雪の札幌2日目メインで何が起きた? あわや試合中止の事態からの内藤逆転勝利にSNS荒れる、対抗戦はLIJが鈴木軍に全勝
新日本プロレス札幌2連戦は3日にファイナル。メインでは内藤哲也がタイチを下し、IWGPインターコンチネンタル王座を防衛した。ラスト3試合はロスインゴvs.鈴木軍の対抗戦と謳われたが、LIJが全勝。
・ THE NEW BEGINNING in SAPPORO ~雪の札幌2連戦~ 2月3日(日)15:00 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
“何か”が起きた!? あわや試合中止に場内大混乱!
最後は内藤が粘るタイチを沈めて、インターコンチネンタル王座初防衛!
2.3北海きたえーる大会を新日本プロレスのスマホサイトで独占速報中!
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<第8試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合>
<第20代チャンピオン>
〇内藤哲也
(21分31秒 デスティーノ→片エビ固め)
●タイチ
<チャレンジャー>
※内藤哲也が初防衛に成功。入場時、タイチは専属ディーバであり、同じく北海道出身のあべみほ嬢と共にゆっくりと花道を進む。続いて白いスーツ姿の内藤がベルトを携えて入場するも、背後から飯塚が脚立で攻撃。慌ててヤングライオンが制止に入るが、お構いなしで飯塚は脚立を内藤のノドに押し当てていく。リング上ではタイチが「俺は知らない」とばかりに両手を広げてポーズ。
飯塚は脚立でヤングライオンを蹴散らす。ここでタイチが花道で内藤を捕獲。そこに飯塚が脚立で一撃。さらにタイチは内藤に花道でブラックメフィストを炸裂。
(中略)
内藤はヤングライオンに背負われて、退場通路へ。タイチは「試合できねえんだろ? 俺がチャンピオンだな?」と息巻く。
(中略)
ここでリングアナから「内藤選手はドクターチェックを受けているので、いましばらくお待ちください」とアナウンスが流れ、場内は「内藤」コール。
戻ってきた海野レフェリーは、試合は無理とばかりに手でバッテンポーズ。菅林会長の姿も見え、レフェリーと協議へ。そこに三澤トレーナーも加わる。
(中略)
ここで苦悶の表情の内藤が、BUSHIの肩を借りながら登場。三澤トレーナーは止めに入るが、内藤は突っぱねて歩を進める。菅林会長も内藤に心配そうに話しかけるが、内藤はリングに上がる。
内藤はゴングを鳴らすように要求。タイチは首を横に振りながら不敵な笑み。ここで試合開始のゴング。
あわや試合中止の事態からの内藤逆転勝利にSNSが荒れた。
内藤の逆転勝利に感動したという声もあるし、「どういうオチをつけるの?」と斜に構えたファンを楽しませたとも言えた。一方で、主催者サイドが中止をチラつかせたほどにダメージを負った内藤。試合をするにつれ立ち直り、ついには勝利という展開はスッキリしない。“雪の札幌で事件が起きる”というプロモーションとの連動、クリス・ジェリコ劇場からのインスパイアはあったのだろうが。
レスラーの美談に仕立てたり、無理な仮説を説く必要はない。スッキリしないときはそう言えばよいと思う(言い方は気をつけるとして)。ビギナーであれベテランファンであれ。
ある程度は「実際のところはどうだったんだろう」というグレーゾーンを含みつつ楽しむものがプロレスだ。乱入や椅子攻撃に異を唱えつつ、毒霧を許容するのは突き詰めるとおかしい。グレーゾーンのどこまでをアリにするかは団体サイドとファンが会話しながら形成され、プロレスが形づくられていく。
グレーゾーンを忘れさせるほどの熱狂をもたらすのが、プロレスでの「よい試合」である。よくないのが、プロレスをやっている側がファンのグレーゾーンに甘えてしまうこと。
こまかな日本文化を理解するファンを抱え、多岐にわたる展開を盛り込む新日本。なぜ試合前後の乱闘劇ではリアリティのない雑さが放置されるのか。トレーナーや会長の登場、入場後に控室へいったん退場という“上塗り”により、ファンの感情はさらに逆撫でされる。この試合で始まった話ではないが、ビッグマッチ2連戦のメインという“後ろの試合でのフォローがきかない”ところでの話となったため、SNSも荒れた格好だ。このブログも一意見として書き留めて置ければと思った次第。
ビギナーファン受けするグッズ開発やメディア戦略があったとしても、コンテンツの詰めの甘さは致命傷になり得る。札幌2連戦は好試合が盛りだくさんだったのではあるが、「終わりよければ~」の逆バージョンだったというのが正直なところだ。
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