることなので。そこを変えていくところを2024年にしていきます」
ジェイク「みなさん、もうちょっと清宮選手の話聞きたいでしょ。だから、私は先に退散させていただきます。ありがとうございました(と退場)」
記者「清宮さんはセミとメインの試合順の…どうですか、終わってみて」
清宮「自分はセミとかメインとか、試合中に関しては、それぞれの選手が思いをぶつけた試合をすれば、お客さんにその熱は届くと思いますし。それがノアを広めていくことにつながると思うので。今日もすごくこの有明大会、お客さん盛り上がってましたし。試合順よりも選手の思いが大事なのかなと思ってます。ジェイク選手が言っていたように、本当にいまのノア、一人ひとりの選手がノアをどうやって大きくしていこうか、自分が上がっていこうかっていうのを考えてる。みんながそれぞれ考えがあると思うんで、その気持ちが今年、リング上にあらわれると思います。その中で、このリングの中心は、自分が取っていくので見ててください(と退場)」
(全対戦カード)1月13日(土)後楽園で「拳王vs.潮崎豪」GHCヘビー戦
■ノア STAR NAVIGATION 2024
日時:1月13日(土)18:30
会場:後楽園ホール
【全対戦カード】
<第8試合 メインイベント・GHCヘビー級選手権>
(王者)拳王 VS 潮崎豪(挑戦者)
※第43代王者の2度目の防衛戦となります。
<第7試合・8人タッグマッチ>
ジェイク・リー アンソニー・グリーン YO-HEY タダスケ VS マサ北宮 稲葉大樹 近藤修司 宮脇純太
<第6試合・シングルマッチ>
征矢学 VS 大岩陵平
<第5試合・タッグマッチ>
ジャック・モリス LJ・クリアリー VS タイタス・アレクサンダー ヴィニー・マッサーロ
<第4試合・6人タッグマッチ>
イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. ダガ 小川良成 VS 清宮海斗 大原はじめ スペル・クレイジー
<第3試合・8人タッグマッチ>
丸藤正道 杉浦貴 小澤大嗣 大和田侑 VS モハメド ヨネ 齋藤彰俊 小峠篤司 Hi69
<第2試合・シングルマッチ>
谷口周平 VS 佐々木憂流迦
<第1試合・3WAYタッグマッチ>
ドラゴン・ベイン アルファ・ウルフ VS ニンジャ・マック アレハンドロ VS HAYATA Eita
【欠場のお知らせ】
藤村加偉選手は右橈骨骨折のためしばらくの間欠場となります。ファンの皆様、関係各位の皆様には大変ご迷惑・ご心配をおかけいたしますが、何卒ご理解ご了承のほどよろしくお願いいたします。
(全対戦カード)1月17日(水)新宿で「ジャック・モリスvs.タイタス・アレクサンダー」GHCナショナル戦
■ノア SUNNY VOYAGE 2024
日時:1月17日(水)18:30
会場:新宿FACE
【全対戦カード】
<第7試合 メインイベント・GHCナショナル選手権>
(王者)ジャック・モリス VS タイタス・アレクサンダー(挑戦者)
※第10代王者の2度目の防衛戦となります。
<第6試合・10人タッグマッチ>
清宮海斗 大岩陵平 イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. ドラゴン・ベイン アルファ・ウルフ VS ジェイク・リー アンソニー・グリーン LJ・クリアリー YO-HEY タダスケ
<第5試合・タッグマッチ>
ダガ 小川良成 VS HAYATA Eita
<第4試合・6人タッグマッチ>
拳王 小澤大嗣 大和田侑 VS 潮崎豪 小峠篤司 Hi69
<第3試合・タッグマッチ>
杉浦貴 佐々木憂流迦 VS マサ北宮 稲葉大樹
<第2試合・6人タッグマッチ>
丸藤正道 大原はじめ スペル・クレイジー VS 征矢学 近藤修司 宮脇純太
<第1試合・シングルマッチ>
ニンジャ・マック VS アレハンドロ