
目には目を歯には歯をOZAWA vs.KENTAに数え唄の予感 国技館観衆4521人
3日、ノアが『LINEヤフー Presentsプロレスリング・ノア25周年記念大会 MEMORIAL VOYAGE 2025 in KOKUGIKAN』両国国技館大会を開催した。
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面白くて凄くて強いOZAWAにどう向き合う? 次期挑戦は清宮。拳王、憂流迦も候補
<第9試合 メインイベント・GHCヘビー級選手権試合>
〇(王者)OZAWA(TEAM 2000X)
26分45秒 Real Rebel → 片エビ固め
●(挑戦者)KENTA
※OZAWAが4度目の防衛に成功
OZAWAがブレイクダンスを披露しようとすれば、KENTAが阻止。これには観客がブーイング、ヒールであるはずのOZAWAが支持される展開に。そのあとKENTAが逆にダンス披露というオマケがつく。しかし試合がさらに進んだところで、OZAWAはKENTAをロープに固定。万全の状況をつくってOZAWAがノビノビとリング中央でブレイクダンスだ。これにはKENTAが悔しがる。
KENTAがブサイクへの膝蹴りで躍動する。OZAWAが同じ技でやり返す場面も。OZAWAはこの日、KENTA得意のGAME OVER(フェイスロック)まで繰り出して見せた。オフザケでスルーしがちなOZAWAが張り手でKENTAとやり合う場面も見どころだった。
会見の舌戦もそうだが、試合で言うと得意技&ダンスでの張り合い、張り手応酬。OZAWAとKENTAの「目には目を歯には歯を」を、ファンは楽しんだロードトゥ両国&当日ではなかったか。OZAWA vs.KENTAという名勝負数え唄が始まったのではないかという予感さえした。ノア再入団のKENTAが引き出しを開けてみせたのだ。
かくして両国国技館には4521人が集結する。これは2024年のノア5月両国を約1000人上回る数字。なんと元日武道館の観衆5088人にも肉薄した。さらに会場には、間違いなくビッグマッチの熱量が充満していた。両者への声援、拍手、コールが交錯する。「いいプロレスを観たなぁ」という実感をもって、観客は帰路に着いていたように思う。
これでOZAWAはV4。面白くて凄くて強いOZAWAにどう向き合うか。それがOZAWAの防衛ロードで問われていく。次期挑戦者に清宮海斗が名乗りを上げたが、観客はブーイング。機運は感じられないということだろうが、その状況で清宮が何を見せるかが問われる(5・18後楽園で挑戦が決定)。
さらに防衛となれば、まだ挑戦していない拳王、この日にタッグ王座を獲得した佐々木憂流迦らが挑戦者候補となって来る。KENTAがこの日、OZAWAとマルチに渡り合ったわけだが、同じようなマルチさという点では拳王に期待が集まる。憂流迦戦は噛み合うのか凡戦になるのか、未知数なところに魅力がある。
OZAWAはV4以降にどこまで防衛ロードで魅了できるか。見据えるはあの“快挙”になる。
【ノア両国3日(土祝)15:00ゴング】
OZAWAが4度目防衛戦 15年ぶり“新日本以外”プロレス大賞MVPあるのか#OZAWA #noah_ghc #NOAH25th
年末選考会時点でデビュー3年3か月。新人賞対象にはギリギリ入る・入らない!? pic.twitter.com/thf5GYpnHE
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) May 3, 2025
(マイク)
清宮「ブーイングしたくなる気持ちもわかるんですが(ブーイングがさらに大きくなる)。喋れないよ。ちょっと…ちょっと聞いてもらってもいいですか(拍手)。OZAWA、お前の前に立つの久しぶりだよな。ずいぶん好き勝手やってるみたいだけど、俺はお前がやってることもノアだと思ってる。お前を見にこれだけたくさんのお客様が集まってくださってる。こんなにも盛り上げてくれてありがとう(素直な清宮に拍手)。
ただ!! お前のようなモンスターを倒すのはこの俺だよ(拍手)。ベルトを獲り戻して俺が方舟を引っ張っていく。GHCチャンピオンOZAWA、お前に挑戦するのは清宮海斗だ!!」
OZAWA「おい、今の俺はめっちゃ清宮と間近だ。わかる、こいつ今、目に涙がめっちゃ溜めてる(観客笑い)。おい、めっちゃ聞いてるぞ。お前は方舟継承という、いまいち誰もピンと来てない試合に勝っただけ。なのにGHCのベルトに挑戦できると思っているらしい。しかしお前も物好きだな。絶対にブーイングされるってわかってる状況で出てきたんだからな。ブーイングってめっちゃ気持ちいいんじゃないかな。お前もエクスタシー感じなくなっちゃったのか。そうか、お前も実はこっち側の人間だったかな。いいよ、いいよ、次の後楽園で懸けてやる。お前に最高のエクスタシーを、エクスタシーを、感じさせてやるよ。じゃあもう帰って。
