3・31両国予定の新日が会場と協議へ 問われる自粛要請後初1万人興行
全国で新型コロナウイルス感染防止のための取り組みが続いている。
政府がイベントの中止等を要請した2月26日からもうすぐ1か月。当初には「今後2週間」との言葉があったこととは裏腹に、19日の政府専門家会議からは大規模イベントへの慎重な判断が求められ、注意事項が示されるに至った。
「注意事項を守りつつ、慎重に開催を判断」したということになる。プロレス界は、20日より本格的な“再開”となった。
■DDT⇒3・20後楽園
※検温で37.5℃以上なら入場お断り。
■ノア⇒3・21前橋、3・29後楽園
※後楽園では検温で37.5℃以上なら入場お断り。
■スターダム⇒3・24後楽園(予定通りの開催を20日発表)
※検温で37℃以上なら入場お断り。マスク全員配布。
■全日本⇒3・23後楽園
※検温で37.5℃以上なら入場お断り。
■新日本⇒3・31両国国技館(予定)
20日、東スポがプロスポーツ界、プロレス界の対応を一面で取り上げている。
・ プロレスはコロナに屈せず強行突破 野球、サッカー、ゴルフは再開断念しても! 東スポのプロレスに関するニュースを掲載
各スポーツ競技の早期の再開は難しそうだ。新型コロナウイルスに関する政府の専門家会議(19日)が公表した新見解は、大規模イベントの開催について「慎重な対応が求められる」とし、4月上旬の再開を見据えてきたプロ野球やJリーグなどの各団体は、事実上見直しを迫られることになった。一方でプロレス界は独自路線を貫く構えだ。
新型コロナウイルスに関する政府の専門家会議は、大規模イベントを開催する場合に主催者や参加者が注意すべき事項を示した。感染リスクに対応できないなら「中止や延期をしてもらう必要がある」と強調。4月10日の開幕を目指していたプロ野球をはじめ、4月3日に再開予定だったJリーグ、今季大会を自粛してきたゴルフなどの各競技団体は、通常開催の時期を慎重に見極める必要がありそうだ。
専門家会議では、あくまで「主催者や参加者の判断」としつつも実施には細かな“ルール”を設定。体温測定や症状の有無を確認し、具合の悪い人は参加を認めないように要請。感染が広がっている国を14日以内に訪れた人も参加すべきではないとした。体調不良の人が無理して訪れるのを避けるため、キャンセル代について配慮が必要だと指摘した。
会場では手洗いする場の確保、手で触れる場所の消毒などの徹底を求めた。入場者数を絞り、互いに一定の距離を保つなど密集しないようにする必要性を強調。声援などで大声を出すことは避け、屋内の場合は適切に換気するべきだとした。
となれば、数万人規模のファンが集結するプロ野球の観戦は事実上、不可能となる。日本野球機構(NPB)は23日に12球団代表者会議を開き、新たな開幕日を検討するが、先行きは見通せそうにない。Jリーグの村井満チェアマン(60)は25日に再開の判断を下す予定だったが、今回の“指針”で再延期は決定的。ゴルフ界も今週中に今後の見通しを示すが、自粛を続けるとみられる。
3・31両国国技館大会予定の新日本プロレスが会場と協議へ。
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