3人だけどコズエンやあらへんで・・・!? 絶対に笑ってはいけない前哨戦
レッドスターズ・スペシャル6人タッグマッチ
<5★STAR前夜祭 レッドスターズ・スペシャル6人タッグマッチ>
白川未奈
スターライト・キッド
〇ジュリア
23分10秒 ノーザンライト・ボム→片エビ固め
●鹿島沙希
渡辺桃
岩谷麻優
白川未奈を含む3人だけど、コズエンではありません。白川&ジュリアに「いけ~」と荒々しく先発を強要されるキッド。
そんな~。白川が連係で岩谷麻優のドロップキックを横殴りで食らう。
チックショー。チームみんなでロメロスペシャルよ、大集合~とばかりに白川が号令。
せ~の!!
ジュリアは持ち上がらず失敗、キッドはそのまま転がり失敗。このあと白川からお仕置きされました、トホホ。
ジュリアに奮起を促した白川だが、、、
バッチ~ン!! そんな(涙)
とはいえ強引に勝ち名乗り。白川しか笑っていない、、、
【バックステージ】
ジュリア「味方も全員敵。私が勝ったということで、おまえらとは何もかも違うんだよ。覚悟も気持ちも。全員ぶっ潰して5★STARは私が優勝して、夏にピッタリなジュリア様を見せてやりたいと思います。アリベデルチ、またな」
白川「いや、今日、絶対ね、私が起死回生カットいってなかったら、ジュリア絶対負けてたよ。私カットいったのに、ビンタしてロープ飛ばしましたね。飛ばしましたね?」
ジュリア「(白川の髪をつかむ)だってさ、殴りたくなる顔してるじゃん、こいつ。でもね、その前にアンタがやったこと忘れるなよ」
キッド「ごちゃごちゃうっせえんだよ」
ジュリア「しゃべりたいことあるならしゃべれよ」
キッド「テメエ、気持ちも覚悟も違うとか言ってるけど、何がうちらの気持ちをわかってるの」
ジュリア「おまえはな、ビービービービー、ウナギと一緒なんだよ。言ってることが」
キッド「ウナギと一緒にするんじゃねえよ」
ジュリア「一緒なんだよ、中身がねえんだよ」
キッド「オマエ初戦、今日と同じ結果にはなんねえぞ。覚悟しとけよ。(白川に)オマエもだ」
キッドが退席。
ジュリア「またな」
ジュリアが退席。
白川「…はい、きょうは3人で勝利しました! この勢いで5★STAR GP優勝狙いにいきまーす! デリシャース、、、」
「、、、ウーンマ!」
サイコロジーが止まらない。スターダムがユニットシャッフルのお手本やり切る
「ユニット違いの選手たちが仲良く組むってオカシイ」と思ったとしたら頭がカタイ。プロとしての姿勢(組まれた試合は全うする)と感情(因縁関係)の間でのリアルをどう表現するか。その描き方(サイコロジー)が選手に問われ、ファンもその技量を評価しつつ、起きたことを楽しむわけだ。
どうだろう? 組みながらも対立しあっている。パートナーに気合いを入れているんだか攻撃しているんだかわからない。試合途中でパートナーを間違えることもあるよな。などなど。
プロレスだったり、ユニット対立だったり、個々のキャラクターだったり。レスラーにはそれぞれへの深い理解が問われるし、それを表現するうえで「絶対に笑ってはいけない」局面もある。
ボクなんかは、もともとこういうのを新日本プロレスがやるべきだと思ってました。オカダ・カズチカ&内藤哲也組が年に1度とかあってもいいじゃないかっていう。オカダがレインメーカーポーズを決める前で、内藤が前転でフレームインして腕枕&目玉ポーズなんて面白いと思うよ。
凝り固まった思考範囲の中だけでプロレスを回していませんか!? そういうのはやる側にも観る側にも常に問われている。スターダムの殻の破り方というのは先進性があり刺激的。“おっさんファン”も増えているわけだが、けっこう凝り固まっているものを「そうかぁ、そうもっていくものこそプロレスだよなぁ」とUPデートさせてくれる快感がスターダムにはあるからなんである。
それが、プロレスの楽しみでしょうよ。ファンが増えている団体には、きっちりとした理由があるのだ。正直、観客は翌週の横浜開幕戦に流れるだろうなと勝手に思ってました。なのに、後楽園満員。この勢い!!
・・・おいおい、コズエン寄りレポートではなくなってきたぞ、とお叱りを受けそうだが、大事なのはココ。この記事でのショット集振り返りを見ても明らか。こういったスターダムならではの刺激的プロレスの一翼をコズエンが担い、他レスラーからしっかりとネタにされているのは嬉しいことなのだ。
次は横浜でお会いしましょう。デリーシャース、ウ~~ンマ!!