KENTA、昨日の記者会見はめっちゃ喋ってくれてどうもありがとう。すごくエクスタシーを感じたぞ。しかしやっぱり口だけの男だったなKENTA。試合になるとやっぱり動けなくなった。ロートルでしかない。清宮との消化試合のあと、ロートルたちも挑戦してきていいぞ。ザ・リアルレベル!!」
(バックステージ)
バックステージに入ったOZAWAは「(KENTAは)いつも口だけ。リングの上でやっぱり出ちゃうんだよね、動けないところが。口だけは立派だから、これからもバックステージでみんなを喜ばせて。次の挑戦者は清宮。お前また暴露されたいのか、おい、まだあるぞ、お前のネタ。楽しみだな」とKENTA&清宮に言いたい放題だった。
清宮「思ったよりも来ましたね、ブーイングが。まあ自分はエクスタシーを感じたりはしたいんですけど。ブーイングも声援も全て受け止めてOZAWAの前に立ちたいと思ってます。それと最近、今日もですね、ちょっと思いましたが、OZAWA疲れてきてるんじゃないか、疲れが見えてきてるんじゃないの。GHCのベルトって重いでしょうね。ベルトを取り返すのは自分ですよ。OZAWAを倒してからが方舟継承のスタートだなと思ってるんで。一発で獲りますか」
KENTA「こういう結果になっちゃって、応援してくれた人に残念な気持ちにさせてしまった。あいつが言うように、口だけの男になってしまった。けども!! 俺自身まったく心折れてないし、今日はこうやってメインイベントという舞台に帰ってこれたこと、それだけは嬉しく思ってるし。また、これから心折れることなく、またもう一度上を目指してやりたいと思ってます。次はあいつを口だけの男にするのは俺」
[この歳になってムキになれる若いやつがいる事嬉しく思います。このままで終わると思うなよ若造]
この歳になってムキになれる若いやつがいる事嬉しく思います。
このままで終わると思うなよ若造。以上おじさんの強がりでした。
応援&ブーイング最高でした。
ありがとう。— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) May 3, 2025
(大会結果)MEMORIAL VOYAGE 2025 in KOKUGIKAN 5月3日(土祝)両国国技館
■LINEヤフー Presentsプロレスリング・ノア25周年記念大会 MEMORIAL VOYAGE 2025 in KOKUGIKAN
日時:5月3日(土祝)15:00 ※ダークマッチ14:40
会場:東京・両国国技館 観衆4521人(主催者発表)
※WRESTLE UNIVERSE にて生配信
<ダークマッチ・シングルマッチ>※ダークマッチは14:40〜開始
〇菊池悠斗(情熱RATEL’S)
9分24秒 カオスブレイク → 片エビ固め
●小田嶋大樹
<第1試合・GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合>
(王者組)AMAKUSA ●宮脇純太
11分37秒 サンタマリア → エビ固め
(挑戦者組)〇ドラゴン・ベイン アルファ・ウルフ
※あまみやが2度目の防衛に失敗、ベイン組が第63代王者となる
<第2試合・10人タッグマッチ>
マサ北宮 谷口周平 近藤修司 アレハンドロ ●カイ・フジムラ
9分56秒 キルスイッチ → エビ固め
モハメド ヨネ 藤田和之 〇小峠篤司 大原はじめ ブラックめんそーれ
<第3試合・シングルマッチ>
●HAYATA(情熱RATEL’S)
9分03秒 十字固め
〇タダスケ(TEAM 2000X)
※レフェリー:ジャッジメント征矢
<第4試合・GHCナショナル選手権試合>
〇(王者)ガレノ(ALL REBELLION)
5分28秒 ガレノスペシャル → 片エビ固め
●(挑戦者)サクソン・ハックスリー(情熱RATEL’S)
※ガレノが初防衛戦に成功
<第5試合・GHCタッグ選手権試合>
(王者組)●ジャック・モリス ダガ(TEAM 2000X)
13分24秒 変型胴締めスリーパーホールド → レフェリーストップ
(挑戦者組)拳王 〇佐々木憂流迦
※モリス組が初防衛戦に失敗、拳王組が第70代王者となる
<第6試合・GHCジュニアヘビー級選手権試合>
●(王者)Eita
13分08秒 バンブードラゴンフライ → エビ固め
〇(挑戦者)YO-HEY(情熱RATEL’S)
※Eitaが4度目の防衛に失敗、YO-HEYが第58代王者となる
<第7試合・スペシャルタッグマッチ>
〇秋山準(DDTプロレスリング) 杉浦貴
16分49秒 スターネスダストα → 片エビ固め
●遠藤哲哉 オオワダサン(TEAM 2000X)
<第8試合・25th ANNIVERSARY SPECIAL 方舟伝承シングルマッチ>
●丸藤正道
16分57秒 ダイビングエルボードロップ → エビ固め
〇清宮海斗(ALL REBELLION)
<第9試合 メインイベント・GHCヘビー級選手権試合>
〇(王者)OZAWA(TEAM 2000X)
26分45秒 Real Rebel → 片エビ固め
●(挑戦者)KENTA
※OZAWAが4度目の防衛に成功