株主総会でメイ社長「退任は会社が決定したこと。私はまっとうしたかった」
27日、株式会社ブシロード(新日本プロレスの親会社)の第14期定時株主総会が行われた。新日本のハロルド・ジョージ・メイ社長が正式に退任するタイミングとしても注目されていた。
※記事に当初「役員交代リリース上での株主総会予定は23日だったが、27日に変更となったようだ」と記しましたが、23日に新日本プロレスの株主総会が行われており、27日がブシロードのものでした。訂正いたします。
【😭ファンから感謝相次ぐ😭】
愛されたメイ社長が2年半で退任 新日本に過去最高売上をもたらす#新日本プロレス #njpw #ブシロード #メイ社長 #メイ社長ありがとう
ブシロード取締役も退任。ストック・オプション株は失効で退職慰労金贈呈へ
⇒https://t.co/gTZWDAQkbb pic.twitter.com/JFUQM9XDRd
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) September 30, 2020
「メイさんが退任するが理由は。リアルでもひとことほしい」との質問が出る
昨年に引き続いて、すずき📊ブシロード株主総会📈さん (@michsuzu) / Twitter がTwitterで速報している。ブシロードからも後日、IRサイトに書き起こしがアップされる予定だという。
プロレスに関しての答弁より。
会場の中野サンプラザに来た。入り口ではアルコール消毒と検温。ソーシャルディスタンスをとって、席数は130ほど。昨年会場のハイアットリージェンシーより多いかも
今年の総会としては珍しく、帰りにお土産をもらえるらしいので、対策した上でのリアル開催推進モードなんだな #ブシロード株主総会 pic.twitter.com/hVtzRtqoT5
— すずき📊ブシロード株主総会📈 (@michsuzu) October 27, 2020
Q(すずき) プロレスについて。これは意見だが、木村花さんが亡くなられたが、労災からダメになる企業をよくみるのでしっかり対応してほしい。質問は新日本プロレス社長のメイさんが退任するが理由は。Webでコラムもあったが、リアルでもひとことほしい
#ブシロード株主総会 https://t.co/yoriBPQzeu— すずき📊ブシロード株主総会📈 (@michsuzu) October 27, 2020
橋本義賢ブシロード社長、新日本のメイ社長が答弁
メイ:今回退任する理由だが、自分の意志ではない。会社が決定したこと。私は職務をまっとうしたかった。できれば一生ここで働きたかったのが本心。そのほかはプレスリリースやコラムに書いた通りです #ブシロード株主総会 https://t.co/PnBtirTyN6
— すずき📊ブシロード株主総会📈 (@michsuzu) October 27, 2020
橋本義賢ブシロード社長、新日本のメイ社長が答弁。
橋本社長は「メイさんの退任は、株式上場、全社的なコンプライアンス強化、新日本プロレスの社会的プレゼンス強化という当初目的を達成したということで、このタイミングでの退任となった」と回答。
メイ社長本人は「今回退任する理由だが、自分の意志ではない。会社が決定したこと。私は職務をまっとうしたかった。できれば一生ここで働きたかったのが本心。そのほかはプレスリリースやコラムに書いた通りです」としている。
メイ社長には納得いかない点もあったようだが、大人の対応にとどめたといったところ。
新型コロナウイルス感染防止でエンタメは苦しいが、業績との関連では語られず。この日に説明された側面もあっただろうが、お金への言及となってしまっては生々しくもなる。億単位とも言われるメイ社長の報酬にも当然触れられることはなかった。
大張高己(おおばり・たかみ)新社長インタビューが東スポに掲載
27日には大張高己(おおばり・たかみ)新社長のインタビューもアップされている。
■【新日本】大張新社長が表明 1・4&5東京ドームにリミット2万人入れる!!
新型コロナウイルス禍で苦境が続く中で団体のかじ取り役を任され「全体的には暗いトンネルの中だけど、成長の芽も見つかってきている。トンネルを抜けたときには、いまだかつてない強くて大きい新日本プロレスになると思っています」と言い切る。
動画配信サービス「新日本プロレスワールド」の会員数は過去最高水準に達し、国内外のECサイトも好調という側面がある。「興行こそ苦しい状況が続きますが、それ以外の数字をさらに伸ばして、コロナがなかったらできなかった水準にもっていく。数字がどうこうは言えないんですけど、10億くらいのステップで考えています」
2日連続開催が発表された来年1月4、5日東京ドーム大会についても「2万人前後になるでしょうが、リミットいっぱい入れたいです。リングの中はしっかり選手に任せますけど、その輝き、価値を何倍にもして世の中に伝えたい」と目標を掲げた。
前任のメイ氏は積極的に表に出ることで発信を続けてきたが、大張社長はファンの前での就任あいさつを行っていない。「メイ社長はファンサービスにたけてましたよね。でも私はバレーでセッターだったんです。セッターで大事なことは人を輝かせること。そういう気質なんです。黒子、サポートに徹したい。限られた時間なので、スポットライトは選手に向けてほしいかな」。新社長の手腕に注目だ。
(東スポ)
メイ社長との対比では「黒子、サポートに徹したい」との言葉が。プロ野球での東京ドームは10月現在1万9000人収容だが、現在の計画としては同レベルの観客数を入れるという意図のようだ。